2018年WRC第8戦ラリー・フィンランド “真夏の公道グランプリ”

これまで第7戦までのおさらいをしておきます。ヒュンダイのヌーヴィルが全戦ポイント獲得、優勝3回でポイントリーダーです。フォードのオジェも3回優勝していますがノーポイントもあり27ポイント差でヌーヴィルを追っています。トヨタのタナクは2位と45ポイント差で3位。その下はラッピ、ソルド、ミケルセンと続きます。気になるのはトヨタのラトバラで9位、今シーズンでノーポイントが3戦あります。今回地元で回復しなければ今シーズン低迷の危機です。
マニュファクチャラーポイントではヒュンダイ212、フォード184、トヨタ161、シトロエン129となっています。ミークが抜けたシトロエンはちょっと絶望的ですね。

ラリー・フィンランドは1951年1000湖ラリーとして第1回が開催され数多い名車とレジェンドドライバーを輩出しました。今でもラリーは“国技”扱いで若手のドライバーの供給源になっています。チームという受け皿がもっと増えれば優秀なドライバーが出てくるし、シリーズはもっと栄えるでしょう。生産車両のスポーツですが現在のファクトリーに加えてイタリア、日本からもう1社出れば本来の“世界選手権”体制になります。
今回はマキネン・チームから新井、勝田選手がWRC2で出場です。又コ・ドラ修業中の足立さやか嬢も出場することになっています。

ラリーの概要は次のとおりです。