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モーター スポーツ コラム 2018年11月5日

SUPER GT第8戦プレビュー

SUPER GT by 秦 直之
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GT300

ARTA BMW M6 GT3の高木真一、16年ぶりの王座復帰なるか?

GT300のランキングトップは、ARTA BMW M6 GT3の高木真一/ショーン・ウォーキンショー組で、2位はLEON CVSTOS AMGの黒澤治樹/蒲生尚弥組で、その差は12ポイント。続いてTOYOTA PRIUS apr GTの嵯峨宏紀/平手晃平組が14ポイント差、グッドスマイル初音ミクAMGの谷口信輝/片岡龍也組が15ポイント差、K-tunes RC F GT3の新田守男/中山雄一組が16ポイント差、そしてGAINER TANAX GT-Rの平中克幸/安田裕信組が18ポイント差という順だ。

ARTA BMW M6 GT3は、LEON CVSTOS AMGのポール・トゥ・ウィンを許しても、3位に入れば逃げ切りとなる。ちなみに昨年は、まさにそういう展開。LEON CVSTOS AMGが優勝を飾り、ARTA BMW M6 GT3が2位。そして3位に入ったグッドスマイル初音ミクAMGがタイトルをものにした。少しだけ順番と立場が違うが、デジャブもあり得るのではないか?

ところが、公式テストでARTA BMW M6 GT3が14番手と、今ひとつ振るわず。何度も繰り返しになるが、テストはテスト。あくまでも参考程度なのだが、やや気になるところではある。本来、BMWはストップ&ゴーの繰り返される、もてぎには相性がいいはずなのだが……。

一方、その相性の良さをテストの結果に、しっかり表したのがGULF NAC PORSCHE 911の久保凛太郎/石川京侍組で、トップタイムをマーク。もともとポルシェともてぎの相性の良さは実証済なので優勝候補として、さらにD’station Porscheの藤井誠暢/スヴェン・ミューラー組も加えても良さそうだ。また、このところの勢いを見る限り、その中に加えたくなるのがModulo KENWOOD NSX GT3の道上龍/大津弘樹組。SUGOで4位、オートポリスで3位と、本来得意とはしていないサーキットで連続入賞を果たしている。

「NSXってコーナリングマシンじゃないの?」って思った方もいるだろうが、それは先代の印象が強いからで、実際にはターボにモノ言わせた、ストレートパフォーマンスの高さが武器。ならば、もてぎとも相性はいいはずだ。

話は戻ってチャンピオンの行方だが、やはりARTA BMW M6 GT3の持つ、12ポイントのマージンは、絶対的なものではないだろうか。直接のライバルを見据えてレースができるし、何よりプライベートチーム主体のGT300には変なしがらみがない。いかん、口が過ぎた。もし、ARTA BMW M6 GT3がチャンピオンになれば、高木にとっては2002年以来、16年ぶりの王座返り咲きとなる。これは新記録ではないだろうか。そういうドリームを現実のものにしてほしい、という願望も少なからずある。

秦 直之

秦 直之

大学在籍時からオートテクニック、スピードマインド編集部でモータースポーツ取材を始め、その後独立して現在に至る。SUPER GTやスーパー耐久を中心に国内レースを担当する一方で、エントリーフォーミュラやワンメイクレースなど、グラスルーツのレースも得意とする。日本モータースポーツ記者会所属、東京都出身。

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