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モーター スポーツ コラム 2019年11月29日

中嶋大祐が現役引退、苦労人がラストランで手にした“最後のご褒美

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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引退宣言直後のトークショー開演前・舞台裏。かつてスーパーフォーミュラ、SUPER GTでしのぎを削り合ったロイック・デュバルと話こむ姿が印象的だった。


誰もが予想していなかった発表にサーキットに来ていた関係者のみならず多くのファンも驚いた様子だったが、それと同時に“大祐に最後は良いレースをしてほしい”と注目度が一気に増すことになった。

引退宣言から5時間後に行われたレース2の決勝。スタート前のグリッドウォークでは多くのドライバーや関係者が大祐のところへ声をかけにきた。なかにはSRS-Fの同期だった山本尚貴や、今回レース2をともに戦う兄・一貴の姿もあった。そして何より印象に残ったのがグリッド紹介。大祐の名前がコールされると、グランドスタンドは一番の拍手と歓声に包まれた。いかにサーキットに来ていた多くのファンが彼の最後の走りに注目していたかが、一瞬にして理解できた。

「やっぱりグリッドの時が『これが最後なんだ……』と感じることが多かったです。お客さんの声援も嬉しかったですし、けっこう“ジーン”とくるものはありました」

そう語った大祐はマシンに乗り込み、自身のラストレースに向かった。決勝では前半こそタイヤをセーブしていたこともあり慎重な走りを見せたが、残り10分を切ってからのレース終盤では迫り来るライバルに対して一歩も引かない走りを披露。特に最終ラップの小林可夢偉とのバトルではパッシングをしながら接触寸前のところまでクルマを寄せていく走りを見せた。

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