東京スタジアムで行われた
キリンチャレンジカップ2017の
日本×シリアは1-1のドローとなりました。
以下、試合後の記者会見における
シリア・アイマン アルハキム監督のコメントです。

（シリア・アイマン アルハキム監督）
まず神様に感謝します。今日の試合はとても良い試合だったと私は思います。日本代表にも私たちにも非常に大切な試合でしたから、私たちは最初から最後まで集中していたと思うんですけれども、その集中のおかげで私たちは先制点を奪うことができました。前半の方が私たちはゲームを支配していたと思うんですけど、後半はちょっと私たちのいろいろなミスで1点のリードを守ることができなかった訳です。しかし、この試合はとても良い勉強になりました。今度の中国戦に向けて良い準備になったと思います。

最終予選を前にして、今日の試合はとても良いパフォーマンスを見せることができたのではないかと思います。いつも我々が日本と対戦すると、何らかの形で私たちは負けたりしていますけれども、今回の試合は日本に対して良いパフォーマンスができたのではないかと思います。これからの最終予選に向けて、この強い精神力で続けていきたいと思っております。

Q：後半の終盤はかなり押されてしまいましたが、体力的に疲れてしまったのでしょうか？何か問題があったのでしょうか？

A：もちろん私たちは3日前にオマーン戦から帰ってきたばかりですし、長い旅の疲れも出ていますし、ラマダンで断食しているという影響もあります。ですから、選手たちがかなり疲れているということは、十分私もわかっています。しかも、とても世界的に大きな力を持っている日本代表と対戦するということでもとても疲れます。日本代表もたくさんの選手たちの交替もありましたし、この選手たちが世界的にとても有名な選手たちで、我々もその選手たちと対戦することで疲れるという心配もちょっとありました。しかし、良いパフォーマンスができたのではないかと思います。私は私の選手たちに満足しています。

Q：日本は次にテヘランでイラク代表と戦う訳ですが、日本代表はできれば勝ち点3を持って帰りたいと思っています。今日の試合を実際戦われて、それは客観的に見て可能だと思われますか？

A：客観的に見ますと、もちろん日本の方が上です。日本の方が勝つ力が十分あると思っております。しかし、やはり相手のチームも強いチームということも無視してはいけません。その相手のチームのプレーの仕方、戦術、弱点、全部勉強しないといけないと私は思います。それで勝つことができるのではないでしょうか。あと、シリアのプレーの仕方とイラクのプレーの仕方は、ちょっと似ている所があると思います。アラブのプレーの仕方やサッカーは似ている所が多いと思いますので、日本代表にとっても今日の試合も勉強になったのではないかと思います。

Q：今日乾（貴士）選手が途中から出場してかなり違いを見せたと思いますが、彼は2年2か月ぶりぐらいの代表招集で、今までのシリアとの試合にも出ていませんでした。彼の効果をどのように感じられましたか？

A：やはりこの質問はハリルホジッチ監督に聞いた方が良いのではないでしょうか。しかし、私の目から見ますと、今日の日本代表のメンバーたちは非常に完璧に選ばれたのではないかと思っております。アジア的には日本代表はとても有名なチームで、そして世界的なチームで、選手が1人足りないというようなことはまったく影響しないと私は思います。

（会見終了後）
1つだけいいですか？シリアサッカー協会を代表しまして、日本サッカー協会、そして日本のメディアの皆さん、そして日本のサッカーのサポーターの皆さんに心から感謝したいと思っております。この貴重な機会を与えていただきまして、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

以上です。

土屋