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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
日産スタジアムで行われた
キリンチャレンジカップ2017の
日本×ハイチは3-3のドローとなりました。
以下、試合後の記者会見における
ハイチ・マルク コラ監督のコメントです。
(ハイチ・マルク コラ監督)
我々にとって非常に良い結果だったと思います。選手たちは1点リードを守り切れずに残念がっている感じでしたが、非常に私は満足しております。前半20分までは、我々は実際にプレーしていないような状況でした。言ってみれば"観客者"のような感じでした。それは選手も当然理解していて、何とかそこから盛り返してやっていこうと思ったのですが、もう既に2失点してしまった状態だったので、少し難しい状態でした。
その後は我々が1点取ることができ、少しチームが盛り返して、その後に戦術を少し変えました。中盤でスペースを多く与え過ぎていたので、そういう状況だと日本相手には非常に難しい状況だったので、そこを修正しました。後半は私たちの選択は良かったというふうに思っております。それで2点目、3点目と点が入って、非常に選手は頑張ってくれたと思いますし、非常に良いプレーをしてくれました。そして日本が3点目を取ったのは、論理的と言えば論理的なのですが、私はこの結果に満足しています。当然多少ガッカリした部分はありますが、全体としては満足しております。
日本のチームについてですが、私は非常に良い印象を持っております。結果は日本にとって勝ちということではなかったですが、非常に多くチャンスも創っていましたし、非常に良い印象がありました。ただ、試合というものはボールを支配したからといって勝つものではないということが、今回証明できたと思います。我々は実際日本に比べて3分の1ぐらいしかチャンスを創ることができなかったですが、この結果になったというのは、我々のチームに決定力があったということの証明だと思います。
Q:最後のコメントで「決定力」というお話がありましたが、日本では試合のたびに取り沙汰されています。日本がチャンスを創りながら、なかなかゴールを決め切れなかったことは、どの辺に原因があるとお考えでしょうか?
A:特に日本にとって大きな原因というものはないと思います。日本は非常に良い道、正しい道を歩んでいると思います。一般的にサッカーというのはチャンスが多ければ、当然ゴールも多く入る可能性があるスポーツで、日本は本日でも6点7点入っていてもおかしくない試合だったと思います。一方で我々はこの3点というのが、現状で取れる点数だったと思っております。日本は確かに3点以上取ることができませんでしたが、私からすると、そんなに心配することはないと思っております。我々は日本がワールドカップに出場する時には一番最初のサポーターになりたいと思います。
Q:中盤の修正の話は、前半の最後に16番の選手(アンドリュー・ジャンバプティステ)を入れたあたりだと思いますが、前半は中盤でかなり苦労していたのはわかりました。あの交替が前半の最後のタイミングになった理由を教えてください。
A:今回の選手交替につきましては、前半を見てチームがうまくいっていないというふうに思っておりました。それで、その前半終了間際のタイミングで選手を入れたというのは、チームメイトと少しでも一緒にプレーをする時間を作って、あとはピッチに慣れたり、そういう様々な状況で、「このタイミングで入れるのが良い」というふうに判断しました。
Q:日本は前半、17番(小林祐希)の選手を中心に中盤を作っていたと思いますが、そこを抑えるために具体的にどのように考えられたでしょうか?
A:前半の我々はそれほど当たりも強くなく、運動量もなかった状態でしたので、日本の選手の足元にアタックして、ボールを取りに行くというプレッシャーを掛けようと思ってやった所、実際それは日本の選手にとっては非常に嫌な感じだったということで、彼らは「プレーをするのがちょっとうまくいかないな」というふうに感じていたと思います。そして後半に入って、我々はもっとアグレッシブにボールホルダーにプレスを掛けに行って、それがうまく機能したと思います。
以上です。
土屋
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