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さらに今年は多くの新人ドライバーが参戦しているが、そのほとんどがオートポリス未体験。今季フル参戦を果たしているルーキードライバーのうち、ここでレース経験があるのは坪井翔、アレックス・パロウ、牧野任祐のみ。昨年はスーパーフォーミュラに4レース参戦した福住仁嶺も、ここでの走行経験は全くないという。新人たちにとってはハンデとなりそうな週末だ。しかし、思い起こしてみると2017年にはオートポリス初レースだったピエール・ガスリーが先輩たちを抑え優勝し、同じくルーキーだったフェリックス・ローゼンクヴィストが2位に入った。この難攻不落のコースでいきなり好結果を出したことが彼らの評価にもつながり、現在ガスリーはF1で、ローゼンクヴィストはインディカーで活躍している。そういう意味では、ダニエル・ティクトゥム、アーテム・マルケロフ、ルーカス・アウアー、ハリソン・ニューウェイなど、このコースを初めて走るドライバーたちが限られた時間でどう攻略していくのか?是非とも、注目してみてほしいところだ。
そして、まだシーズン2戦目ではあるが、早くもシリーズチャンピオンをかけたターニングポイントになる可能性がある。昨年チャンピオンを獲得した山本尚貴は、実質的な開幕2連勝を飾ったことで流れを掴み、シリーズの主導権を握っていった。同じように開幕戦鈴鹿で優勝したニック・キャシディがここでも勝利すれば、シリーズの流れは彼に大きく傾くことは間違いないだろう。ただ、それを阻止するべくライバルたちもオートポリスでの勝利を狙っているはず。開幕戦同様に最終ラップまで目が離せない戦いが繰り広げられそうだ。
吉田 知弘
幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ
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