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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

その他の試合レポート 2020年01月03日

高校選手権3回戦 國學院久我山×昌平 試合後の國學院久我山・福井寿俊、保野友裕、加納直樹、山本献、 戸坂隼人、山下貴之、山本航生、河原大輔、明田洋幸コメント

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浦和駒場スタジアムで行われた
第98回高校サッカー選手権大会3回戦の
國學院久我山高校×昌平高校は、0-1で昌平が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける

國學院久我山・福井寿俊、保野友裕、加納直樹、山本献、

戸坂隼人、山下貴之、山本航生、河原大輔、明田洋幸コメントです。

(國學院久我山・福井寿俊)

Q:今はどういう想いがありますか?

A:素直に悔しいですね。悔しいですし、ただ昌平が強かったですね。

Q:ポジションもいつもと違って、守備の時間も長かったですけど、それも踏まえたゲームの印象はいかがでしたか?

A:まあ映像でも昨日の試合を見ていて、凄くドリブルが上手だったり、ボールを持たれる時間が多いかなという話はみんなでしていたんですけど、そこを耐えて、そこから攻撃に繋げてという話をしていた中で、耐えられてはいたんですけど、最後の最後は差が出たかなと思います。センターバックは普段やっていないので、正直自分の良さが出せていたかはよくわからないですけど、昨日ああいう形で(加納直樹が)退場になってしまって、もうチームが勝つ上では嫌とか言っていられないので、「とりあえずチームが勝てればいい」と思って、11つやっていました。昨日の夜にもう監督から「センターバックで行くよ」と言われて、もうその覚悟はしていたので、そこは素直に受け止められました。

Q:相手の11番への対応は大変だったでしょう?

A:はい。予想以上に強烈でしたね。速くて、収められるし、ちょっと自分が想像していたのと違いましたね。

Q:今日はパートナーの保野くんも良かったんじゃないですか?

A:そうですね。結構集中力も高くて、アイツ自身足のケガのこともありましたけど、本当に最後までよく戦ってくれたなと思っています。

Q:タイムアップの瞬間はどういうことが一番に思い浮かびましたか?

A:まず一番に、僕は昨日の試合で直樹が退場したことに責任を感じていて、1枚目は僕のせいですし、あとパッと頭に思い浮かんだのは監督に申し訳なかったなということでした。

Q:福井くんは1年生からゲームに出ていて、ずっと清水さんが監督だったから、そこに対する気持ちも強かったでしょう?

A:強かったですね。監督には本当に自分は一番お世話になっているかもしれないくらいだったので、恩返しができなくて本当に悔しいですし、本当にただ悔しかったですね。

Q:ロッカーで清水さんはどういう話をしていましたか?

A:この舞台でできたことへの感謝と、この3年間、特に最後の1年間は一緒にできて楽しかった、みたいな。本当にその言葉が聞けて、自分たちは嬉しかったですし、その言葉が聞けたからこそ、なおさら悔しかったですね。

(國學院久我山・保野友裕)

Q:今日は納得の行くプレーができたんじゃないですか?

A:完全に戻った訳ではないですけど、それでも昨日よりは監督の期待には応えられたのかなと思いますね。悔しいですけど、自分がどんなに良いプレーをしても勝たないと。負け方が負け方なので、ちょっと、うーん、急に終わりが来たみたいな感じでツラかったです。

Q:終わった瞬間はよくわからなかった感じですか?

A:混乱しているというのがありました。今になってちょっと落ち着いてきて。でも、やっぱり試合の内容的に言ったら、相手の方が上だったから、まあ受け入れている所はありますね。後半にバー2本とポスト1本叩かれて、いつ点を取られてもおかしくなかった中で、加納(直樹)がいなくて、守備の選手たちは全員がよく集中していたのかなと思います。

Q:昨日のパフォーマンスを考えたら、よくここまで戻しましたね。

A24時間切った中で、どうしようか自分の中で考えていて、心の状態を良くしようと考えていて、こういう言い方をすると相手に失礼かもしれないですけど、相手のフォワードがアレだけやってくれる選手だったので、自分の持ち味も出て。本当に「気持ちの準備だけはちゃんとしよう」と決めていたので、そういう意味で完全にできたのかなと思いますね。

Q:やり切った感はありますか?

