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モーター スポーツ コラム 2019年2月12日

2019年WRC 第2戦ラリー・スウェーデン “お馴染みの雪上グランプリ”

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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マーカス・グロンホルム

ところで、今回のイベントにはお楽しみがひとつあります。WRC通算30勝、世界チャンピオン2回、スウェーデンラリー5勝しているマーカス・グロンホルムがトヨタチームからゲスト参戦します。マーカスの最盛期はプジョー時代でしたが80年代後半はトヨタ・フィンランド販売店チームで活躍していました。

ラリーイベントはワークスのみの限定された参加台数ではなく、メーカー系列の販売店などがその財力と技術レベルに応じて、使用済みのワークスカーを整備して2次使用したり能力に応じて整備したりして会場を盛り上げます。トヨタの場合、私が現役の時代にはフィンランド、スウェーデン、ベルギーそれに英国の代理店が活発にラリー活動をしていました。それらの活動から若手のドライバーを輩出し次の時代に移っていくのです。ドライバーの人材開発はWRC参加メーカーの数に比例して底辺の部分が広くなります。現在のワークスチームに加えてもう2社―3社増えれば状況は全く異なるでしょう。
日本からもう一つ、それにドイツとイタリーから参加メーカーが加われば文字通り“世界”選手権となります。そして開催地にアジアとアフリカが加われば更に“世界”選手権です。このような希望を持ちながら冬の祭典をお楽しみください。

スウェーデンラリーはHQが置かれるカールシュタットでのスーパーSS(以前は湖の氷上レースでしたが暖冬の影響を受けこのところ競馬場で行われています。)で始まり、金曜日はノルウェーで、土・日はスウェーデン領内で行います。コースは昨年とほぼ同じ。金曜日の最終ステージはノルウー領からスタート、ゴールがスウェーデン領で文字通り2国間ラリーとなります。

概要は次の通りです。

 SS本数SS kmLiaison kmTotal km
L-1(2/14-15) 8 140.65 km 511.65 km 652.33 km
L-2(2/16) 8 126.55 km 484.54 km 611.09 km
L-3(2/17) 3 51.94 km 151.27 km 203.21 km
Total 19 319.17 km 1147.46 km 1466.63 km
福井 敏雄

福井 敏雄

1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。

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