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モーター スポーツ コラム 2018年7月4日

SUPER GT 第4戦レビュー

SUPER GT by 秦 直之
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GT300予選トップのLEON CVSTOS AMGは決勝で苦戦を強いられ……

GT300はポールシッターであるLEON CVSTOS AMGの黒澤が、いきなりHitotsuyama Audi R8 LMSのライアンに、1コーナーで抜かれるシーンから始まった。「僕のタイミングでスタートできたし、決して悪いスタートじゃなかったのに……」と黒澤。そればかりか、ARTA BMW M6 GT3の高木に3コーナーで先行を許す。このあたりに黒澤のAMGと、他のFIA-GT3のストレートパフォーマンスの違いが、はっきり見て取れたのではないか。続いて襲いかかろうとしたGAINER TANAX GT-Rの平中こそ抑えたものの、引き離すまでには至らず。それどころか5周目の2コーナーで黒澤は、平中にかわされてしまう。

その直前、つまりフォーメイションラップにGT300には一波乱あった。映像には映らなかったが、7番手スタートのグッドスマイル初音ミクAMGが3コーナーでストップ。突然エンジンが吹けなくなって、リセットすべく片岡龍也がエンジンを止めたからだ。幸い再始動できたものの、フォーメイションラップで順位を落とした車両は規定により、ピットに戻らなくてはならず、片岡はスルーだけで済ませたものの、最後尾に後退してしまっていた。

そんな後続の順位変動を尻目に、ライアンと高木のトップ争いはなおも激しく続くも、順位変動がなかったのは高木がたっぷり52kgのウエイトを積んでいたからだろう。対してライアンが積んでいるのは、わずか2kgと、その差は極めて大きい。高木の執拗なまでのアタックにも動じることなく、ライアンはトップを守り続けていた一方で、その戦いにやがて平中をも加えるように。

そんな中、ミニマムの周回数、21周目に早くもピットに戻ってきたのが、トップを行くHitotsuyama Audi R8 LMSだった。富田に交代するも、なかなかピットを離れることができない。これはGT500のアクシデントに巻き込まれてしまい、エアジャッキとミッションのオイルクーラーにダメージを抱えていたため。特にオイルクーラーの損傷は著しく、どうにもツキのないHitotsuyama Audi R8 LMSは、またも速さをアピールしながら無念のリタイアを喫することとなる。

SYNTIUM LMcorsa RC F GT3

GT300は上位陣が比較的早めにドライバー交代を行なっており、16番手スタートながら4番手にまで上がっていたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3が、22周目で吉本大樹から宮田莉朋に、これに続いていたLEON CVSTOS AMGが、23周目で黒澤から蒲生に、そして2番手につけていたGAINER TANAX GT-Rが、24周目で平中から安田に交代。このうち宮田だけが左2本のタイヤ交換で送り出され、他の2台はセオリーどおり4本交換する。

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