A:やり切ったと言ったらウソになっちゃうんですけど、自分の中で受け止められる範囲にはなったかなと思います。この前の試合だったら受け止められなかったので。でも、そんなにうまく行くことばかりが人生ではないので、何でもそうですね。ピッチにすら立てない選手もいるので、そういうのを考えたら自分は幸せだなって感じます。

Q:しかし良くメンタルを立て直しましたね。

A:そうですよね。たぶん前だったらダメでした。そういう意味では3年間でいろいろな選手がいて、スタッフがいて、監督がいてという中で、もちろんサッカーもですけど、そういった人としての気持ちの、メンタル的な所も育ててもらえたのかなと本当に感謝しています。

Q:久我山での3年間は楽しかったですか?

A:苦しいことももちろんありましたし、「いろいろウゼー」と思ったこともありますけど、ありますけど、それがなかったらやっぱりダメですから、そういった意味ではトータルして楽しかったですね。本当に良いチームに恵まれて、良いチームメイトに恵まれて、感謝しかないです。他の選手がいなければ、自分はここに来れなかったと思っているので、"ひとの力"を感じましたね。自分の力では何1つできないなということを知ることができたので、それだけでも良いモノを得られたなと思います。

(國學院久我山・加納直樹)

Q:どういう終わり方だったなって、今思っていますか?

A:率直なことを言うと、もちろん埼玉スタジアムの決勝で階段を上がって、表彰台でトロフィーをみんなでシャーってやっているのが、もうみんなもそうですけど終わり方としてイメージしていた図なので、しかも応援席で終わることなんて想像もしていなかったですけど、今日の試合を応援席で見ていて、本当に仲間たちを誇りに思いますし、本当に体を張って、シュートも圧倒的に打たれている中で、ずっとゼロで抑えて、ラッキーな部分もありましたけど、ずっとゼロに抑えていた仲間たちを本当に誇りに思います。それだけですね。

Q:試合前から応援する姿がビジョンに映っていましたね(笑)

A:自分はメンバー外の選手と一緒にメインスタンド側で見るはずだったんですけど、監督に「それはダメみたいだから、オマエ死ぬ気で応援しろ」って言われて、「わかりました!」って(笑) だから、死ぬ気で声が嗄れるくらい応援しました。

Q:昨日の試合後に踊っている姿もSNS上で見かけましたが(笑)

A:いや、アレは(笑) だって歌われたらやるしかないじゃないですか。「反省しろ」「反省しろ」って地元のヤツらにも言われましたけど、あそこで加納のチャントを歌われたら、"加納"はだってやるしかないじゃないですか。それが"加納"じゃないですか(笑) そういう雰囲気を創ってくれた仲間たちに出会えたことが本当に良かったです。

Q:清水さんにはジェファの時からお世話になってきたと思いますけど、どういう想いがありますか?

A:清水さんを日本一にするという誓いは達成できなかったですけど、この悔しさを味わった自分たちが、清水さんの教えを生かして、今後大学サッカーで活躍して、ゆくゆくはプロになって活躍できれば、最高の恩返しだと思っているので、頑張ります!

Q:センターバックでプロを目指します?

A:中3の頃はフォワードでと思っていたので、それが今はこうじゃないですか。だから、もうどうなるかわからないなと思って。いろいろな指導者の下で、清水監督もそうでしたけど、自分の合っている所に導いてくれたので、こういうこともあっていいんだなって。1つのポジションにこだわり過ぎないで、自分にはいろいろな可能性があるんだなって。だから、どこをやっても頑張ります。どこをやっても自信はあります。

Q:サッカー以外でも自分のいろいろな可能性を知った3年間だったでしょうか?

A:サッカー以外... それは「何かやれ」ってフリですか?(笑)

Q:いやいや、フリじゃないよ(笑)

A:そうですね。サッカー以外にも、ああやって人前に出ることもできますしね(笑)

Q:久我山での3年間は楽しかったですか?

A:楽しかったですね、本当に。いや、本当に楽しかったです。スポーツ系のヤツらは3年間同じクラスで、同じメンバーなんですよ。なので、オフの時とかも常に一緒にいるので、家族以上の存在で、本当に楽しかったです。

(國學院久我山・山本献)

Q:今は率直にどういう想いがありますか?

