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GT300ではSUBARU BRZ R&D SPORTがポールを奪う
GT300の予選Q1は、初めて2組に分けられて行われた。A組のトップはSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人が獲得し、2番手はGULF NAC PORSCHE 911の石川京侍。このあたりはウエイトハンデに苦しんでおらず、順当なところ。B組トップである、Hitotsuyama Audi R8 LMSのリチャード・ライアンもそう。3番手につけたGAINER TANAX triple a GT-Rの星野一樹も、また然りであった。ところが、2番手は90kgを積んでいる、TOYOTA PRIUS apr GTの嵯峨宏紀だったことには驚きを隠せず。GT500のNSX-GT同様、このコースにはよほどミッドシップが合うのだろう……という結論しか出し得ない。
続くQ2でもSUBARU BRZ R&D SPORTは、山内英輝がトップタイムをマークしてポールポジションを獲得。しかも、2番手にコンマ7秒の差をつけた。「スバルに入って4年目、やっとポールポジションが獲れました。SUGOはF3の頃から自信を持って走れるサーキット。僕も頑張りましたが、つないでくれた井口選手、素晴らしいクルマに仕上げてくれたチーム、ダンロップのタイヤ、そして懲りずに応援してくれているスバルファンみんなのおかげです!」と山内。
2番手は70kgを積み、坪井翔とともにHOPPY 86 MCを駆る、松井孝允が獲得。定評のある一発の速さが、重さを上回った格好だ。なお、ランキング上位陣ではGAINER TANAX GT-Rの平中克幸が7番手、グッドスマイル初音ミクAMGの片岡龍也が8番手、そしてTOYOTA PRIUS apr GTの平手晃平が12番手で、LEON CVSTOS AMGの黒澤治樹が14番手。このあたりは少しでも多くのポイントを稼ぎたいところだ。
3番手はGULF NAC PORSCHE 911の久保凛太郎が、4番手は坂口夏月とともにマッハ車検MC86 Y’s distractionを駆る平木湧也が、そして5番手はGAINER TANAX triple a GT-Rの吉田広樹が獲得。また、優勝候補の一台とされた、Hitotsuyama Audi R8 LMSの富田竜一郎が6番手につけ、ウエイトハンデに苦しんでいない、このあたりのチームがレースを面白くしてくれそうだ。
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