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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2017年11月18日

J1第32節 清水×札幌 試合後の札幌・兵藤慎剛、早坂良太コメント

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IAIスタジアム日本平で行われた
2017 明治安田生命J1リーグ第32節の
清水エスパルス×北海道コンサドーレ札幌は
0-2で札幌が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
札幌・兵藤慎剛、早坂良太のコメントです。


(札幌・兵藤慎剛)
Q:自力でのJ1残留が決まりましたね。


A:残留が目標だったので、最低限のノルマは達成できたかなと思いますけど、まだ2試合残っていますし、本当に気持ちを切らさずに、来年に向けてもっともっと上積みできれば、来年はもっと良い順位に行けると思うので、今日はみんなしっかり喜んでいいと思いますけど、休み明けはまた良いコンディションに持っていって、次の試合はガンバとなので、またアウェイで勝ち点を取れるように頑張りたいなと思います。


Q:今日の試合はシャドーとボランチの中間のような位置で素晴らしいプレーぶりでしたね。


A:ちょっと前半は自分の中でなかなかボールに触れなくて、リズムが創れなかったので、「後半は何とかもっとボールに触って、チャンスを創ってやろう」と思って、後半はうまく流れに乗れたかなと思いますし、しっかりとゼロで終われたというのは良かったと思います。今日はやっぱりジェイが決めるべき試合の、決めるべき所で決めてくれて、しかも勝ち切れたというのは、チームにとっては今までやってきたことが実ったと思います。でも、シーズン中に6連敗したり、勝ち点を取りこぼしたりしていますし、まだまだ発展途上のチームだと思うので、もっと突き詰めていきたいと思います。


Q:チャナティップとジェイとの関係の中で意識していた部分はどういう所ですか?


A:どっちかと言ったら僕の方が「ジェイに近く、高い位置を取るイメージで」という感じで言われていたので、なるべくジェイの近くでというのは考えていましたし、結構パス交換もジェイと2人でできましたし、距離感的に後半は悪くなかったのかなと思います。トク(都倉賢)がいるとシンプルにサイドから上げることが多くなりますけど、チャナと僕だったら繋げるので、そこでうまくクサビからの基点を作ったり、時間を掛けて攻めることもできますし、どっちもできると思うので。あとは中に入る時の迫力はやっぱりトクの方がありますけど、余裕を持ってセンタリングを上げられれば、別に高さじゃなくても大丈夫な所もありますし、そこは選手のタイプに合わせたプレーが大事になると思うので、今日はそれがみんなできていたのかなと思います。


Q:エスパルスの選手がセカンドの回収に関して、ジェイの競ったボールが自分たちのセンターバックとボランチの間に落ちるのが嫌だったと話していましたが、そのあたりはいかがですか?


A:ジェイがヘディングの時に余裕があったので、僕とチャナがうまく相手の間にスルスルと入って、そこで1回基点ができたというのは良かったかなとは思いますね。


Q:最初の15分くらいの入り方は相当良かったですよね。


A:そうですね。相手に何もさせなかったというのはありましたし、向こうの方がホームですし、「絶対勝ちたい」という気持ちは強いと思っていた中で、うまくその勢いを剥がせたかなと思うので、そういう部分では入り方が良かったと思います。


Q:1点取ってから、少し相手に持たれていた時間帯のゲームの進め方も落ち着いていましたね。


A:1点取って、慌ててバタバタと行かずに、あそこは繋がせる所は繋がせて、取り所でしっかり取るという形でした。ちょっと自分も含めてミスがあって、流れが良くない時間帯もありましたけど、しっかりとみんなが体を張ってくれましたし、開幕の時はあそこで簡単にやられていた部分が、シーズンを通して最後の所で足に当てられるという所までチームもやっと来ていると思うので、本当に上積みができたかなと思います。


Q:90分全体で見たら、今日は会心の勝利じゃないですか?


A:けど、前半の終了間際にアレを決められてたらというのもありますし、やっぱりああいう所でもっと隙のないチームにしないといけないなとは思いますけど、入り方を間違えなかったので、そこに関しては狙い通りのゲームができたのかなと思います。


Q:ご自身も初めての移籍を経験された初年度で、目標を達成したチームの中にしっかり自分がいられたということに関してはいかがですか?


A:残留というのが明確な目標だったので、本当に6連敗したりして沈んだ時期もありますけど、そこでブレずにチームがやるべきことをやれたという所と、練習中からのプレーが激しくなったんですよね。僕もそこを目指していたというか、シーズンに入った時はまだちょっとぬるかった部分が、夏過ぎから練習の雰囲気も良くなって、本当に戦う気持ちが練習中からどんどん出てきていて、それが本当に試合に繋がっていると思うので、シーズンの一番最初に比べたら良いチームになったかなと思いますけどね。


Q:30歳を超えても、「まだまだ自分が成長できる」ということを改めて感じられている部分はあるでしょうか?