A:単純に相手の方が強かったなというのがありますね。自分たちが押し込まれる時間がずっと長くて、その中で自分たちのサッカーができた時間は、後半の途中ぐらいからちょっとボールを持てた時間もあったんですけど、それ以外は本当にもう耐える時間が長くて、やっぱりキツかったですね。

Q:やっぱり昌平は相当強かったですか?

A11人がボールを持てますし、飛び込んじゃうとドリブルで剥がされるし、そういう意味では本当に強いですね。どんどん連続して来るというか、奪っても近くにいっぱいいて、出し所がないみたいな感じなので、強かったなって思いました。

Q:あのゴールが入った瞬間っていかがでしたか?

A:自分は1回、最後の方で時計を確認した時に78分ぐらいで、「とりあえずあともうちょっと耐えよう」と思っていて、最後にやられた時は真っ白になったというか、なんか何も感情がなかったです。なんか真っ白になっちゃって、よくわからなくて。もう終了間際だったので、蹴って終わりみたいな。その時もよくわからなくて。やっぱりその後に「あともう少し足りなかったんだな」というのは感じました。

Q:ずっと憧れ続けてきた選手権の舞台はいかがでしたか?

A:やっぱり普段とは全然違って、グラウンドもそうですし、スタンドにも応援だけじゃなくて他の人たちも見ていて、そういう中でサッカーがやれることって人生でもほとんどないと思うので、そういう意味では自分は幸せなのかなと思いますね。その中で、やっぱりもっと良いパフォーマンスができたらなと。良いパフォーマンスをすれば観客も沸きますし、そういった中ではもっと良いパフォーマンスをして、もっと観客を沸かせたかったなというのはありますけど、今日は耐えるしかなくて、ほとんど自分の力を出せなかったですね。

Q:ある程度のやり切った感はありますか?

A:まあ、そうですね。試合の前までの準備が結果に繋がると思うので、自分たちがやれることはコンディショニング含めてやってきましたし、その準備の所で、届かなかったということは、もっと練習の時とかに足りないことがあったのかなとは思います。

Q:久我山での3年間は楽しかったですか?

A:メチャメチャ楽しかったです(笑) みんなキャラクターもいいですし、その中で自分はボールを蹴っている時もそうですし、蹴っていない時も楽しいですし、本当にこのみんなが仲間で良かったなと思いますね。

(國學院久我山・戸坂隼人)

Q:今は率直にどういう想いがありますか?

A:正直日本一まではまだ遠かったかなって思いますね。自分たちは本当にやれると思って昌平に挑んだんですけど、足元の技術とかパスとか、サッカーの本質的なセカンドボール、球際の部分、すべてで圧倒されて、来年の久我山に託すしかないんですけど、この悔しさを忘れないで欲しいなという感じですね。

Q:昌平は思った以上に強かったんですね。

A:はい。もう思った以上にメチャメチャ強かったです。

Q:自分の持ち味はどれぐらい出せましたか?

A:トライはしたんですけど、最後の所の精度もちょっと落ちちゃいましたし、もうちょっと縦への仕掛けを前半からトライしていければ、もっと相手のディフェンスラインも崩れたでしょうし、後半はトップ下の所に落ちたんですけど、最後は体力も持たなくて、あそこでもう1個ドリブルで剥がしていけたりとかできればと思うと、プレーに対しての頭が堅かったですね。

Q:インサイドハーフに入ったことで、他の選手の配置にも幅が出ましたし、戸坂くんのいろいろな所をできる長所がチームを助けたのかなと思うのですが。

A:自分もインサイドでプレーすることはワクワクするというか、たくさんボールを受けられて、そういうチャンスメイクの部分は好きなので、パスの配球の部分ではもうちょっと精度を上げたい部分もありましたけど、良く関わることはできたかなと思います。

Q:選手権はずっと出たかった大会だと思いますが、3試合やってみていかがでしたか?

