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モーター スポーツ コラム 2019年9月19日

2019SUPER GT第7戦プレビュー:今年のSUGOは激アツ!!

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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第6戦を終えてレクサス勢がランキングのトップ4を独占。各レースの結果をみても同陣営が第2戦から5連勝中とシリーズを完全に支配している。これに対し、今回のSUGOで一矢報いたいと闘志を燃やしているのが、ホンダ勢、ニッサン勢だ。特に今回期待がかかるのはホンダ勢。SUGOは彼らが大得意としているコースで、昨年も予選・決勝ともにワンツーを独占した。8月に行われたSUGOでの公式テストでも他を圧倒する速さを披露していただけに、今週末はホンダらしい速さが存分に観られるレースが期待できそうだ。

一方、今季未勝利のニッサン勢もここSUGOとの相性は悪くなく、2016年の優勝を始め直近4年間は全て表彰台に絡むレースをしている。今季は序盤戦で速さを見せたものの中盤戦に入ってやや失速傾向だったが、それも第6戦オートポリスでは復調しつつある走りを随所でみせていた。東北の地でニッサンファン待望の今季1勝目が挙げられるか?注目だ。

大混戦のGT300クラス。主導権を握って最終戦もてぎに向かうのは?

一方、GT300クラスはトップ4チームが7ポイント以内にひしめく激戦となっている。ここまで全戦でコンスタントにポイントを稼いできた高木真一/福住仁嶺組のNo.55 ARTA NSX GT3が首位の座を堅持しているが、小暮卓史/元嶋佑弥組のNo.88 マネパ ランボルギーニGT3が5ポイント差で2番手、新田守男/阪口晴南組のNo.96 K-tunes RC F GT3が5.5ポイント差で3番手、平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組のリアライズ日産自動車大学校GT-Rが6.5ポイント差の4番手につけている。4チームともウェイトハンデが半分になったこともあり、これまでは着実にポイントを獲得するレースに徹しているところもあったが、チャンピオン争いで主導権を握った形で最終戦もてぎへ向かうべく、今回のSUGOでは上位を狙って来ることは間違いないだろう。こちらも意地と意地がぶつかり合う激しいレース展開となりそうだ。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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