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モーター スポーツ コラム 2018年10月11日

【スーパースポーツ世界選手権 第11戦アルゼンチン プレビュー】南米の新設コースで加熱するチャンピオン争い!

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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一方のコルテセはグランプリを長く戦ってきましたが、フランスGPが開催されるのはル・マンのブガッティサーキットということで、マニクールでのレース経験は近年ありません。そういう意味では追う立場のクルーゼルは勝たなければならないレースになります。

また、ランキング3位は2連勝を飾ったフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)の129点。クルーゼルに4点差に迫っていますから、こちらはレース終盤戦で流れを一気に引き寄せています。トップのコルテセからも20点差ですから、大逆転のチャンピオンの可能性も秘めています。クルーゼルにとってもカリカスロにとっても絶対に落としてはいけないレースです。

地元といえば、昨年のチャンピオン、ルーカス・マヒアス(ヤマハ)も忘れてはいけません。今季は表彰台がわずかに2回と苦戦していますが、前戦のポルティマオではポールポジションも獲得しました。ただ、2戦連続のノーポイントに終わり、トップのコルテセからは46点差。2連覇は厳しい状況になっています。

今季はヤマハが上位を独占してきたシーズンで、すでにマニュファクチャラータイトルはヤマハが獲得しましたが、ポルティマオではなんとホンダのカイル・スミスが2位表彰台。そして3位表彰台の常連となっているMVアグスタのラファエル・デローサがまたもや3位と、久しぶりに表彰台を3つのメーカーが分け合うという形になりました。

その中にカワサキも加わって欲しいところですが、カワサキ勢の中でランキング最上位だったアンソニー・ウエストがドーピングテストで使用禁止の薬物が検出されたことで出場停止になってしまいました。そして、ソフォーグルの後釜として加わったエクトール・バルベラもスーパースポーツ初陣のポルティマオでは10位と振るわず。カワサキ勢にとっては苦しいレースが続いています。そんな中で日本人ライダーの大久保光は2戦連続のシングルフィニッシュとなる9位。苦しい中でも結果に繋がり始めているので、残り3戦はさらなる上位フィニッシュに期待です。

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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