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モーター スポーツ コラム 2018年6月27日

SUPER GT第4戦 プレビュー

SUPER GT by 秦 直之
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GT500は、レクサス勢がW本命になる!?

さて、これまでタイでのレースは多くが第7戦として開催され、獲得したポイント×1kgのウエイト搭載で済んだため、その点でのドラマはほとんどなかったと言ってもいい。しかし、前述のとおり今年は第4戦としての開催で、ランキング上位陣には程よくウエイトが積まれ、そうでないチームはウエイトに苦しまずにいる。過去3戦は、公式テストの状況から予想を立ててきたが、今回はそれができない以上、過去のデータを照らし合わせた上で、ウエイトに苦しんでいないチームが有利だと予想するしかない。

まず過去のデータで言えば、GT500ではホンダ勢が一度も勝っていない。2014年に中嶋一貴/ジェームズ・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC Fが勝ったのを皮切りに、16年に関口雄飛/国本雄資組のWedsSport ADVAN RC Fが、そして17年に平川亮/ニック・キャシディ組のKeePer TOM'S LC500が制していて、圧倒的にレクサス勢に相性のいいサーキットだということが分かる。残る1勝の15年には本山哲/柳田真孝組のSRoad MOLA GT-Rが、優勝を飾っている。

今回もホンダ勢は、苦戦を強いられるのではないか。そういう見立てであるのは、NSX-GTが明らかにコーナリングマシンであるからだ。そのことは前回の鈴鹿、特に予選で明らかになっている。また、第2戦の富士を苦手としたことも拍車をかける。このサーキットはパッと見の印象以上にアベレージが高く、富士と遜色ないからだ。特に絶対の人気を誇るジェンソン・バトンが山本尚貴とともに駆る、RAYBRIG NSX-GTの初優勝を心待ちにしているファンも多いだろうが、64kgものウエイトを積んでいては至難の技。もはや後半戦に期待するしかなさそうだ。同じことが62kgを積む第2戦のウィナー、松田次生/ロニー・クインタレッリ組のMOTUL AUTECH GT-Rにも当てはまり、この2チームは1ポイントでも多く稼ぐことに専念することになる。

au TOM'S LC500

ウエイトに苦しんでおらず、しかも過去の相性がいいとなれば、レクサス勢ではまず中嶋一貴/関口組のau TOM'S LC500を挙げねばなるまい。ここまで積んだウエイトは28kgで、TOM'Sには過去4戦中2勝という実績もある。何より中嶋一貴は先に行われたル・マン24時間で優勝を飾って勢い十分。間にレースを挟まず、リフレッシュもできているだろう。凱旋レースでの激走に期待がかかる。また、昨年2位だったWAKO'S 4CR LC500の大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト組も同じ28kgとあって、この2チームをW本命としよう。

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