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モーター スポーツ コラム 2019年6月12日

ル・マン24時間プレビューコラム

モータースポーツコラム by 平野 隆治
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さて、そんなレースだが、最高峰のLMP1クラスはTOYOTA GAZOO Racingの2台が今年もレースをリードすることは間違いない。ガソリンエンジンを積むプライベーターたちも、一発のスピードでは速さをもっているのだが、やはり総合力が違う。一昨年までなら、2台のTOYOTA GAZOO Racingに何かトラブルが起きたときには……という可能性もあったが、村田久武代表就任後のTOYOTA GAZOO Racingは考え得る限りのトラブルを潰しており、その可能性は大いに減っている。順当に行けば、連覇は堅いだろう。焦点は、タイトルをどちらが獲るかだ。

もちろんそれ以外も見どころは多い。毎年ヨーロッパ勢とWEC参戦チームが激しい争いを展開するLMP2、そしてBMWとフォードが撤退を発表し、6メーカーによる最後の戦いとなるLM-GTE Proの戦いも見逃せない。


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また、日本人ドライバーが3名参加するLM-GTE Amも今年は注目だ。長年の夢を叶えた星野敏が乗り込む88号車ポルシェ、石川資章が自チームで参戦するMRレーシングの70号車フェラーリ、そして、アジアン・ル・マン・シリーズを勝ち抜き、ル・マン24時間参戦権を掴んだ木村武史とケイ・コッツォリーノを擁するカーガイ・レーシングの3チームの活躍には大いに期待したい。初めてのル・マンとなる星野、木村、コッツォリーノとも、レースウイークの雰囲気を大いに楽しんでいる様子だった。

ちなみに、レース前日の金曜日には、未来のル・マン24時間/WEC世界耐久選手権に関する発表が行われることが予想される。時代の過渡期とも言える今年のル・マン24時間は、さまざまな意味でやはり見逃すことはできないレースとなりそうだ。やはり今年も眠るわけにはいかない。

文:平野隆治

平野 隆治

平野 隆治

1976年横浜市出身。モータースポーツ専門誌、サイトの編集部員を経て、2015年からモータースポーツを中心にした“自称なんでも屋”に転身。SUPER GTは10年以上ほぼ全戦現地で取材をこなしてきた。

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