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モーター スポーツ コラム 2019年5月10日

【スーパーバイク世界選手権 第5戦イタリア/プレビュー】バウティスタ連勝街道でドゥカティのお膝元へ

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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その要素の一つがイモラはMotoGPが開催されていないサーキットであること。「スーパーバイク世界選手権」のライダーとして過去7シーズンを戦い、イモラで4勝しているチャズ・デイビス(ドゥカティ)に対し、MotoGPのグランプリサーカスを戦ってきたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)はイモラのレースはおそらく未経験。そんな中でデイビスとバウティスタの位置関係、特にデイビスのリザルトというのはその答えを導き出すヒントになるかと思います。バウティスタが連勝街道を続けて、デイビスがトップ争いに加われないとなると、ドゥカティに対する極端な性能調整は期待できないかもしれません。そうなったらライバルはライダー達が頑張るしかないというところです。

とはいえ、止められないバウティスタの速さにライバルは完全に白旗状態。彼らの頭はすでに来季、あるいは夏の「鈴鹿8耐」に向いているかもしれません。大きな話題としてはカワサキがワークス体制「Kawasaki Racing Team」として鈴8耐に参戦することになりました。ジョナサン・レイとレオン・ハスラムが参戦するだけではなく、トプラック・ラズガットリオーグル(カワサキ)というスーパーバイク世界選手権のライダー3人による体制。監督もスーパーバイク世界選手権のカワサキワークスを率いるギム・ロダが就任するとあって、スーパーバイク世界選手権のカワサキワークスがそのまま鈴鹿8耐にやってくるという感じです。

昨年は3月の速い段階でジョナサン・レイの鈴鹿8耐参戦を発表したカワサキでしたが、今季は4月にずれ込んだ。しかも、ワークスとしての参戦という体制変更。今季、世界チャンピオンとして満足できるレースができていない王様レイのモチベーション向上に繋がることを期待したいですね。

5月はイモラが終わると、「スーパーバイク世界選手権」のライダー達は鈴鹿8耐に向けた準備に入ると考えられています。今回のイモラで彼らが何か一筋の光明を見いだすことができれば、「スーパーバイク世界選手権」も「鈴鹿8耐」も相乗効果で面白くなっていくと思うのですが、果たしてどうなっていくでしょうか。

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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