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モーター スポーツ コラム 2019年9月7日

【スーパーバイク世界選手権 第10戦ポルトガル】レイの勢いは止まらないのか?高橋巧も代役参戦

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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ランキング2位はアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)=352点。ルーキーながら14勝を飾っていますが、第7戦・ミサノのスーパーポールレース以来、勝利から遠ざかっており、それ以降は3位表彰台が1回だけ。取りこぼしが多く、レイからは81点もの差を付けられてしまいました。残り12レースあるとはいえ、残りの12レースを全て優勝しても、レイが全て2位に入ればバウティスタは逆転することができません。レイの安定ぶりを考えると厳しい戦いと考えられる条件です。

ランキング3位と4位は接近しています。ランキング3位がアレックス・ロウズ(ヤマハ)=220点、4位がマイケル・ファンデルマーク(ヤマハ)=215点。トップ2からはかなりポイント差があるのでこちらは現実的にはチームメイト同士による年間ランキング3位争いといった様相です。どちらも表彰台からしばらく遠ざかっていますので、そろそろ先ずは表彰台。そして残りのレースで1勝はしたいところでしょう。

ランキング5位はレオン・ハスラム(カワサキ)=202点。6位はトプラック・ラズガットリオーグル(カワサキ)=191点。こちらもその差は僅か11点差という接戦です。片やワークスライダーのハスラムとサテライトチームのラズガットリオーグル。どちらが最終的にランキングが上になるのかも終盤戦の注目どころでしょう。鈴鹿8耐ではラズガットリオーグルには決勝での出番なしでしたが、ハスラムはレースで優勝に大きく貢献。スーパーバイク世界選手権での勢いはラズガットリオーグルにあります。今やどこのメーカーも天才的なレーサーであるラズガットリオーグルは気になっている存在のはずですから、来季の去就も含めて注目したい争いです。

10月末まで続く「スーパーバイク世界選手権」の終盤戦。チャンピオン争いの行方、ランキング争いの行方を大きく決定づけるポルトガルの戦いは見逃せませんよ!

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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