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モーター スポーツ コラム 2019年5月7日

SUPER GT2019 第2戦レビュー

SUPER GT by 秦 直之
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SUPER GT2019  第2戦レビュー

後半の粘りで優ったZENT CERUMO LC500が2年ぶりの勝利!

再びレースが動いたのは59周目。ZENT CERUMO LC500の石浦が、MOTUL AUTECH GT-Rの松田をコカコーラコーナーでかわしてトップに躍り出る。78周目に、そのふたりは同時にピットイン。先にコースに戻ったのは、MOTUL AUTECH GT-Rのクインタレッリだった。ニスモのピットワークの速さには定評がある。それをまた実証して見せた格好だ。 しかし、残り周回が少なくなると、明らかにクインタレッリのペースが鈍り出す。それはタイヤの特性なのか、3番手を走る同じミシュランタイヤを装着する、CRAFTSPORT MOTUL GT-Rの平手にも共通し、一足早く79周目に大きく順位を落としてしまう。これで3番手にはDENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンが浮上する。 なんとしても逃げ切りたいクインタレッリではあったが、それをZENT CERUMO LC500の立川が許してくれようはずもない。99周目の1コーナーでインを刺し、立川はトップに浮上。もはや緊張の糸が切れた……、そんなはずは歴戦の雄、クインタレッリにあろうはずはないのだが、そう見えてしまうほどに、もう余力は残されていないのは明らかだった。

一方、その後方ではまだまだバトルが続いていた。3番手争いを繰り広げていたのはコバライネンと、RAYBRIG NSX-GTの山本だ。予選ではQ1突破すら許されず、12番手からのスタートを強いられていたが、じわりじわりと順位を上げていた。そして、残り5周となった105周目に1コーナーで山本は、コバライネンをかわして3番手に浮上した。 長い長いレースはスタートから3時間20分後に、ようやくチェッカーが振られて戦いを完了。ZENT CERUMO LC500は2年ぶりの優勝を飾り、立川は通算19勝目をマークした。2位は松田/クインタレッリ組のMOTUL AUTECH GT-Rが獲得し、ランキングではトップに浮上。3位には山本とジェンソン・バトンのドライブするRAYBRIG NSX-GTが入り、ディフェンディングチャンピオンは、今季初めてのポイントを手にすることとなった。 「見たか、と(笑)。今年から新体制になったけど、勝てたぞっていうのが正直な気持ちです。監督的なこともやらねばならず、ドライバーだけじゃない立場になって、勝たなくては責任も問われるので。石浦とチーム作りもふたりでやってきて、チームのみんなが僕らの思いに応えてくれたからには、絶対に勝たなきゃいけなかった。予選はタイヤ選択に失敗して下に沈んでしまいましたが、(MOTUL AUTECH GT-Rの履く)ミシュランがウォームアップは良く、うち(ブリヂストンタイヤ)は後半が良かった。それは大きかったんじゃないかと。最後まで気の抜けないレースでした」と立川。 一方、2位に甘んじたMOTUL AUTECH GT-Rは「最後のスティントでトップに立った瞬間は、ものすごくフィーリングが良かったのに、10周ぐらいしてから、いきなりリヤタイヤのグリップがなくなってしまって……。残念です」とクインタレッリは、そう敗れた理由を分析していた。

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