AGFフィールド（味の素スタジアム西競技場）で行われた
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 EAST 第1節の
柏レイソルU-18×尚志高校は
0-3で尚志高校が勝ちました。

☆高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 EAST 第1節
柏レイソルU-18 0-3 尚志高校
《得点者》
【尚志】
25'79'85'染野唯月（3年・鹿島アントラーズつくばJY）

以下、試合後のミックスゾーンにおける
尚志・仲村浩二監督、小池陸斗（3年・CLUB ATLETICO ALEGRE）のコメントです。

（尚志・仲村浩二監督）
Q：染野くんは凄かったですね。

A：もう凄かったです（笑） 何も言うことないです。凄かったです。1点目はあの角度だと小池もあるかなと思って、どっちかなと思っていたんですけど、「まずは唯月が行ったんだな」と思って。選手権前にもあの角度をJヴィレッジで練習していて、5発くらい蹴って4発くらい決めていて、「ノっているな」とは思っていたんですね。フリーキックは得意ですし、今年は小池と染野の右左があるので、凄くいいなと思っています。

Q：2点目のヘディングも素晴らしいゴールでした。

A：アレ、創ったのもアイツじゃないですか。外に出して、その後、今までだったらゴール前に入れなかったんですけど、そこのゴール前のスペースに自分で入り込んだというのは、やっぱり成長したなと。いつもあそこのヘディングに勝った部分で終わっていたんですけど、やっぱりいろいろな所で「ゴール前に入っていく選手になれ」って言われていて。ヘディングは得意なので、「入ってさえいけば決められるな」とは思っていたんですけど。僕も一緒にU-17の代表の時にコーチで行かせてもらって、「あそこに入らない選手はダメだ」というのをずっと監督やコーチに言われていたので、「そこはオレが今度は言い続けなきゃいけないんだろうな」と思って、染野は相当オレのことは嫌いだと思いますけど（笑）、言い続けましたね。言わなきゃいけないと思って。

Q：3点目も簡単ではなかったですね。

A：アレは良く相手との間合いを見ましたね。「何するかな」と思っていて、「また得意の右の切り返しで左か、股を狙うかな」とか思ったんですけど、今は何をやっても当たっちゃうんだろうなぐらいの自信だと思いますね。

Q：やはり染野くんがいないゲームは大変になってくるでしょうか？

A：もうこういう選手なので、初めからいないという想いで練習していますし、次の選手が与えられたチャンスをどうモノにするかなと。逆にそこで凄く成長が見られたらうれしいし、ダメならダメで「やっぱダメか」みたいな（笑） そんな感じで行けるかなと思っていますけど、いない練習をかなりしていたので。

Q：サニックス杯の優勝は自信に繋がっている部分は大きいでしょうか？

A：サニックスの前まではスーパーリーグでも染野抜きでやって結構負けっぱなしで、サニックスに入った時に一体感と成長を求めて、「オマエたちはまだ何も残していないから。残したのは先輩だから」という話をして、「ここで頑張れたらいいね」ということを言ったら優勝できたんですよね。アレから自信に繋がっていて、今日も何度も崩されそうだったんですけど、最後は上手く体を張ったりとか、ゼロで行けたというのはサニックスの粘り強い守備からというのが効いていますし、あの優勝は凄く自信に繋がりましたね。素晴らしい大会だと思います。

Q：レイソル相手の戦い方というのも意識しましたか？

A：もちろん細かいパスが凄く上手なチームで、両サイドバックがボランチに入ってきたり、流動的になったりというのがあるなというのは何となくあるんですけど、僕らもわからなかったので、そういう感じだというのだけ選手に伝えて。ただ、「4人5人来てもバランスさえ崩さなければ、ボールは1つだから大丈夫だから」という話をしたら、うまくバランスで守ってくれていたので、それは本当に良かったです。「細かいパスを前半に引っ掛けて、1個は獲りたいね」というのは話していたんですよね、ショートカウンターで。その中でファウルをもらってフリーキックという狙い通りの形はできたんですけど、途中から長いボールが増えてきて、左サイドの14番の子の突破で狙われちゃったので。でも、よく最終的には耐えたかなと思います。

Q：昨年から選手も大きく入れ替わった中で、この勝利は自信になりそうですね。

A：相当自信になると思います。ただ、調子に乗らないように。ウチはそういうチームなので（笑） この1週間はしっかり体を休めて、コンディションを整えて、次は恩師の本田先生とやれるという、監督としてこんなに幸せなことはないので、胸を借りるつもりでやってみたいなと思います。普段は東京に泊まることなんて選手権以外でないですし（笑）、美味しい食事も食べて、選手のおかげで僕も楽しめています。習志野の同級生も今日は応援に来てくれて、そういう中でサッカーでいろいろ繋がっているなというのも実感できて、本当に幸せですね。あとは染野に何でも聞いてください（笑）

（尚志・小池陸斗）
Q：今日のゲームは良い勝ち方でしたね。

A：自分たちはサニックスで優勝して、そこで自信が付きましたし、そこで恐れずに戦えた結果が、この結果になったかなと思っています。自分の開幕戦の出来としてはそこそこですけど、「まだ、もっともっとできるな」というのもありますし、課題も多く出てきたので、そこを改善できればいいなと思います。

Q：実際に初めてプレミアのピッチに立ってみて、思う所はありましたか？

A：去年はプリンスに自分も出ていましたけど、プレミアは全然雰囲気も違いますし、結構観客も入っていたので、良い雰囲気でサッカーができたなと思っています。

Q：3-0というのはちょっとでき過ぎな感じもあるでしょうか？

A：正直ありましたね。接戦になると思っていたんですけど、結構良い形で入れたので、良い試合ができたと思います。

Q：1点目のFKは小池くんも決める自信があったんじゃないですか？

A：ああ、ありましたけどアイツ（染野唯月）が決める気満々だったので（笑）、「決めるな」と思って譲りました。最初はカベの話とかして「どっち狙う？」とか言っていたんですけど、結局向こうが「オレが蹴る」みたいになったので譲りました。

Q：このゲーム全体を通しても左足の精度が目立っていましたが、そこへの自信もありますか？

A：はい。セットプレーのキッカーも任されていますし、左足のキックには結構自信があります。

Q：だいぶ主力が変わった中で、「今年はオレらがやってやろう」みたいに思う気持ちは強かったですか？

A：はい。去年は選手権でベスト4まで行って、次は自分たちの代ってなった時に、全員が最初からやってやろうという気持ちを多く持っていて、それで結果が出たかなと思います。

Q：サニックスの優勝も自信になっているようですね。

A：はい。強豪と多く戦ってきたので、そこは自信になっています。予選リーグから続けて、自分たちは守備を重点的にずっと練習してきて、そこを固めた上で最後にカウンターというのをサニックスでは目標としてやっていたので、そこが多く出たかなと思っています。

Q：今年の1年はどういう1年にして行きたいと思っていますか？

A：これからプレミアが続きますし、インターハイ、選手権とあるので、最後は全国制覇できるようにもっと強くなれればいいなと思っています。

以上です。

土屋