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モーター スポーツ コラム 2018年8月9日

SUPER GT 第5戦レビュー

SUPER GT by 秦 直之
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ピットでの遅れを帳消しに。au TOM'S LC500が大逆転で今季初優勝!

LEXUS TEAM au TOM’S

111周目にau TOM'S LC500がピットイン、今後はロスなく中嶋がコースに送り出され、松田の背後につける。117周目のレクサスコーナーで、勢いに乗る中嶋は松田をインから抜いて2番手に浮上。松田は125周目の1コーナーで、KeePer TOM'S LC500の平川にも抜かれ、4番手に。126周目、明らかにタイヤの苦しい、MOTUL AUTECH GT-Rは4回目のピットストップを行う。果たして残り50周あまりを走りきれるのか、気になるところではあった。 そんな後続の激しい順位変動を尻目に、マーデンボローは30秒近いマージンを得ており、もはや安全圏に入ったものと思われた。143周目にカルソニックIMPUL GT-Rは最後のピットを終えて、あとは佐々木がチェッカーを受けるのみに。やがてライバルもピットに入れば、トップに返り咲くはずだった。

しかし、149周目にカルソニックIMPUL GT-Rは突如スローダウン! 吸気系のトラブルに見舞われたためだ。メカニックの懸命の作業によって、レース復帰はなるも2周の遅れを抱え、優勝争いから脱落……。その1周前に中嶋から関口への交代を済ませていた、au TOM'S LC500がトップをキープすることとなった。一方、MOTUL AUTECH GT-Rは、やはり149周目に5回目のピットストップを行うことに。レース前半の主役だったGT-R勢は、相次いで後退を強いられていた。

しかし、ゴール寸前のau TOM'S LC500にも、ヒヤリとする光景が。ブレーキの負担が大きくなって、関口はKeePer TOM'S LC500のキャシディに接近を許していたからだ。しかし、そこはチームメイト同士である。忖度とまでは言わずとも、変にバトルして共倒れになってしまえば元も子もない。いや、むしろ関口が意地を見せたと言うべきだろう。いずれにせよ、TOM'Sの1-2フィニッシュは意外にもこれが初めて! そして平川とキャシディはランキングのトップに立つこととなった。

「今回、勝たないと終わるな、と思っていたので、優勝できてホッとしています。ただ、12号車(カルソニックIMPUL GT-R)にトラブルがあったから勝てたようなもので、2位でもしょうがないと思っていました。この勝利はご褒美みたいなものですね」と中嶋が言えば、関口も「2回もピットで少し遅れたんですが、人間なんだからミスもある。わざとやったわけじゃないから、少しでも追い上げていこうと、気持ちを切り替えたのも良かったのかもしれません」と、レース後にはそろって安堵の表情を見せていた。

3位は14番手スタートだったKEIHIN NSX-GTが獲得。そして、練習走行の大クラッシュで予選を走れず、決勝をまともに走れるか分からなかった、ZENT CERUMO LC500はトップと同一周回の8位でゴールしている。

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