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モーター スポーツ コラム 2019年5月15日

【スーパーフォーミュラ第2戦・オートポリス / プレビュー】開幕に続く波乱に?AP未経験者の可能性にも注目

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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予選は非常にコンペティティブで、エンジニアリング面での差がスタート順位に大きく影響するという接戦ですし、スーパーフォーミュラはレース数が7戦しかないシリーズのため、優勝が狙えなくともしっかり着実に上位フィニッシュを続けてポイントを積算していくことがチャンピオンへの可能性を広げていきます。そういう意味では今季もシリーズの核となっていくであろう3人が上位に入ったことで、ライバル達はさらなる速さで圧倒していかないといけない状況に追い込まれたとも言えます。

そんな中でルーキーの中で印象的な走りを見せたのが坪井翔(JMS P.MU CERUMO INGING/トヨタ)です。予選ではQ1のアタック中に第1コーナーでクラッシュを喫し、予選不通過となりながらも18番手から怒涛の追い上げを披露し、最終的には5位フィニッシュを果たしました。坪井のチームメイトでチャンピオン経験者の石浦宏明(JMS P.MU CERUMO INGING/トヨタ)が新車SF19に予想外に苦しむ中、坪井は自らが犯してしまった大きなミスを挽回する走りを見せました。石浦はトラブルに泣く結果になってしまいましたが、チャンピオンチームである「CERUMO INGING」としてはポジティブな方向性が見え始めているとのことで、第2戦オートポリス以降は要注目でしょう。

そして、戦略面でピットインするタイミングを失った小林可夢偉(KCMG/トヨタ)もレースペースの速さでは非常に印象的でした。最終ラップのピットイン、タイヤ交換で9位にドロップし、ポイント獲得はなりませんでしたが、やはり今季も目が離せないドライバーと言えるでしょう。

開幕戦はデータ的にはある程度揃った中で相次ぐセーフティカーがその運命を分ける形になりましたが、今回のオートポリスは合同テストなしのブッツケ本番ですから、さらに荒れるレース展開になる可能性もあります。まず何と言ってもオートポリスはコーナリングスピードが高く、アップダウンも激しいハイスピードコースであること。ドライバーの身体にかかる負担が大きく、ミスが誘発されやすいとも言えます。

そんな中で今季はルーキーが多く、外国人ドライバーを中心にオートポリス未経験の選手が多いのも特徴です。昨年からスポットで参戦していた福住仁嶺(Docomo DANDELION/ホンダ)もオートポリス戦は阪口晴南が乗ったのでスーパーフォーミュラでの経験はなし。それだけでなく、福住は下位カテゴリーでも経験がないということで外国人ルーキー達と環境としては同じです。

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