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モーター スポーツ コラム 2019年4月5日

スーパーバイク世界選手権 第3戦アラゴン 〜もう止められない!ドゥカティ通算350勝目へ

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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と、ここまでバウティスタのことばかり紹介してきましたが、実はアラゴンの「スーパーバイク世界選手権」でスペイン人ライダーが勝った例は非常に少ないという事実があります。前例は2011年のカルロス・チェカだけなのです。強いのはやはりイギリス人ライダー達で、中でも勝利数が多いのがチャズ・デイビス(ドゥカティ)です。デイビスは開幕戦は怪我の影響もあり振るいませんでしたが、タイでは何とかトップグループに食い込む走りを披露しました。得意とするコースだけに何とかチームメイトのバウティスタとバトルを展開して欲しいものです。

そしてジョナサン・レイ(カワサキ)も昨年、レース1で優勝を飾っています。今はドゥカティの速さを前にして為す術なしという苦しい状況ですが、今回のレースはチャズ・デイビス(ドゥカティ)や勢いがあるアレックス・ロウズ(ヤマハ)らに2位を奪われないことが重要。ドゥカティ優勢で進むであろう第3戦での取りこぼしは性能調整後のチャンピオンシップを考えると何としても避けたいことです。

そして、日本期待の「モリワキ・アルティア・ホンダ・チーム」は2戦続けてかなり厳しい戦いが続いています。レオン・キャミア(ホンダ)はタイのスプリントレースで他車との接触による転倒で膝を怪我してしまいましたが、どうやら手術の必要はなくアラゴンには出場する見込み。清成龍一(ホンダ)はタイのレース3では12位という今季最高位を獲得しましたが、この位置を走ることは彼が望むものではないでしょう。まだ1年目の新規チーム。苦しい戦いは続くでしょうが、ヨーロッパラウンドでの巻き返しに期待しましょう。

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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