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モーター スポーツ コラム 2019年9月13日

小暮卓史が小暮卓史について語る小暮卓史のための小暮卓史 「SUPER GT第7戦スポーツランドSUGO」

小暮卓史が小暮卓史について語る小暮卓史のための小暮卓史 by J SPORTS 編集部
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・最後まで悩んだスタート時のタイヤ
予選結果が悪かった分、決勝日の天気は雨になればいいと思ったのは事実です。ちょうど決勝直前、クルマをグリッドにつけたときに雨がぽつりぽつりと降ってきたんですよね。それまでギリギリ降らないでもってたので、88号車はスタートタイヤとしてスリックを着けていたんですよね。いやぁ、しかしながらそれが”イタい”結果になりました。

なにせ、予選でこの順位じゃないですか。ちょっとでもポジションアップするには……、という思いから、スリックを選んだんですよね。雨は降り始めても、まだしばらく路面は濡れないだろう、というね。実際、タイヤを決めて、取り付けたときにはまだ雨は降ってなかったんです。ギリギリまで待って、悩み、スリックを着けた。で、タイヤを着け終えた途端、雨が落ちてきて……(苦笑)。いい方向には進まなかったですね。結局、スタートドライバーの元嶋選手はスリックでの走行を諦め、9周を終えた時点でピットインしました。それでレインタイヤに交換したんです。

ドライバー交代のピットインは30周を終えてから。元嶋選手が着けたレインタイヤと同じコンパウンドのものをリア2本だけ交換しました。ところが、コースインするとさらに雨が強くなってしまい……。さらに軟らかいタイヤのほうが本当は良かったですね。バランス的には問題なかったけれど、全然タイヤそのものが温まらなくて。それに、実は僕、スピンしちゃったんですよ(※2)。前のクルマに接近していて、一瞬アクセルを戻したんですが、そのときに回っちゃいました。

その辺りから、どんどんタイヤが冷えてしまったんです。あのときの状況では硬すぎたましたね。一方で、ヨコハマタイヤ勢の中では路面状況に合っていないタイヤを装着していたにも関わらず、まずまずのラップタイムが出ていたんですよ。それを考えるとあくまでも”タラレバ”の話になりますが、もしスタート時にレインタイヤを着けていれば、上のポジションに行けた可能性はかなり高いと言えます。なので、ほんと悔しい。

・”魔物”に逢ったかも
twitterでは、「SUGOの魔物に遭ったことはない」と言ったんですが、もしかしたら、直接的ではないものの”魔物”に出会ってしまったのかもしれないですね。まぁでも、色んなことが起こるのがレースですからね。だから今回はほんと悔しさしかないですよ。だって、もてぎ戦を前にしてタイトル争いがひと足先に終わってしまいましたから。

やっぱりレースってすんなりいかないですね。今回もいいレースができるチャンスがあったのに、実際はそう簡単には行かなかった。どちらかと言うと、前回のオートポリス戦がうまく行った方。とはいえ、やっぱりレースでは予選順位が大事だとつくづく思います。これがチームとしての課題なのかなとも思いますね。

でも、これを機に、また新たに気合いを入れ直したことは事実です。緊急ミーティングでは、色々とみんなで意見を出し合ったし、それをいい結果につなげたいですね。チームとしても気持ちを一新し、最終戦のもてぎに挑む気持ちでいっぱいです。ガツガツ行きますよ! もう気合いが入ってますから! 最終戦のもてぎでは、僕たちの最高の走りをしたいと思っています。
※1:SUGO大会では、GT300クラスのQ1予選を2組(各14台ずつ)に分けて実施。88号車はBクラスでのアタックで13位に留まり、Q2進出を果たせなかった。
※2:44周目、S字においてスピン。これでポジションを3つ落とす。


まとめ:島村元子
J SPORTS編集部

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