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モーター スポーツ コラム 2018年10月15日

SUPER GT第7戦プレビュー

SUPER GT by 秦 直之
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SUBARU BRZ R&D SPORTの連勝も、決して夢ではない

GT300の公式タイヤテストは、初日のトップがSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人/山内英輝組で、1分45秒521をマーク。これに続いたのが1分45秒833を記したGAINER TANAX GT-Rの平中克幸/安田裕信組で、3番手は1分45秒917を記したGAINER TANAX triple a GT-Rの星野一樹/吉田広樹組だった。2日目のトップは、初日に6番手だったLEON CVSTOS AMGの黒澤治樹/蒲生尚弥組が躍進を果たし、1分45秒324をマーク。2番手が1分45秒660のGAINER TANAX GT-Rで、3番手が1分46秒028のSUBARU BRZ R&D SPORTだ。

一方、昨年の結果はといえば、VivaC 86 MCがポール・トゥ・ウィン。2位がSUBARU BRZ R&D SPORTで、3位はARTA BMW M6 GT3だった。2連覇の期待がかかる、HOPPY 86 MCの松井孝允/坪井翔組はテスト初日で5番手だったが、これはトラブルに見舞われていたため。2日目はまったく走れず、データの蓄積という点では不満は残っただろうが、引き続き相性はいいはずである。

SUGO同様、オートポリスもJAF-GTとの相性良しは定説ながら、テスト最速タイムはLEON CVSTOS AMGがマークし、GAINERのGT-R2台も安定の上位につけて、FIA-GT3も侮りがたしという印象だ。一方、ARTA BMW M6 GT3の高木真一/ショーン・ウォーキンショー組が昨年3位というのは意外な感じもするが、ポイントリーダーとして今年は52kgのヘビー級であるだけに手堅く戦い、少しでも多くポイントを稼ごう、ということになるだろう。

SUBARU BRZ R&D SPORTの、SUGOに続く連勝は大いにありと予想する。前半戦の苦戦もあって、ウエイトが32kgでそう厳しくもなく、テストでもいたって安定したのが、その理由である。また、HOPPY 86 MCも35kgで、しかも今季未勝利。ここで勝たずして、どこで勝つの思いは、他のどのチームより大きいはずだ。そこに対抗馬として、LEON CVSTOS AMGを。このチームも今季未勝利で、全戦入賞を果たすも4位4回、表彰台が近くて遠い。優勝への渇望感は、相当なものとなっているはずだ。

そして、ダークホースとして表彰台獲得の期待をかけたいのが、マッハ車検MC86 Y’s distractionの坂口夏月/平木湧也組である。ご存知のとおり、チームMACHにとってオートポリスはホームコースで、坂口も福岡出身。前回も予選4番手につけるなど、スピードは身についてきた。トラブルにさえ見舞われなければ、地元のミラクルパワーが炸裂するのでは。ここは温かい目で見守りたい。

秦 直之

秦 直之

大学在籍時からオートテクニック、スピードマインド編集部でモータースポーツ取材を始め、その後独立して現在に至る。SUPER GTやスーパー耐久を中心に国内レースを担当する一方で、エントリーフォーミュラやワンメイクレースなど、グラスルーツのレースも得意とする。日本モータースポーツ記者会所属、東京都出身。

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