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モーター スポーツ コラム 2019年2月22日

スーパーバイク世界選手権 開幕戦フィリップアイランド ~清成龍一が10年ぶりにWSBKフル参戦!

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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そして翌2008年からはいよいよスーパーバイク世界選手権に参戦。イギリス・ブランズハッチのレースで2勝を飾るなどし、2シーズンで合計3勝を飾りました。その当時はイギリス人のアナウンサーが「頑張れ、Kiyo!」と応援実況をしてしまうほどイギリスでの人気が凄まじいライダーでした。

そして2010年からは再びイギリス・スーパーバイク選手権に戻り、2010年にチャンピオンを獲得。2012年はロードレースアジア選手権SS600に参戦しましたが、彼自身はイギリスでのレースにこだわり、2013年から再び英国へ。以降、ホンダ、BMW、スズキと渡り歩き、2017年にモリワキのライダーとして全日本ロードレースJSB1000クラスに参戦しました。鈴鹿8耐では4度の優勝を成し遂げ、現役ライダーとしては最多勝を誇っています。

36歳という年齢を考えると誰も予想だにしなかった10年ぶりのカムバックですが、実は今回の復帰は用意周到に仕組まれた計画でした。その舵取り役を担ったのがモリワキレーシングの森脇緑マネージャーです。彼女はモリワキエンジニアリングの創業者、森脇護の娘で、モリワキがオリジナルマシンMD600をロードレース世界選手権「Moto2」に供給していた時代に、その最前線で活躍した人物です。

森脇緑

森脇緑

グローバルな考えを持つ森脇緑は将来的な世界選手権への参戦を計画していました。そこで清成龍一にモリワキへの加入を打診。その準備として全日本ロードレースJSB1000への参戦を行いました。JSB1000でモリワキはピレリのタイヤを使用していますが、実はこれもスーパーバイク世界選手権参戦に向けた重要な準備。チームとしてピレリのタイヤを理解し、清成を走り慣れたピレリで走らせることで将来の復帰に向けた道筋を繋げていったのです。

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