A:いや、もう本当にメチャメチャ楽しかったです。3年間の集大成というだけではなくて、今までのサッカー人生の中で一番大きな舞台ですし、本当に毎試合毎試合ラストが懸かっている中で、すべてを懸けてやっていたので、小学1年生からサッカークラブに入って、ここまで携わってくださったいろいろな方々への感謝も込めてプレーしていたんですけど、みんな見に来てくれていましたし、「楽しかった」で終わらせてはいけないと思うんですけど、本当に幸せだなと感じました。

Q:久我山での3年間はいかがでしたか?

A:FC東京のユースに上がれなくて悔しい想いをして、久我山に入って1年目は出場機会を結構得られたんですけど、その中でもあまり結果を残せず、2年になってからはレギュラーとして定着していく中で、足元の技術とかも清水監督にメチャクチャ言ってもらっていたので、そういう部分では本当に成長できたかなと思いますし、本来持ち味だったスピードに、そういう創造性の部分が加わったことで、サッカー選手としても成長できたかなと思います。大学でも4年間必死にやって、プロになって、またこういう舞台でプレーできたらなと思います。

(國學院久我山・山下貴之)

Q:昌平は強かったですか?

A:強かったです。すべてで相手が上回っていました。監督とかコーチとかは五分五分みたいな感じで話していたんですけど、やってみたら守備の時間で耐える時間が長くて、攻撃してもクリアとかも全部拾われちゃったので、エンドレスでずっと攻撃されているようなイメージはありました。

Q:アレだけエンドレスに回収されてしまうと、攻撃の選手としても苦しかったですか?

A:苦しかったですね。後ろの選手たちが頑張ってボールを奪ってクリアしても、それを全部回収されちゃうので、また守備、また守備、みたいな感じで、攻撃になっても体力があまりない状態での攻撃だったのでキツかったです。あの時間まで0-0で耐えていたのは良かったんですけど、今日は結構集中力も高かったゲームだと思います。でも、やっぱりラストの2分で集中力が切れて、足も止まってやられたので、相手の方が1枚上手だったのかなというふうに思います。

Q:そこを認めるのは悔しい部分もありますよね。

A:日本一を目標にやってきたんですけど、負けて初めて日本一への距離がわかりました。

Q:だいぶスポットライトも浴びたと思いますが、選手権という大会はいかがでしたか?

A:素晴らしい舞台でした。応援してくれる方とか、サポートしてくれる方がとても多くて、いろいろな人の想いを背負ってピッチでプレーできて、本当に自分は幸せ者だなというふうに思いました。

Q:この舞台でハットトリックとか、メッチャうらやましいですけどね(笑)

A:まあ、アレは運もあったんですけど、個人的にも結構嬉しかったですね。こぼれ球とか結構自分の所に流れて来てくれたりしたので、あの日はなんか持ってました(笑)

Q:山下くんはジェファの時から清水さんを知っていると思うので、そういう意味でこの大会に懸ける想いも強かったんじゃないですか?

A:本当に監督には6年間お世話になって、本当に監督のために日本一になりたいってずっと思って、監督を勝たせられなかった自分たちが不甲斐ないです。それでも1年間自分も含めて3年生を信じてやってきてくれたので、本当に素晴らしい監督だなと尊敬しています。

(國學院久我山・山本航生)

Q:今は率直にどういう想いがありますか?

A:特に今年の1年間はスタートしてからも、チームとしての手応えは本当にありましたし、インターハイでああいう形で負けてしまったんですけど、この選手権では絶対に日本一を獲ろうと、獲れると本当に信じてここに来たので、率直に昌平さんに負けたことは悔しいですね。

Q:昌平は強かったですか?

A:強かったです。ここで「そうでもなかった」なんて言えないですよね(笑) やっぱり自分たちがあそこまでボールを持たれるゲームというのは今まで少なかったので、本当に苦しいゲームでしたし、本当に強かったなという印象はあります。

Q:いろいろな意味で「ああ、最後なんだな」って感じがしますか?

A:そうですね。試合が終わって一番最初に思ったのは、本当に悔しい想いもいっぱいあったんですけど、やっぱり監督と3年間一緒にこうやってサッカーをやってきて、「これでもう一緒にできなくなってしまうんだ」という想いと、「普段からも仲の良いみんなと一緒に練習できなくなってしまうんだ」という想いが先に来てしまって、悔しいんですけど、そっちの方が終わって実感が湧いてきてしまうと、涙が止まらなかったですね。

Q:個人としてはある意味で浮き沈みのある1年だったでしょうか?