A:そうですね。マリノスの時の役割とは違う所もあって、そういう部分で自分の中で「引き出しを増やさないといけない」という所もありましたし、まだまだ判断のスピードさえ速くできれば、もっともっと上手くなれるし、良い選手になれると思うので、本当にもっともっと上手くなりたいなと思っています。やっぱりプロというのは、試合に出てファンや観客に見てもらうというのが、自分の中でも一番の幸せだと思っていて、その中でチームの目標を達成できたり、自分のプレーの幅を広げられるというのが、プレーヤーとしての喜びなのかなと思うので、そういう部分ではちょっとケガして何試合か出ていないですけど、シーズン通してスタメンで結構出られているというのは、自分の成長にも繋がると思いますし、「まだまだ、もっともっとやれるぞ」という気持ちでいますけどね。


(札幌・早坂良太)
Q:立ち上がりはかなり押し込んでいましたね。


A:押し込んでましたね。僕らはアウェイの入りが悪いんですよ。だから、そこは意識していて、やっぱり相手も大一番というか、勝たなきゃいけないシチュエーションだったので、「来るだろうな」と思って僕らもゲームに入ったら、相手が逆に来なかったので、そのままの流れで1点目も早い段階で取れましたし、そういった部分では良かったのかなと思います。


Q:残留を自力で決めたことに関してはいかがですか?


A:チームとしてそれを目標にしていましたし、それを他力じゃなくて自力で決められたので、そういった意味では良かったのかなと思いますけどね。でも、今日は向こうにチャンスもありましたし、ゲーム運び的に凄く良かったかと言うと、そうとも言い切れないですけど、結果がすべてでしたからね。


Q:移籍初年度で、序盤戦はなかなか出場機会がなかった中で、今は右のウイングバックという新しいポジションに取り組んでいますが、そのあたりはいかがですか?


A:いや、キツいですよ(笑) キツいですけど、また違うポジションをやっているので、いろいろな部分で自分の思う所と違う部分もある中で、チームの目標のために今自分ができることというのを考えながらやっている感じですよね。どうしてもウイングバックの所でボールを取られると、戻る距離も長くなるので、その分はキツいですし、今までとはまた違いますよね。あとはボールが来ない時はまったく来ないので、それが最初の頃は凄くストレスでしたけど(笑)、もうそれは割り切って「しょうがないか」と思いながらやるようにしています。


Q:後半戦からジェイとチャナティップが入ったことで、攻撃のオプションが増えたという意味でもやりやすくなった部分はありますか?


A:そうですね。彼らは時間を作れるので、自分が上がっていく時間もありますし、そういった部分では結構助かりますね。前半戦は蹴ったボールのセカンドを拾えるかどうかも五分五分だったものが、そこで確実に収めてくれる確率が高くなったので、良かったかなと思いますけどね。


Q:自分の持ち味をチームの中に還元できている手応えはありますか?


A:うーん、どうですかね(笑) 攻撃の所はもうちょっとやれますけど、やっぱりウイングバックの場合は守備の時に一発でやられる場合があるので、そこは今までみたいな感じではなくて、バランスは少し難しいです。そのへんもいろいろと考えながらという感じですよね。


Q:32歳になる年に、チームもそうですし、ポジションもそうですけど、新境地に挑んでいく中でいろいろな発見は多いですか?


A:移籍して良かったのかなとは思います。今までは1つのクラブでプレーしていましたけど、自分のサッカー選手としての幅もそうですし、人としても場所が変わるというのは良いこともあると思うので、そういった意味では期待通りではなかった部分もありますけど、それは出てみないとわからなかった部分ですからね。


Q:以前インタビューでお話を伺った時に「もともと30歳でサッカーを止めようと思っていたので、そこを超えたら、あとは"おまけのサッカー人生"なんです」とおっしゃっていましたが、今シーズンは"おまけのサッカー人生"にしては素晴らしい1年なんじゃないですか?


A:意外とそういう部分には恵まれているんですよね。札幌から話が来た時も、補強で獲りに行っている選手を聞いたら、「結構現実的にやっているんだな」と思いましたし、本当にJ1だから夢見心地になっている感じではなかったので、もちろん厳しいのはわかっていましたけど、それはチャレンジし甲斐があると思いましたし、ある程度予想通りと言えば予想通りですね。土地柄もあって、なかなか練習もできなかったりもしますけどね。


Q:まだまだ"おまけのサッカー人生"は続きそうですか?


A:どうですかねえ(笑) なんか九州から北海道に来るというのもオレらしいと思いますし、1回住むのには面白いかなと思っていましたけど、実際に行ったら本当に雪が大変でしたし、またここからいろいろ面白い話に出会えたらいいですけどね。だから、"おまけのサッカー人生"を楽しめたらいいですよね。


以上です。


土屋

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