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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
【Pre-match Words 柏レイソル・菅野孝憲編】
(2015年4月17日掲載)
Q、髪型のことをお聞きしたいんですけど、金髪にはこだわりがありますか?
A、いや、できれば白とかにしたいですけど、たぶん時間が掛かるので今は「染めときゃいいや」って(笑)
Q、白とかにしたいんですね。
A、できればしたいですけどね。でも、本当に時間が掛かるので。この金髪でも2時間くらい掛かってますから。でも友達からは「2時間で抜けるんだ」って言われますけどね。色を抜くだけなので。
Q、自分でやるんですか?
A、いえ、違います。やってもらっています。
Q、もう金髪も結構長いですよね?
A、そうですね。でも、"坊主"の方が長かったですけどね(笑) それからしたら全然金髪は短いですよ。周りの友達や先輩とかは僕に"坊主"のイメージしかないですからね。
Q、凄く金髪にこだわっている訳じゃないんですね?
A、全然こだわってないですね。でも、今まで"坊主"だったので長い方が面白いですね。いろいろ遊べますし。
Q、どのくらいのペースで美容院に行くんですか?
A、月に2回くらいですかね。3週間に1回とか。できれば2週間に1回くらい行きたいですけどね。
Q、漠然とした将来の頭皮への不安とかってありますか?(笑)
A、ありますよ(やや食い気味に)!でも、ここまで来たら行ける所まで行こうかなと(笑) もうそういう技術も進んでいますしね。「そのためにちょっとお金貯めとこうかな」みたいな(笑)
Q、次は弊社でも解説をしてくれている親友の玉乃淳さんについてお聞きしたいのですが、彼の解説に対するイメージはありますか?
A、正直僕は見ていないんですよ。全然見ていなくて。いつも試合を見る時は実況解説を消して見るので。でも、周りからの評価は凄いですよね。ウチのチームの中でも「絶対来るでしょ」「もっとやってよ」みたいなことを言っていて、それで僕が知り合いだってわかると「え、そうなんですか?」みたいな。「玉乃、面白くね?」みたいな話をみんなしているので。もちろん年下のヤツにも呼び捨てにされていますけど(笑) でも、みんなの評価が凄いですよね。アイツは話も上手いし面白いですから。
Q、プレーヤーとしての玉乃淳はどんな選手でしたか?
A、天才でしたよね。小学校の時に初めて見て「ああ、こういうのを天才って言うんだな」って。そんなに練習している訳でもないのに速い、上手い、当時は体も強かったですし、マイペースで自分の世界を持っているヤツで。もちろんヴェルディのジュニアユースもユースもそれぞれの個は強かったですし、面白いヤツもいっぱいいましたけどね。
Q、一緒にやっていた頃も面白いことを言うようなヤツでしたか?
A、いや、現役中はもうナーバスで、自分の調子が悪かったら一言も喋らないでムスッとして。でも、サッカーは本当に大好きで毎試合スペインリーグを見ていて。当時は毎週スペインリーグの放送があった次の日はアイツの家に行って、試合を見ながら食事してという。アイツのお母さんに鍋を作ってもらってとか(笑) 根占(真伍・東京Vジュニアユースの同期)と3人で。本当にそんな感じでしたね。
Q、今の姿というのは想像できなかったですよね。
A、想像できないですよね。でも、なんか嬉しいですよ。嬉しいというか凄いです。あれも才能ですし、彼がスペインに行った時も新しい道に行くという意味で、アイツはそういう天性というか、その道を怖がらずに突き進めるというか。だから、ずっと僕は尊敬していますし、あんな感じでナヨナヨしてそうですけど凄くハートがいいヤツですしね。僕のプロ入りがなかなか決まらなかった時も毎日電話を掛けてきてくれて、サッカーの話をする訳でもないんですけどね。今思うと「凄い気にしてくれていたんだな」と思いますし、凄く男気があるというか、ポイントポイントでアイツには助けられているので。あとは色々なものをぶっ壊して欲しいです(笑) 選手時代の経歴とかはまったく関係ない所で、純粋に解説で評価されてどんどんポジションが上がってくればいいですよね。例えば(松本)拓也さんだって僕は凄く良いGKコーチだと確信していますし、「現役時代はプロだったの?」とかってもう関係ない時代なので、それがもっと日本で浸透してくればなあと。世界のトップクラスの監督だって、モウリーニョもベンゲルもそうじゃないですか。そういうことを素直に評価できるサッカー界になっていってくれたら、アイツも雑誌で「セカンドキャリアに幸あれ」って企画をやっていますけど、そういう意味で凄く広がりが出て行くのかなと純粋に思いますけどね。
Q、改めてこういう場で彼に伝えたいことはありますか?
A、そうですね... 本当にサッカー界の常識を壊して欲しいです。現役時代にどうだったから解説ができるとかじゃなくて、彼が解説した次の日は僕が知らない所でもこれだけ彼のことが話されている訳ですし、今のスタイルは絶対に間違っていないと思いますし、スタイルを変えるつもりはないと思いますけど(笑)、迷わず行って欲しいなと。あとは結果を出して欲しいですね。サッカー界だけとは言わず、サッカーの魅力を広めるために、メディアの世界を変えていって欲しいなと思います。セカンドキャリアの中でもっとサッカーが注目されるような形で。アイツは僕の中で常に新しい道を怖がらずに行くヤツなので、本当に今までの常識を覆して欲しいですね。
【菅野孝憲プロフィール】
東京ヴェルディの下部組織で育ち、2003年に横浜FCへ入団。2007年にはJリーグ新人王に輝く。
2009年より柏レイソルでプレーし、数々のタイトル獲得に貢献している。
※所属チームを含めた情報は、当時のものをそのまま掲載しています。
ご了承ください。
取材、文:土屋雅史
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