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モーター スポーツ コラム 2019年3月20日

フォーミュラE第6戦・中国~5人目のウイナー誕生で上位4人が2点差の大混戦

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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「テチータ」は中国のベンチャーキャピタルが出資するレーシングチームで、シーズン3(2016年-17年)から「Team Aguri」のリソースを引き継いで参戦しています。当初は中国人ドライバーのマー・チン・ホワも起用するなど中国色が強いチームでしたが、やがてジャン・エリック・ベルニュ(DS・テチータ)に加えて、元F1ドライバーのエステバン・グティエレス、元WECドライバーのステファン・サラザンなど有力ドライバーを起用するように。そして、昨年からは日本でもおなじみのル・マン24時間レースウイナー、アンドレ・ロッテラーを起用してチームとしてもチャンピオン争いができる体制を整えました(昨年はチームランキング2位)。

昨年まではルノーのパワートレインを採用していましたが、今季から「テチータ」はDSオートモービルのパワートレインを使用するワークスチームに。昨年、ヴェルニュとチャンピオンを争った「ヴァージン」がDSオートモービルからアウディに鞍替えしながらも好調なのとは裏腹に、「DS・テチータ」になった今季は昨年までのような勢いがありません。前戦・香港ではアンドレ・ロッテラー(DS・テチータ)が勝利目前まで行きましたが、不運も重なっています。ホームレースとなる「DS・テチータ」が息を吹き返すレースになるのでしょうか?

そして、日本の「日産」も2戦連続のノーポイントと速さを活かしきれないレースが続いているのが何とも残念。しかしながら、今季ルーキーのオリバー・ロウランド(日産)が元チャンピオンのセバスチャン・ブエミ(日産)を上回る速さを見せているのは好材料です。まずはしっかりフィニッシュするレースを。このままだと日本の日産ファンが怒っちゃいそうです。

新コースということで、不確定要素も多い中国・三亜でのレース。またまた6人目のウイナーが生まれるのか、それとも2勝目をあげるドライバーが生まれるのか。ここで日産が勝てば、さらに「フォーミュラE」は面白くなると思いますよ。

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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