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モーター スポーツ コラム 2019年9月24日

SUPER GT第7戦レビュー:またしても天候に翻弄された決勝レース。初めて尽くしの優勝を飾ったのは……

SUPER GT by 秦 直之
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タイヤ選択を的中させたARTA NSX GT3が序盤から一気に逃げる

GT300でもスタート時に選んだタイヤで、一気に明暗が分かれることとなる。ポールポジションのSUBARU BRZ R&D SPORT、3番手のHOPPY 86 MCはドライタイヤを選んでいたが、当然のごとくSCの先導が終わると、大きく順位を落とすことに。1コーナーで早くもARTA NSX GT3の高木はトップに立ち、HOPPY 86 MCの佐藤も鋭い加速が許されなかったことで、後続に蓋をした格好だったため、1周回ってスタンド前に戻ってきた時には、実に10秒のリードを確保していた。

2番手にはリアライズ日産自動車大学校GT-Rの平峰一貴がつけ、3番手はエヴァRT初号機X Works GT-Rのショウン・トン。グッドスマイル初音ミクAMGの片岡龍也が4番手に。しかし、トップを行く高木は逃げていき、そういった後続集団を寄せつけず。その中で勢いがいいのが片岡で9周目にはトンをパスして、11周目には平峰も抜いて2番手に浮上。

14周目、LEON PYRAMID AMGが3番手に浮上。前回から監督に就任した黒澤治樹に代わって起用された菅波冬悟が、予選13番手から激しい追い上げで、早くもその位置まで浮上。2戦目にして、この速さは驚異的とさえいえよう。やがて片岡の背後に着くようになるも、なかなか抜き去るまでにはいかず。ようやく前に出たのは35周目。

だが、それから間もなくカルソニックIMPUL GT-Rのコースアウトがあったことから、やがてSCが入ると判断。トップのARTA NSX GT3ともどもLEON PYRAMID AMG、グッドスマイル初音ミクAMGがピットイン。案の定、SCが導入されたから、ロスを最小限にできた、この3台が絶対的なマージンを確保することとなった。これでARTA NSX GT3は大量のリードを失ったものの、リスタート後は福住が何事もなかったかのように逃げていく。2番手には蒲生尚弥を抜いた谷口信輝が浮上する。

その谷口は一時、福住の背後にまで迫ったが、実はARTA NSX GT3は燃費走行を強いられていた。ペースを合わせる余裕を見せられては、グッドスマイル初音ミクAMGになす術はない。その後、ガソリンが保つことが明らかになると福住は再びペースアップ。やがて、一人クルージングを楽しむようになっていく。片岡もまた単独走行に。

対照的に激しくなっていったのは、LEON PYRAMID AMGの蒲生とリアライズ日産自動車大学校GT-Rのサッシャ・フェネストラズによる3番手争いだった。だが、それ以上の速さを見せていたのが、K-tunes RC F GT3の阪口晴南だった。新田守男との交代はSCラン後とあって、上位陣との差を広げてしまっていたが、路面とタイヤのマッチングにはどのクルマより優っていた様子。68周目にフェネストラズを軽く接触しながらも、さらに69周目には最終コーナーのアウトから蒲生をかわして3番手に躍り出る。予選18番手だったから、実に15台をかわしてきた格好だ!

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