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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

その他の試合レポート 2018年08月07日

インターハイ1回戦 神戸弘陵学園×國學院久我山 試合後の國學院久我山・清水恭孝監督、井上翔太、宮本稜大、高橋黎、福井寿俊コメント

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三重交通G スポーツの杜 鈴鹿(メイン)で行われた
インターハイ1回戦の
神戸弘陵学園高校×國學院久我山高校は
0-3で國學院久我山高校が勝ちました。
以下、試合後の國學院久我山・清水恭孝監督、井上翔太、宮本稜大、高橋黎、福井寿俊のコメントです。


(國學院久我山・清水恭孝監督)
良かったんじゃないですか。良くやってくれたと思います。まず1つは相手のディフェンスラインや中盤のラインの背中に侵入していったと思いますし、それは最近ずっとやっていたことなので、そこは良くやっていたんじゃないかなと。1点目の井上もたぶん中盤のラインを割って入ってのワンツーだと思いますし、あとはサイドバックの裏も、インサイドの人間もアウトサイドの人間も取っていたと思うので。


Q:井上君はミドルシュートを持っている感じなんですか?


A:絶対持っていないです(笑) ただ、あの1点目は大きかったと思います。


Q:宮本君の推進力は全国でもかなり通用しそうですね。


A:そうですね。ただ、本当は途中からにしようかと思ったんですよ。彼は出力が強過ぎるので、70分でも最後はヘロヘロでしたね。彼の出力は1試合持つタイプのストライカーではないと思うので、逆に言えば相手の足が止まった後の方がいいのかなとか、そういう戦い方もやらしていこうかなと思ったんですけど、ウチのエースなので、やっぱりスタートでと思いました。


Q:彼らは高校に入って初めての全国大会でしたが、そういう緊張感は感じられましたか?


A:1つは私もそうですし、彼らもそうですし、試合までの「早く大会が始まらないかな」というワクワク感みたいなのはあったんです。だから、緊張感よりもゲームに対するワクワク感があったかなと思います。全国は初めてなんですけど、やっぱり去年は全部決定戦での負けは経験していますし、西が丘や駒沢でもやらせてもらっているので、そういった意味ではその舞台に対して思い切って、というのは出ていたと思うので、それは良かった所ですよね。


Q:高橋君の所もターンからの攻撃はやっぱり良かったですね。


A:そうですね。中盤がああいうのをやってこないと、(渡辺)夏彦や名倉(巧)に比べると、オフェンス面はまだまだですけど、久我山的に言えばああいうのはやっていかないと、そこはこの2年間で僕自身もそうですし、チームも「久我山は久我山だ」と。もう1回"久我山の100パーセント"というのを意識してやってきたので、それが出ていたんじゃないかなと。全国に出た方が"らしさ"を出したんじゃないかと思います。


(國學院久我山・井上翔太)
Q:ゴールシーンは気持ち良かったでしょ?


A:いやあ、気持ち良かったですね(笑) 点を決めるのですら久しぶりで、この舞台で決められて最高でした。自分は1月ぐらいにヒザを手術して、ずっとプレーしていなくて。でも、その前も全然決めてなくて、新チームになっては初めてのゴールでした。


Q:完璧に抜け出しましたよね。


A:良い落としが来ました。凄く自分たちの形で、パスで崩して、シュートを打つだけだったので最高でした。


Q:清水監督は「アイツはシュート持ってない」って言ってましたけど?(笑)


A:そうなんですよね。自分はシュートがメチャクチャ下手で、いつも監督からも「オマエのシュートはない」みたいに言われていたので、やってやりました(笑) 応援してくれる人もいましたし、東京から何時間も掛けてバスで来てくれて、本当に力になりましたし、そのおかげだと思います。


Q:久我山ではサイドバックが重要ですよね。


A:ゲームメイクもサイドバックはしないといけないし、あとはオーバーラップで攻撃参加して、ウイングをうまく使ったりしますね。自分もオーバーラップが得意なので。


Q:もともとは前目のポジションでしたよね?


A:自分が2年だった頃のチームでは、インターハイの東京予選でもウイングをやっていたんですけど、全然ダメだったんです(笑) シュートが下手だし、ドリブルも上手くなくて全然抜けないし、ウイングとしては最悪でした(笑) でも、中学ではサイドバックもやっていたので。


Q:今日のシュートは良かったですけどね。


A:まあ"奇跡的"にです(笑)


Q:しっかり3-0で勝てたことに関してはいかがですか?


A:自分たちも自信になりましたし、本当に自分たちがどれだけやれるか楽しみにしてきたので、今日は3-0で勝てて最高でした。


Q:井上君にとってインターハイというのはどういう舞台でしょうか?


A:1,2年生と全然ダメで、予選で負けちゃって、ようやく3年で出られた舞台で、本当に最後の舞台ですし、自分としても強い気持ちがあるので、明日も勝って優勝したいです。


(國學院久我山・宮本稜大)
Q:個人としてもチームとしても、良いスタートが切れたんじゃないですか?


A:一応切れたとは思うんですけど、個人もチームも後半はあまり良くなかったので、前半の流れを星稜戦に繋げていきたいです。


Q:前半はどういう所が良かったですか?


