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モーター スポーツ コラム 2019年5月10日

【スーパースポーツ世界選手権 第5戦イタリア/プレビュー】カリカスロ、地元でチームメイトを凌駕できるか?

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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そんな中、前戦・アッセンで優勝した「Evan Bros. World SSP Team」のフェデリコ・カリカスロはイモラで注目のライダーと言えるでしょう。カリカスロはイタリア出身の23歳の若手で、2016年から「スーパースポーツ世界選手権」に参戦し、シーズン5年目です。2014年にはTSRのマシンでMoto2にワイルドカード参戦した経験があるライダーで、2016年の「スーパースポーツ世界選手権」デビュー時はホンダCBR600RRに乗っての参戦でした。

2017年からヤマハにスイッチ。デビュー2年目のタイラウンドで初優勝を飾りますが、勢いの反面、リタイアも多く、成績は安定しませんでした。激しいレース展開が魅力の「スーパースポーツ世界選手権」ですが、勢力図としてはほぼワンメイクに近い状況であるため、チャンピオンを獲るためにはやはり安定して上位でフィニッシュし続けることが大事。2018年はリタイアの数も減りました。

チームを移籍した今季のカリカスロの走りを見てもわかる通り、今季はアグレッシブに攻めながらもきっちりとリザルトを持ち帰るレースを続けています。3戦連続で3位を得ての第4戦・アッセンでの勝利は今後、チャンピオン争いという意味では非常に大きな意味を持つものになるでしょう。カリカスロがそれを活かすもどうするも、今回のイモラ次第。昨年は2位表彰台を獲得したイモラで今年は優勝を飾ることができるかどうか。連勝となれば一気に勢いに乗って行きそうな気がします。

激しさを増すクルメナッハー、カリカスロの「Evan Bros. World SSP Team」のチームメイト同士による戦い。今回もドラマチックな展開がレースで見られるでしょうか。

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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