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モーター スポーツ コラム 2018年9月21日

SUPER GT 第6戦レビュー

SUPER GT by 秦 直之
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終盤のSCランで起こったドラマ。予選11番手からModulo KENWOOD NSX GT3が3位に

Modulo KENWOOD NSX GT3

55周目、それまで6番手を走っていた、HOPPY 86 MCが突然スローダウン。足まわりのパーツが想定外の重さに音を上げ、損傷してしまったためだ。ピットで修復が行われるが、入賞は果たせずに終わる……。さらに60周目には9番手を走行していた、TOYOTA PRIUS apr GTの平手がクラッシュ。後続車両の追突を食らい、SPコーナーのスポンジバリアに、囚われの身となってしまう。90 kg積んで入賞なら御の字、そんな展開だったのだが。
これでSCが入り、SUBARU BRZ R&D SPORTは18秒にも達していたリードを失うも、2番手のGAINER TANAX triple a GT-Rとの間に、バックマーカー3台を挟んでいたことから、リスタート後は接近を許さず。それどころかゴールまでにまた差を広げて、完全勝利を果たすこととなる。2位はGAINER TANAX triple a GT-Rで、星野とともに表彰台に上がった吉田は「自分で走って、初めての表彰台です」と喜びを爆発させていた。
3位はグッドスマイル初音ミクAMGが獲得したが、ゴールシーンには衝撃的な光景が。谷口の背後にはマネパ ランボルギーニGT3のマルコ・マペッリがつけていたが、何とかしのぎ切った……と思ったその脇を、Modulo KENWOOD NSX GT3が駆け抜けていったからだ。辛くも逃げ切りなったが、その差はコンマ05秒。SCラン前は11番手だったが、ストレートパフォーマンスに優れることで、再開後にはごぼう抜きを果たし、4位まで追い上げていた。
「車のパフォーマンスは最初から最後まで高かったんですが、一時タイヤからちょっと振動もあって、またトラブルか……と思った時もあったんですが、最後まで走りきることを信じていました」と山内。そして井口は「今年はいろいろ苦労した分、この勝利で恩返しできて良かったです」と語っていた。

ランキングのトップは、ARTA BMW M6 GT3の高木真一/ショーン・ウォーキンショー組がキープ。予選は23番手で、決勝でも11位でフィニッシュし、ノーポイントに終わったはずが、レース後に1台の降格があって、1ポイントを獲得。グッドスマイル初音ミクAMG以外の上位陣が、揃って低迷したこともあって、リードまで広げることとなっていた。

秦 直之

秦 直之

大学在籍時からオートテクニック、スピードマインド編集部でモータースポーツ取材を始め、その後独立して現在に至る。SUPER GTやスーパー耐久を中心に国内レースを担当する一方で、エントリーフォーミュラやワンメイクレースなど、グラスルーツのレースも得意とする。日本モータースポーツ記者会所属、東京都出身。

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