スウェーデンが来た

スウェーデン人のミュージシャンであり、レーシングドライバーのスリム・ボルグウッド氏が1981年にF1GP参戦を果たした時にマシンに大きくABBAのロゴが掲載されていたのです。ボルグウッドは、一時グループのバックバンドのドラマーだったのですね。スターダムに駆け上がったグループが稼ぎ出したお金が、当時のスウェーデンの国家予算を上回っていたというからすごいですね。バックバンドの一員に対してポケットマネーを出したと思われていたのですが、実は、お金は出していなかったとか。「われわれは、ボルグウッドを応援しています」という意味合いだったようです。と、いうことは、現在、GT300クラスのトップコンテンダー、Good Smile Racingのように賛同者を募りレーシングチームを運営するというビジネスモデルであったのかな。随分と先駆的なトライアルだったということでしょうか。

スウェーデン人ドライバー達が、日本のレースシーンでも活躍していたことを思い出しました。エイエ・エルグ選手、スティーブン・アンドスカー選手、アンデルス・オロフソン選手、そして、今や、フェリックス・ローゼンクヴィスト選手。

蛇足ですが、ロニー・クインタレッリ選手のお父さんは、命名する時に、ファンだった、スーパースウェードの異名を持ったロニー・ぺテルソン選手からファーストネームをいただいたそうです。

さあさあ、CDコレクションの中からABBAのアルバムを見つけだして、愛車のHDに録音。初夏の快適な空気の中、曲を聴きながらドライブ。あのダンシングクイーンは、今どうしているのでしょう。ああ、あの頃は…、なんて思いを巡らせながら、富士スピードウェイに向かっています。そう、ゴールデンウィークのビッグイベント、スーパーGT第2戦、500キロです。