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モーター スポーツ コラム 2018年11月5日

SUPER GT第8戦プレビュー

SUPER GT by 秦 直之
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まず昨年の結果を振り返ってみたい。MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生/ロニー・クインタレッリ組がポール・トゥ・ウィン。予選ではクインタレッリがコースレコードを叩き出し、決勝も6秒差での圧勝となり、2位でゴールしたKeePer TOM’S LC500がチャンピオンに輝いている。ホンダ勢の最上位はKEIHIN NSX-GTの塚越広大/小暮卓史組の4位ながら、トップ6に3陣営2台ずつ入っており、こと昨年の結果としては大きく優劣が分かれたわけではなかった。

続いて公式テストの結果である。トップはWedsSport ADVAN LC500の国本雄資/山下健太組で、2番手がカルソニックIMPUL GT-Rの佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー組で、3番手がMOTUL AUTECH GT-R。4番手、5番手にようやくチャンピオン候補が登場し、au TOM’S LC500とKeePer TOM’S LC500という順なのに対し、ARTA NSX-GTとRAYBRIG NSX-GTは10番手、11番手という順でしかない。

ホンダ勢が不利なのか……というと前回もそうだったが、テストはあくまでもテスト。それぞれ目指すところが違えば、順位やタイムが違って然り。しかも公式テストは10月8~9日に行われていたから、当然温度差も激しいわけで。その逆に、昨年のレースも良くて、今年のテストもいい。だからMOTUL AUTECH GT-Rが大本命と言いたいところだが、前回のオートポリスの結果を見る限りにおいて、寒くなってきたこの時期、勢いは失っているのではないかとも勘ぐりたくなる。ただし、ニッサン勢には、もはや失うものは何もない。ここに関しては全車一斉に、一か八かの大勝負に討って出ると予想できる。

対してホンダ勢とレクサス勢は、それぞれ空気を読まなくてはならない。直接のライバルがどこにいるかで、守りに入れるかもしれない一方で、攻めていかなくてはならない可能性も生じるだろう。そればかりか、何らかの配慮が必要とされることも……。

au TOM’S LC500

よけいなことを考えずに、独断で予想するなら優勝はau TOM’S LC500。勝負師としての関口に賭けたい。ポール・トゥ・ウィンを飾ってなお、RAYBRIG NSX-GTとチームメイトであるKeePer TOM’S LC500の結果次第、だが「やるだけのことはやった」と納得の展開になるのでは? あとはもう、前回のように「予選のホンダ」、「決勝のレクサス」ということになれば、もうタイトルの行方は見えてくる。だが、同じ轍を踏んでこようはずがない、という予想も大いにできる。ともあれGT500は難しい。

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