A:そうですね。難しい時と、できている時といろいろあったんですけど、その中で本当に自分は良い経験ができたなと思いますし、久我山というチームのセンターフォワードを1年間やれて、みんなに迷惑を掛ける時もあったんですけど、1年間通してはチームに貢献できたかなというふうに思います。

Q:選手権という舞台はどうでしたか?

A:いやあ、初めてだったんですけど、本当に他の大会も素晴らしいというのはありながら、「ちょっとレベルが違うな」という印象があって、こういう周りの人たちが作ってくれる環境もそうですし、自分たちの気持ちの入り方も含めて、選手権じゃないとできないような雰囲気で3試合もやることができて、自分にとっても本当にかけがえのない経験になりましたし、チームにとっても本当に良かったと思います。

Q:楽しかったですか?

A:楽しかったです!やっていて、最後に率直にみんなとロッカールームで話した時は「3試合本当に楽しかった」って。こんな大観衆の中でプレーできることなんてまずないですし、その中で自分たちみたいな高校生がこういうサッカーを、自分が憧れていた久我山サッカーを、この選手権の舞台で3試合もできたというのは、本当に楽しかったです。

Q:久我山での3年間はいかがでしたか?

A:1年と2年の時はトップチームには関わらせてもらっていたんですけど、苦しいことも結構多くて、ツラいこともあったんですけど、結果的に見たらこのみんなとサッカーができたということは絶対的にプラスでしたし、久我山を選んで、ここに来て良かったなって、今は率直にそう思います。

(國學院久我山・河原大輔)

Q:今は率直にどういう想いがありますか?

A:悔しいです。あと5分、自分は時間を見ていて、「このまま行けばPKだな」と。まあ自分は蹴らないですけど(笑)、「行けるんじゃないのかな」と思っていたので、まあ悔しいです。

Q:相手のゴールが決まった瞬間はいかがでしたか?

A:いやあ、もう何も考えられなかったというか、時間も時間だったので、頭が真っ白になりました。

Q:今日も緊急出場というか、前半からの途中出場になりましたね。

A:(加納)直樹が前回退場して、難しい試合になるというのはわかっていましたし、自分も前回センターバックをやっているので、カズ(福井寿俊)がどうしてもボランチに置きたい時とか、出番があるのかなというのは事前に自分の中で予測していましたけど、「後半からはあるのかな」と思っていたので、前半の最後の方で出るってなった時はちょっと驚きました。

Q:昨日からのメンタル的なリカバリーはできましたか?

A:いや、できないですよ(笑) さすがに。まあ、でもよく考えてみたら市船とか興國とか、そういうチームも負けているので、とりあえずチームが勝てたことが良かったかなと思います。

Q:個人的には起伏の大きい3試合でしたね。

A:そうですね。初戦は点を決めて、PK外して。まあ、なんか楽しかったです(笑) 楽しめました。

Q:いろいろな意味で一番選手権を楽しみ尽くした選手じゃないですか(笑)?

A:まあ、そうですね。本当に一番楽しんだかなと思います。いろいろな意味で。

Q:久我山での3年間はいかがでしたか?

A:自分は12年は全然下のカテゴリーにいたので、この代で3年生の仲間とこういう舞台で戦えて、本当に楽しかったです。やり切りました。

Q:やり切ったという言葉が聞けて良かったです。でも、そんな簡単にメンタルリカバリーできないよね。

A:でも、5人目を蹴ろうとした、その姿勢を褒めて欲しいです(笑)

Q:「PKは蹴った者しか外さない」という名言もありますし。

A:そうですよね。それなのに、ああだこうだ言われて(笑)

(國學院久我山・明田洋幸)

Q:今は率直にどういう想いがありますか?

A:なんか、やっと3年間の高校生活が終わったかなという感じですね。

Q:やっと、という感じですか?

