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モーター スポーツ コラム 2018年6月15日

「ウイナーズクラブ」入りへ大きなプレッシャーがかかるTOYOTA GAZOO Racing 重圧を打ち破り、ル・マンを制することができるのかーー

モータースポーツコラム by 平野 隆治
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ただ、それでもひと筋縄ではいかないのがル・マン。圧倒的優位にいたとしても、例えばレース中に大きなアクシデントに見舞われたらそれで終わりだ。TOYOTA GAZOO Racingとプライベーターの戦力差を考えると、2~3時間の修復を要するトラブルがあっても危うい。筆者は個人的には、シリーズの盛り上がりを考えても今年も3台体制を継続するべきではないかと考えるが、その判断は非常に難しいところだっただろう。

そして今年、TOYOTA GAZOO Racingにかかるプレッシャーも大きい。自慢のハイブリッド技術を鍛える場として挑むTOYOTA GAZOO Racingだが、「勝って当然」なレースで勝てなかった場合、世界のファンは「そういう目線」で見るはずだ。筆者はTOYOTA GAZOO Racingのハイブリッド技術はル・マンで勝利するに値するテクノロジーをもっていると思う(ちなみに今回急遽手配したレンタカーではC-HRが出てきたが、なかなか快適なドライブを楽しませてもらった)が、レースという舞台で勝つためにはテクノロジーだけでは勝てない。

もちろんTOYOTA GAZOO Racingが勝つに越したことはないが、ル・マン24時間というレースは、その参加者が全身全霊を込めて挑んでこそ、勝利の女神が微笑むレースだと思っている。TOYOTA GAZOO Racingは、LMP1のなかでは最も“力が入っている”のは間違いないのだが。筆者はこのコラム内で毎年TOYOTA GAZOO Racingには「足りない部分がある」と書いてきたが、その足りない部分は今年埋まっているのか、それともウイナーズクラブ入りへの“合格点”をもらえるのか。それを今年見せてもらおうと思う。

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