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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2020年02月23日

J2第1節 群馬×新潟 試合後の新潟・アルベルト監督会見コメント(2020)

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正田醬油スタジアム群馬で行われた
2020 明治安田生命J2リーグ第1節のザスパクサツ群馬×アルビレックス新潟は
0-3で新潟が勝ちました。
以下、試合後の記者会見における新潟・アルベルト監督のコメントです。

(新潟・アルベルト監督)

コンニチハ。まずは風によってとても難しい試合だったというのがあります。ピッチ上ではやはり風にとても影響されて、思い通りのプレーはなかなかできなかった所があります。今日みたいに明確に前半が向かい風、後半が追い風の時だと、前半と後半で試合の展開に大きな差が生まれるということがあります。前半の向かい風の時に、本来であれば浮かさずに、ゴロのパスをもっと有効に使わなければいけかったんですけれども、それに気付くのに我々は20分掛かってしまいました。その後、前半20分か25分頃からは向かい風に対してどのようなプレーをすればいいのか理解した上で、良いプレーができたと思います。

一方で後半というのは追い風になったことによって、まったく違った展開が出てきました。そして後半何を狙ったかというと、幅を取った攻撃、そしてボランチの1人、ゴンサロ(・ゴンザレス)を後ろに下げての3バック気味にプレーするというのを狙いました。で、我々が期待するプレーをチームがしっかりと表現できるようになった時には、良いチャンスが創れたと思います。と同時に、相手が前掛かりになった時には、ディフェンスラインの背後に空いたスペースをファビオがうまく生かしていました。

今日は勝ちましたけれども、まだまだチームは成長しなければいけませんし、改善点はたくさんまだ残っていると私は認識しています。ただ、選手とチームにとって勝ち点を獲得するというのはとても重要になってくるので、今日の勝ちというのはとても素晴らしかったです。けれども、我々はもっと改善して、もっともっと成長しなければいけないというのが今日の認識です。

Q:ゴールキーパーで小島(亨介)選手を起用した狙いを教えていただけますか?

A:小島選手は足でのプレーがとても得意です。我々のプレーにとって、彼のようなキーパーというのはとても重要な存在です。プレシーズンの後半の所で小島選手は素晴らしいプレーをしていたので、今日は彼をスタメンとして行かせました。判断が正しかったかどうかは定かではありませんけれども、今の時点で彼が最もチームに貢献できるキーパーだと思い、今日は起用しました。彼は若いキーパーです。日本にとっても素晴らしい、将来を担う若手のキーパーだと理解しています。個性も素晴らしいものを持っています。皆さんの国、日本にとって素晴らしいキーパーになることでしょう。

Q:公式戦のこの熱気の中で、初めての勝利を掴んだ今のお気持ちを教えてください。

A:私がチームを信じていることに疑いはありません。一方で、チームが我々の目指すサッカーを信じるには、まだまだ自信を獲得する時間が必要だと思っています。と同時に、今日私の気になっていた部分というのは、新潟から来てくれた多くのサポーターに喜びを提供できるかどうかという点でした。なので、今日の勝利というのはもちろん我々のためでもありましたけれども、それ以上にわざわざここまで来てくれたサポーターのみんなに捧げたいと思います。

私の国スペインに、このような素晴らしいサポーターが増えることを期待しています。世界のサッカーにとって、お手本になるような素晴らしいサポーターだと思います。なぜそう思うかというと、もし万が一私たちが今日試合に負けていたとしても、彼らサポーターたちは我々のことを後押しし続けてくれると信じて疑わないからです。このような、勝っても負けても応援し続けてくれるサポーターというのは、世界中を見ても少ないと思います。それゆえに今日の勝利は彼らサポーターに捧げたいと思います。

Q:高知キャンプで目指してきたものは、今日の3-0という素晴らしい結果の中で、どれぐらい発揮できたのでしょうか?

A:"少しだけ"やってきたことが表現できたと思います。選手たちは我々が求めるベースの所は十分理解してきたと思います。ただ、まだまだ改善点というのは多く残されています。けれども、今は満足しています。試合に勝てば誰もが満足することでしょう。負けたら誰もが悲しみます。

Q:今日の試合で特に目指してきたものを表現した時間帯、シーンがあったら教えてください。

A:前半にせよ、後半にせよ、速いテンポでボールを回した後に、前への推進力というか、スピードアップしたプレーが出てきた所は、我々が期待した部分を表現できた時間帯、プレーだと思っています。あとはコンパクトなポジション取りをしてプレーし続ける所というのも、十分表現できていたと思っています。まだまだ改善点はあります。そのためには自分たちのやっていることを、選手たちが信じ続けるということもとても重要だと思っています。

プレシーズンでの練習試合ではなかなか良い結果が出ず、そして良いプレーが必ずしもできたという訳ではありませんでした。けれども、スタッフも選手も常に良い仕事をし続けてきました。そして今回、良い形で試合を迎えて、勝利をできたということを嬉しく思っています。コンパクトにポジション取りをして、なかなか相手にとっては攻撃しづらいチーム、攻撃するのが難しいチームというのを構築しつつ、守備のバランスを維持しつつ、攻撃のレベルアップをもっとしていきたいと思っています。心から、改めて言います。まだまだ道のりは険しいです。

Q:今日の試合の中で特に印象に残った選手を挙げていただけますか?

A:サッカーというのはチームプレーというのがあります。11人"わがままな選手"が揃って、ピッチに飛び出します。それをまとめて、"わがままな個人"を"わがままなチーム"に結束させる必要性が出てきます。なので、個人名というのを挙げるのは難しいです。この5週間で11人が素晴らしく成長して、今日を迎えたからです。

以上です。

土屋

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