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モーター スポーツ コラム 2018年9月21日

SUPER GT 第6戦レビュー

SUPER GT by 秦 直之
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山本尚貴とともに、ジェンソン・バトンがSUPER GTで初優勝飾る!

RAYBRIG NSX-GT

SUPER GT第6戦が9月15~16日に、スポーツランドSUGOで開催された。そのSUGOでのレースは、例年ほとんどがシリーズ第4戦として初夏に行われており、コンディションの違いもさることながら、積んでいるウエイトハンデが圧倒的に違うため、ランキング上位陣には苦戦が強いられるものと予想された。GT300では、まさにそのような展開となったものの、GT500に関しては予想が完全に覆された。まさか80kg相当のウエイトハンデを課せられた、RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴/ジェンソン・バトン組が、ポール・トゥ・ウィンを達成しようとは!

ウエイトハンデの厳しさはねのけ、RAYBRIG NSX-GTがポールポジションを獲得

最初の走行となった公式練習は、スタートからしばらくはドライコンディションが保たれていたが、1時間近く経過したところから雨が降り出し、路面を瞬く間に濡らしてしまう。そのため、一度もドライタイヤで走らぬまま、予選に挑まざるを得なかったドライバーも少なくなかった。
RAYBRIG NSX-GTをドライブするジェンソン・バトンも、そのひとり。まして彼にはテストでのSUGO走行経験はあったものの、レース経験は皆無。その上、80kg相当のウエイトハンデを課せられ、実際には燃料リストリクターを2ランク絞られ、46kgもウエイトを積んでいるのだ。さらに直前にはNSX-GT全車に性能調整として10kg追加が通告されていたから、むしろ絶望的な気分で臨んでいたはずだ。
しかし、そんな状況をバトンは、一切打破していた。Q1で3番手につけたからだ。これにはパートナーの山本尚貴も驚きを隠せず。「僕らより軽いクルマは何台もいるし、Q1を通れないんじゃないかと思っていたぐらい。しかも、予選までJB(バトン)は、一度もドライでニュータイヤを履いていないのに、Q1を突破してくれたから、良くも悪くもすごいプレッシャーで。絶対に3番手以上でなくては!」と後に語る。そして、そのプレッシャーをはねのけ、山本はトップタイムをマークし、ポールポジションを獲得する。
「ナオキなら、やってくれると信じていたよ! 僕自身の走りには満足しているけれど、それ以上にナオキには『おめでとう』と言いたいし、感謝している。確かにクルマは重たくなっていたが、クルマとコースの相性はすごくいいんだろうね」とバトン。ただ、こうもつけ加えていた。「予選一発のアタックは、ふたりともすごく良かった。けれど、明日のレースとは話が別だ。もちろん、この順位をキープしたいけどね」と。

2番手にはカルソニックIMPUL GT-Rの佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー組がつけ、そして3番手のARTA NSX-GTの野尻智紀/伊沢拓也組を筆頭に、NSX-GT勢が5番手までを占める中、LC500勢はWedsSport ADVAN LC500の国本雄資/山下健太組の6番手が最上位。燃料リストリクターが唯一3ランク絞られている、ポイントリーダーでもあるKeePer TOM’S LC500の平川亮/ニック・キャシディ組は、あと一歩のところでQ1突破を許されず、9番手に甘んじていた。

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