最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ
このブログについて
J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
正田醬油スタジアム群馬で行われた
2019 明治安田生命J3リーグ第31節のザスパクサツ群馬×ギラヴァンツ北九州は
0-1で北九州が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける北九州・高橋拓也、河野貴志のコメントです。
(北九州・高橋拓也)
Q:難しい試合だったとは思いますが、90分間の全体的な印象はいかがでしたか?
A:立ち上がりはウチがビルドアップの所で、相手のプレッシャーをうまくいなして、幅を使って押し込めて、そこで(高橋)大悟が点を取ってくれたので、あれが相当プレッシャーというか、いろいろなものを楽にさせてくれて。ただ、後半の立ち上がりにしっかり入ろうという中で、相手も球際とか運動量の所で上げてきたので、ちょっと後手に回って耐える時間が長くなってしまったんですけど、そこはペースを握られながらも、しっかりと要所で守れていたので、カウンターから2点目が取れていたらベストな試合だったかなと思います。
Q:相手もシステムを変えたり、終盤はパワープレーに出てきましたが、そのあたりの守備の対応はいかがでしたか?
A:試合前にメンバー表を見て、カードと言ったら「たぶんウチがリードしていたら(福田俊介を)入れてくるだろうな」というのはみんなで話していて、「その時にこうしようね」という所は話していたので、ファーストディフェンスが競り合ったこぼれ球の所とか、セットプレーを簡単に与えないとか、そういう所はチームで徹底してやって、もちろん相手がいる事なので完璧にはいかなかったですけど、そこは落ち着いて対応できたかなと思いました。
Q:守備はだいぶ手応えがあったんじゃないですか?
A:そうですね。カウンターのケアの所も簡単に飛び込まずに、シュートを打たせて守るという所も練習していましたし、1本僕が止めたのもしっかりファーを切らせてというのもあったので、落ち着いてできました。
Q:あの1本はファインセーブでしたね。
A:アレはファインセーブですけど、あそこを抜かれていたら相当怒られるので(笑)、まあチームでの練習というものが実ったかなという感じですね。
Q:あと1つ勝てば昇格という所まで来ましたが、そのことについてはいかがですか?
A:こういう時に次のホームはいつもと違った雰囲気になる可能性もありますし、そういった所で勝ち点を落としてしまうチームも過去に何チームもありますし、1つ流れが崩れるとナーバスになって、またわからなくなってしまうので、次の讃岐戦でしっかり決めるという所と、自分たちがこのゲームから何かを学んで、成長した姿を次の試合で見せると。あくまで僕らはチャレンジャーという所で、みんなと昇格を決めたいなという気持ちです。
Q:去年の今頃から考えると、今年のこの順位はちょっと信じられない所もありますか?
A:一昨年もそうですけど、去年も苦しい中でもギラヴァンツや北九州のために頑張ってきた選手ばかりでしたし、結果が出ない中で批判とかいろいろありましたけど、みんなが北九州のために戦っていたことは事実なので、そういった想いが(小林)伸二さんみたいな経験のある監督を連れてくるきっかけになったり、若い選手が来るキッカケになったりしたと思うので、そういった過去にギラヴァンツのために頑張った人たちの想いも背負って、サポーターにも辛い思いをさせてしまったので、次のミクスタでしっかりと、みんなで本当に喜びたいという強い想いがあります。
(北九州・河野貴志)
Q:痺れる試合だったと思いますが、90分間の印象はいかがですか?
A:前半は自分たちのサッカーができて、相手の攻撃を受けずに、自分たちのサッカーをやれば絶対にチャンスはあるし、絶対に勝てると思っていましたし、なかなか決めれないままにあの形で先制点が入って、その後もしっかり自分たちの前からのプレスというのを続けて、追加点は欲しかったですけど、チャンスはしっかり作れていたので、後後半の入りがあまり良くなくて、少し受けてしまっている部分もあって、なかなか前半みたいなパスワークはできなかったですけど、ピンチもありましたけど、しっかりゼロに抑えられたことが勝利に繋がったと思います。
Q:最後は相手も長身の選手を前線に並べてきましたが、あのあたりの対応はいかがでしたか?
