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モーター スポーツ コラム 2019年9月24日

SUPER GT第7戦レビュー:またしても天候に翻弄された決勝レース。初めて尽くしの優勝を飾ったのは……

SUPER GT by 秦 直之
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52周目のヘアピンで牧野は、MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生をかわして、ついに3番手に浮上。その頃、平川とマコヴィッキィとの差は2秒を切るまでに。ここまでタイヤ無交換のKeePer TOM’S LC500は大きくグリップを失っており、54周目にはマコヴィッキィに1コーナーでトップを奪われてしまう。また、その直前にはRAYBRIG NSX-GTも再度タイヤ交換を強いられていた。そして牧野もまた、55周目の1コーナーで平川を抜いて、2番手に浮上。

苦しむ平川に対し、山下は8番手。もちろんペースに勝るのは山下だ。57周目には平川は松田にも抜かれ、4番手に落ちたのに対し、山下は前を行く2台の後ろ姿が見え始める。やがて背後に食らいつくまでとなるのだが、なかなか抜き去るまでには至らない。どうやら山下は、コンディションにフィットしたタイヤを装着できていたわけではないようだ。ようやくひとつ順位を上げたのが67周目。74周目にWAKO’S 4CR LC500が6番手に上がったのに対し、なんとかKeePer TOM’S LC500は4番手をキープした。

その間も、トップを行くマコヴィッキィは安泰、勢い十分だったはずの牧野ですら引き離す。最後はModulo Epson NSX-GTに約20秒差での圧勝で、CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが初優勝。LC500勢の新記録となるはずだった6連勝も見事阻止することとなった。平手にとってもマコヴィッキィにとっても久々の優勝となるだけに、ゴール後の喜びようは想像をはるかに超えていた。

「帰ってきました! そしてGT-Rの今季初優勝。僕がSUGOをよく知ることで、タイヤはこれで行こうと判断しましたが、それも大きかったですね。本当にベストな選択だったと思います。正直、今はすごく嬉しいです。今年は本当にすごい決断をして、チームを移ってきたし、初表彰台が初優勝! チームの仕事にも100点満点をつけたいと思います」(平手)

「これまでのバッドラックから、ようやく解放されたね。ここ3戦ぐらいクルマの調子は良かったんだけど、GT500はすごくレベルが高いから、細かいところがうまく噛み合わなくて。やっと勝てて、今は最高の気分だよ。こんなタフなレースの中で、チームもニスモもミシュランも最高の仕事をしてくれたね!」(マコヴィッキィ)

一方、WAKO’S 4CR LC500の大嶋/山下組もランキングトップを死守。KeePer TOM’S LC500の平川/キャシディ組との差は、7ポイント煮詰めるに留めていた。また、首の皮一枚ながら、MOTUL AUTECH GT-Rの松田/クインタレッリ組にも逆転チャンピオンの権利は残された。

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