A:そうですね。自分としては結構長かったなというイメージがあって、1年生の時にツラい想いをして、3年生の時にキャプテンをやらせてもらって、いろいろな葛藤やツラいこともありながら、ここまで来られたので、自分的にはキャプテンとかそういう経験もさせてもらって、久我山には本当に感謝しかないです。

Q:今日のゲームはどういうふうに見ていましたか?

A:最初はビデオで見た感じ、ドリブルの上手い選手が多くて、「ちょっと厄介だな」というのがあって、今日やってみてやっぱりドリブラーの選手がたくさんいて、前半はちょっとヤバいシーンばっかりだったので、「どうしようかな...」と思ったんですけど、自分たちは久我山のサッカーと言えばパスサッカーもありますし、自分たちがボールを持てればチャンスも多く創れると思ったので、前半はそれができなかった分、ハーフタイムの時に(山本)航生や(戸坂)隼人やタカ(山下貴之)に、「シュートをまず打つように」と伝えました。アイツらのシュートもなければ勢いにも乗れないというのがあったので、前半は全然シュートを打っていなかった部分もありますし、航生とかがシュートを打てば流れに乗るんじゃないかと思ったので、それをハーフタイムの時に言って、アイツらは後半にそれをちゃんとやってくれたので、後半は勢いに乗れたかなという部分はありました。でも、最後の最後で負けてしまったのは悔しいですね。

Q:試合が終わった瞬間はどういうことを一番に思いましたか?

A:一番に浮かんだのは監督の顔ですね。清水監督を日本一の監督にするということを目標にして頑張ってきた部分もあるので、そういった部分でそれを成し遂げることができなかったのが、とても悔しいですね。あと、監督と試合をするのはこれが最後かと思うと、ちょっと涙が出てきましたね。

Q:やっぱり清水さんには相当お世話になったなという想いがありますか?

A:そうですね。監督は自分がキャプテンとして一番適任じゃないかって考えてくれた人なので、そういった部分では本当に監督に感謝しています。

Q:キャプテンをやって良かったですか?

A:良かったです。自分はなかなかキャプテンの器ではないと思うんですけど、やっぱり自分の気持ちというのを表に出さないタイプなので、自分が考えていることを口に出すようなタイプでもないですし、そういった面ではキャプテンとしてふさわしくないのかなという部分はあるんですけど、最後にみんな、181人が自分に付いてきてくれて、これまでやってきたので、そういった部分では凄く良い経験をさせてもらったなと思います。

Q:キャプテンをやっていたから、森七菜さんとああやって喋れたのかなと思うんですけど(笑)

A:いや、ああ、まあまあ、そうですね。キャプテンだからこそできた部分はありますけど(笑)

Q:アレ、河原くんもうらやましかったよね?

K:コイツ、本当にズルいっす(笑)

A:まあ、そうですね。キャプテンをやっていたからこそ、ある意味いろいろな経験をさせてもらって良かったですね(笑)

Q:ゲームに出ることはできなかったですけど、選手権自体はいかがでしたか?

A:自分が小さい頃からずっと見てきた選手権という大きな舞台で、自分がピッチには立てなかったですけど、メンバーに入れてみんなと戦うことができたことは、凄く嬉しいの一言です。あとは多くの観客が自分を含めて久我山を応援してくださっているということを改めて実感して、「久我山っていい学校なんだな」っていうふうに思いました。

Q:河原くん、実は点取ってるんですけど、うらやましい?

A:いや、メチャクチャうらやましいですよ。コイツ、「シュート打った」っていうふうに言っているんですけど、監督とか全員「アイツ、クロスでミスっただけだろ」っていうふうに言っていたので。

K:いやいや、ちゃんとハイライト見ました?

A:いや、ハイライト的には「打ったかな」とは見えるんですけど、実際に目の前で見ていたら、「アレ?」って感じがあったので。

K:いや、それはオレだからですよ。隼人とかが決めてたらさ。

Q:まあ、キャラクターもあるのかな。

A:まあまあ。でも、1回中見たじゃん。

K:それは中を見て、「そこの入りが遅い」って判断して、キーパーがちょっと寄ったからさ。

Q:まあ、その分昨日ツラい思いしてるから(笑)

A:気持ちのアップダウンが激しかったですからね(笑)

K:まあまあ...(笑)

以上です。みんな本当にありがとう!

土屋

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