A:30分くらいから去年までギラにいた福田(俊介)さんが入ってきて、正直僕としてはああやって来てくれる方が嬉しいというか、あっちの方が楽しいので(笑)、僕としては凄く楽しくて。「守ってやるぞ」って感じなので、そこは全然問題ないし、やることは変わらないし、しっかりチャレンジアンドカバーをすれば、しっかり守れると思っていたので、そこをしっかり徹底できていたことが良かったかなと思います。
Q:相手の布監督が「あまり良い角度でクロスが上げられなかった」という趣旨のことをおっしゃっていましたが、そのあたりはどう感じていましたか?
A:確かに後ろからの配球も、正直あまり良い精度のボールはなかなか来ていなかったので、それが助かっている部分もありましたけど、もし良いボールが来ていても自分たちはしっかり対応できていたと思うので、そこは問題ないかなと思います。
Q:最後の2本は両方河野選手のクリアでしたね。
A:そうですね。もっと飛ばしたかったんですけど、ヘディングでタッチラインまで割っちゃったら、交替もいたので、アレを交替できないままで時間を使えなかったのは、タクさん(高橋拓也)のキックもそうだったし、町野(修斗)の最後のキックもそうだったし、あそこはちょっとチームとして統一してやらないといけないかなと思います。
Q:小林監督も最後の時間の使い方には言及されていました。
A:最近の試合では熊本戦も、ちょっと早くキープに入っちゃったりというシーンがあったので、そこはしっかりチームとして全員が意思統一できていない部分がちょっとあるので、来週の試合に向けてしっかり修正するべきだし、合わせていく点かなと思います。
Q:個人としてはルーキーイヤーで定位置を掴んで、昇格争いの真っ只中に身を置いていると思いますが、そのこと自体は率直にいかがですか?
A:こういう状況で痺れる試合を自分自身味わえているので、正直自分で言うのもおかしいですけど、1試合1試合自分自身が成長できているというのを凄く実感できていて、前期の群馬戦には僕の中で凄く悔しい思い出があって、前半で交替させられたんですよ。その時は試合前も凄く緊張していたりして、もうドタバタしてみたいな感じだったんですけど、試合を重ねるごとに自分にもしっかり自信が付いて、しっかり落ち着きも持てているし、自分のプレーができているので、そこは続けていくべきだと思います。でも、1年目でこういう経験ってなかなかできないと思うので、しっかり後は成し遂げるだけかなと思います。
Q:そうすると、同じ群馬相手の試合ということで、より自分の成長を感じることができた90分でしたか?
A:そうですね... でも、うーん、前半が終わった後に(出場選手の)ボードを見て。この前は替わっていたんですよ。だから、今日は最初にボードを見たんですよ。そうしたら名前があったから、「今日は90分出れるかも」って(笑) その前も前半に1-0で勝っていての後半やったので、後半しっかり守り切って、追加点を取れたらなと思っていたので、まあ成長を感じるというか、まだまだ成長しないと上には行けないと思うし。でも、今は凄く楽しくてしょうがない感じですね。なんか全然プレッシャーとかもなくて、周りからは「若手も多いからプレッシャーが心配だ」みたいな声もあるみたいなんですけど、全然そういうのはなくて、みんなのびのびとやれているので、チーム力が凄くあって、先輩たちも凄く優しくて、フォローもしてくれますし、自分たちがのびのびできているのはチーム力がいいというのもあると思います。
Q:小林監督の細かすぎる指導も成長に繋がっていますか?
A:いやあ、メチャメチャありがたいです。もう1つ1つ、マークの付き方にしても、ヘディングの仕方にしても凄くわかりやすく教えてくれるので、それを実践できての得点も秋田戦では決められたので、本当にあの人のおかげで成長できている部分はたくさんあります。
Q:監督の言葉もスッと入ってくる感じはありますか?