A:久我山自体がボールを持ってずっとサッカーしていたので、神戸弘陵にリズムを掴ませないで、自分たちのリズムで攻撃して、なおかつ点もしっかり取れたことが良かったかなと思います。逆に後半は点が取れなかったので、相手にも押されてしまいました。


Q:ゴールは宮本君らしかったですね。


A:まあ、そうですね(笑) あそこは(戸坂)隼人に出してもらっただけで、そのボールに走った形で、最近全然ゴールを決めていなかったんですけど、決められて良かったです。


Q:個人では後半のチャンスを決めていれば、ハットトリックもできたゲームでしたね。


A:そうですね。あそこで決めていれば、自分の点どうこうというより、チームがメチャクチャ楽になっていたので、押されている展開の中で1点持って来れるフォワードになりたいなと思います。それこそ決定戦でハットトリックをしてから全然良いプレーができていなくて、スタメンも外れたりして、ちょっと自分でも迷う時期があったんですけど、大会前最後の紅白戦で監督に呼ばれて、「オマエらしくない」って言われたんです。「オマエらしいプレーを期待しているのに、それができなかったらオマエを出す意味がない」と結構喝を入れられて、それでこのインターハイに乗り込む時には、「自分らしいプレーをしよう」と思っていました。


Q:その紅白戦が良かったんですか?


A:その紅白戦がダメで監督に呼ばれたんです(笑) 今日の試合に出してくれた監督には感謝したいです。


Q:ようやく辿り着いた全国大会はどうでしたか?


A:凄く楽しかったです。自分もそうですけど、チーム全体として全国大会を凄く楽しみにしていて、一昨日こっちに入ってきたんですけど、昨日の夜とか「早く試合やりたい!」という雰囲気だったので、その雰囲気をチーム全体で出せたことが、今日の勝利に繋がったかなと思います。久我山としては何回も出ていますけど、自分たちは初めての全国大会なので、「チャレンジャーとして恐れないでやろう」という話は監督としていましたし、それが出せたからこういう結果になったと思っています。個人としては、この舞台でも自分が"勝たせられる選手"になりたいですし、苦しい時に自分が点を取って、チームを楽にさせたい気持ちが強いです。


(國學院久我山・高橋黎)
Q:井上君のあのシュートはどうでした?


A:正直「マジか!」と思いました(笑) 「良いシュート打つじゃん!」って(笑) 「アイツ持ってるな」と思いました。


Q:実際にずっと出たくて、出られなかった全国大会だったと思いますが、実際にやってみて普段と違いました?


A:最初は会場の雰囲気とかに圧倒されて、緊張しちゃったんですけど、翔太が1点取ってくれて、そこから自分も緊張がどんどんほぐれて、いつものプレーができたので、プレーしている時はあまりいつもと変わらなかったです。


Q:チーム自体の雰囲気はどうでした?


A:アップの時からみんな盛り上げていて、「今回の雰囲気はいいんじゃないかな」と思っていたので、みんな笑ってましたしね。あとは真ん中の福井(寿俊)と大窟(陽平)は2年と1年なんですけど、アイツらが今日はメッチャボールを引き出してくれて、オレもやりやすくて、「自分が触らなくてもアイツら2人だけでも何とかできるな」と思いました。大窟はターンが上手いし、福井はボール捌きが上手いので、「アイツらにオレが自由にやらせてあげるという感じで行こうかな」と思っていました。


Q:個人の守備面はどうでした?


A:自分はどっちかと言うとボールを奪うというより、インターセプトで取っちゃう方が得意なので、今日はそれも何回か出せましたし、自分のプレーは出せたかなと思います。


Q:しかし、あんなに前半がうまく行くと思ってました?


A:いや、思っていませんでした(笑) 井上が決めて、宮本がすぐに2点目を決めたじゃないですか。アレは大きかったですし、福井も全然ゴールを決めるキャラじゃないんですけど、この頃は前を向いてシュートを打つようになってきて、オフェンシブっぽくなってきたので、アイツはこの頃伸びてます(笑)


Q:そうすると初めての全国は楽しかったみたいですね。


A:楽しかったです。自分たちがボールを持てる時間もあったので、神戸弘陵も結構ボールを大事にするじゃないですか。だから、結構真ん中でも持たれたりしたんですけど、自分たちも負けたくない気持ちがあったので、全国でどれくらい自分たちがボールを持てるかというのも楽しみでしたし、自分たちの時間も多かったので楽しかったです。


(國學院久我山・福井寿俊)
Q:全国の舞台はどうでしたか?


A:高校では初めてだったんですけど、少し緊張しました。でも、前半は意外と自分の所が空いていたので、あそこでボールを受けたら結構チャンスになったと思います。


Q:前半は久我山らしさがかなり出ましたね。


A:そうですね。テンポ良くボールは回っていたんですけど、ロングボールもあって、それも良かったですね。相手が4-4-2なので、中盤の1枚が空くことはわかっていて、そこに良い感じでボールを入れられたことで、うまく回ったのかなと思います。


Q:ゴールシーンはどうでした?


A:いつも「思い切り振れ」と言われているので、とりあえず思い切り振ったら、良い感じに相手の股の下を抜けて、良い感じにニアを抜けたので、「入っちゃった!」って感じでした(笑) あまりゴールは取ったことがないので、結構嬉しかったです。公式戦でも全然取ったことがなかったんですけど、最近は自分でもよくゴールを意識していて、1回どこかの試合で点を取った所から、だんだん手応えが出てきました。


Q:高橋先輩も「最近アイツの攻撃がいいんです」と話してましたよ(笑)


A:いや、黎くんが支えてくれているので、後ろを気にしないで前に出て行けますし、そこは本当に助かっています。1年の大窟も上手いですし、黎くんが後ろでバランスを取ってくれているので、自分は本当にやりやすいです。


Q:ゲーム全体は楽しめました?


A:楽しいです!応援も東京を夜に出て来てくれたので、凄く大変な中であんな応援をされると、凄くテンションも上がってしまって(笑)、楽しかったです。


Q:次のゲームに向けてはどうですか?


A:やっぱり1つ1つ勝っていかないといけないですし、目の前の1試合が大事だと思うので、チーム一丸となって星稜相手にも頑張っていきたいと思います。


以上です。


土屋

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