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モーター スポーツ コラム 2018年9月14日

【スーパースポーツ世界選手権 第9戦ポルティマオ プレビュー】~コルテセとクルーゼルの目が離せない戦い

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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ランキング3位は今季タイで優勝を飾ったランディ・クルメナッハー(ヤマハ)の116点。トップからのポイント差は22点に広がり、こちらは自力での逆転は苦しい立場に追い込まれています。そして、ランキング4位は母国レースとなった前戦ミサノで見事に今季初優勝を飾ったフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)の104点。ランキング5位に昨年のチャンピオン、ルーカス・マヒアス(ヤマハ)と続きます。

日本から唯一フル参戦している大久保光(カワサキ)は今季、名門プセッティに移籍したものの、ヤマハのポテンシャル向上が著しく、苦しいシーズンになっていました。しかし、前戦ミサノでは今季初となるシングルフィニッシュ9位を獲得し、サマーブレイクを前に2戦連続のポイントを獲得しました。ようやく波に乗ってきた感じですから、終盤戦はさらなるパフォーマンスに期待がかかります。

大久保が所属するプセッティレーシングにはイモラ戦で引退したスーパースポーツ世界選手権の代名詞的ライダー、ケナン・ソフォーグルに代わり、昨年までMotoGPに参戦していたスペイン人ライダー、エクトル・バルベラが今回のポルティマオのレースから加わることになりました。大久保にとってこれまた強烈なチームメイトの登場です。8年間MotoGPを戦ってきた経験を持つバルベラですが、キャリアのハイライトと言えば250ccクラスで2009年にランキング2位になったことでしょう(チャンピオンは青山博一)。プロダクションバイク(市販車ベース)でのレース経験はありませんが、サンドロ・コルテセがレーサーマシン(レース専用バイク)で戦うグランプリから転向していきなりランキング首位にいることを考えても、エクトル・バルベラはいきなりの速さを披露するのではないでしょうか。

強力なチームメイトの加入によって、シーズン終盤戦はカワサキのライダーとして未来に繋がる可能性が試される大久保光。今回も生放送ですから、ぜひテレビを通じてパワーを送り、応援してください。

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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