A:メッチャ入ってきやすいです。絶対覚えてしまいますね(笑) なんか凄くわかりやすいんですよね。で、手も使いながらやってくれるので、凄くわかりやすくて。ただ、たまにおちょくってくるので、そこはちょっと(笑)
Q:おちょくってくるの?(笑)
A:はい。結構おちょくってくるので、そこは「愛のある指導やな」っていつも思います(笑)
Q:どういう時におちょくられるんですか?
A:なんかちょっとミスしたのを、わざと真似してやってくるんですよ。もう笑ってごまかすんですけど、心の中では「やめて~」と思いながら(笑) ただ、わかりやすいですし、習得しやすいのが伸二さんの指導だと思いますね。あとは選手とのコミュニケーションの取り方がうまいので、そこは本当に素晴らしいです。
Q:本当ですか?(笑)
A:ホンマっすよ。コレはホンマです。マジっす、コレは(笑)
Q:残り3試合で、次に勝てば昇格が決まると思いますが、そういう意味での次のゲームはいかがですか?
A:もうしっかり勝つしかないと思いますし、ホームでやれるので、ホームでサポーターと共に喜びを分かち合うためにも、まずはしっかり自分たちのサッカーをすれば絶対勝てると思っているので、そこは絶対にブラさずに、明日からの1週間でしっかり良い準備をして、勝つための準備をするだけだと思います。
Q:このチームに入って、シーズンインのキャンプをスタートさせた時に、今のこの自分の立ち位置とチームの立ち位置は実際に想像できましたか?
A:いや、正直あまり今の自分の状況に納得していなくて、開幕からスタメンで出るというのを目標にしてチームに入ったので、そこは納得が行っていないですけど、後期で今の所は試合に出続けられているということはありがたいことですし、監督の期待にしっかり応えるためにも、残り3試合しっかり勝って、シーズンを終わりたいなと思っています。
Q:そう言えば1つ前の試合になりますが、改めて鵬翔高校時代に同級生だった熊本の北村知也選手とのマッチアップの話を聞かせていただけますか?
A:正直アイツがメチャメチャ走ってくるというのはわかっていることだし、敵としての対戦が初めてやったので、練習の中では1対1とかするけど、試合じゃ全然違うじゃないですか。だから、凄く楽しみやったんですよ。それで熊本戦も自分たちのサッカーをして、前からプレスを掛けて行って、相手は蹴るといった感じで、チャレンジアンドカバーがしっかりできていたので。でも、1本だけ裏に蹴られて交錯して、当たっていないのにアイツ倒れたんですよ(笑) それでファウルを取られて、そこでソッコー審判の方に「オレ、当たってないですよ!」って言ったんですけど、試合が終わった後にアイツに「オマエ、アレわざと倒れたやろ!」って言ったら、「え?」みたいなことを言ってました(笑) アイツにやられたのはその1本くらいやったので。でも、アイツと一緒に頑張ることは大事で、今は正直鵬翔高校も昔ほど強くないですし、上に(興梠)慎三さんというレジェンドがいますけど、僕とアイツで鵬翔のOBとしてしっかり盛り上げられたらいいかなと思うし、アイツが決めているのを見ると、「いや、オレだったら止めれるわ」とか、そういうのもあるので、アイツに凄く刺激はもらっています。
Q:高校時代に3年間一緒にボールを蹴っていたチームメイトと、プロの舞台で対戦できるって幸せなことですよね。
A:ヤバいですね。大学に関しても一緒にセンターバックを組んでいた荒木(隼人・サンフレッチェ広島)というのは今回A代表に選ばれていて、アイツからも凄く刺激をもらっているので、自分も負けられないですし、しっかりもっと頑張って成長して、実力をもっと付けて行きたいですね。
Q:荒木選手の話もありましたけど、試合にずっと出続けることで、自分がもっともっと成長していけそうな手応えは掴んでいますか?
A:正直あります。僕はどっちかと言うと真面目なタイプなので、言われたことはしっかり受け止めて、実践するというのが自分の良い所だというふうに思っているので、絶対常にチャレンジ精神を忘れずにって感じですね。今はメッチャ楽しいです。本当にありがたいことです。
以上です。
土屋
J SPORTS フットボール公式Twitterをフォローしてフットボールの最新情報をチェック!