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モーター スポーツ コラム 2019年3月7日

フォーミュラE第5戦・香港~4人の勝者が生まれる大混戦の戦いを抜け出すのは?

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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4人のウイナーが誕生する混戦の中、ランキング首位はジェローム・ダンブロージオ(マヒンドラ)。ダンブロージオは全戦でポイントを獲得する安定したレース運びで53点を獲得し、シリーズをリードしています。そこから7点差の46点でランキング2位につけるのがアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW)。2戦連続のノーポイントでシーズンを考えると厳しい局面に居ましたが、メキシコでは2位フィニッシュのウェーレインが5秒のペナルティを課せられたことで、ダ・コスタは2位完走。今季2度目の表彰台を獲得することになりました。

そこからは1点差の45点でサム・バード(ヴァージン)がランキング3位。第4戦のウイナー、ルーカス・ディグラッシ(アウディ)が34点でランキング4位につけています。ディグラッシは首位のダンブロージオから19点差ということで、まだまだ先が長いシーズンを考えればチャンピオン争いに加わることも可能でしょう。

そんな中で、やはり前戦で光り輝いたのは今季の第2戦からフェリックス・ローゼンクビストに代わって「マヒンドラレーシング」から参戦するパスカル・ウェーレインでしょう。ポールポジション獲得、ファステストラップ獲得、そしてルーキーながらレースをリードするという快挙。素早い順応ぶりはさすが、元F1ドライバーです。

パスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)はドイツ出身の24歳。母親はインド洋に浮かぶモーリシャス共和国の出身で、母親譲りのエキゾチックな顔立ちが印象的です。

ウェーレインは「メルセデスの秘蔵っ子」としてその才能を早くから認めらていたドライバーで、F1のルーキーテストでメルセデスをドライブした経験も豊富です。どんなマシンでも器用に乗りこなすクレバーさを持った逸材で、何といっても2015年にはハコ車のDTM(ドイツツーリングカー選手権)で史上最年少のチャンピオンに輝いていますからね。そこからF1にデビューするもマノー、ザウバーと2シーズン戦いましたが、メルセデスからの参戦は叶わず。冬に参戦した「レース・オブ・チャンピオンズ」での事故もF1でのキャリア形成に影響することになってしまいました。しかし、厳しい環境の中でもポイントを獲得できる速さを持ったドライバーですし、腕は確かなドライバーであることは間違いありません。

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