正田醤油スタジアム群馬で行われた
2017 明治安田生命J2リーグ第5節の
ザスパクサツ群馬×ファジアーノ岡山は
1-2で岡山が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
岡山・加地亮、喜山康平のコメントです。

（岡山・加地亮）
Q：前半は正直難しい試合でしたね。

A：サンドバック状態です（笑） やっぱり中盤がどうしても後ろが気になっちゃって、前に出れないんですよね。前半は2トップだったんですけど、2トップにしてもそこの追い込み方があって、「どうするんだ？どうするんだ？」みたいな。結局サイドに振られたら後手後手になって、自分たちで嫌な雰囲気になって"回されてる感"を出されましたね。もっと中盤の選手が前に前にプレスを掛けていければなと。

Q：最終ラインが高いのにパスの出所にプレスが掛からなくて、相手の2シャドーに裏へ抜け出されるシーンが多かったように見えました。

A：そうですね。自由にあそこへ出されていたので、やっぱりそういう所がどうしても甘くて、後ろに比重を置いている割には「裏も使われてる。どっち？」みたいな状況はありましたね。後半は開き直って前から前から行ったことで、結局はハマる部分がありましたけど、ゲームによっては軽くいなされることもあると思います　　。

Q：そのあたりの修正は当然長澤監督の指示もあったと思いますけど、ピッチの中でも選手たちでそういう話も出ていましたか？

A：中ではやろうとしていましたけど、「やっていいの？」みたいな。マジメな選手が多いので「それをやっていいの？」みたいな感じはあって、「いいよ。やろうやろう」と（笑） そこは臨機応変にやれればいいですしね。自分たちの状況が良くなるんだったら、自分たちで判断してやるべきだと思いますし、後でしっかり責任を取ればいい訳ですから。

Q：今日はこの内容で2試合続けて逆転勝ちできたというのは大きいですよね？

A：デカいですよ。ここから良い流れになるのかどうかは自分たち次第だと思いますし、考え方次第で「プラスに捉えてもいいかな」という試合ではありますけど、あまり喜べる試合ではないですよね。

（岡山・喜山康平）
Q：ディフェンスラインが高い中でリスクもあると思いますが、その分だけ取った後に攻められるという部分もありますよね。

A：高い位置で取るというのが狙いですけど、どうしても守備で後手後手の感じがあったので、前の選手もちょっとその部分で疲れやフラストレーションが溜まっているのは試合中に感じていましたし、そこはもちろん精度を上げられる所ではあるんですけど、ちょっと全体としてうまくオーガナイズできなかったなというのは、前半は思いました。

Q：赤嶺選手が入ると頼もしい感じもありますよね。

A：やっぱりあれだけの経験もありますし、J1であれだけ結果を出している人ですから。ただ、今日の（藤本）佳希も交替になりましたけど、毎試合どんどん良くなっているし、そこの競争というのがチーム全体を強くするので、佳希には期待しています。

Q：この内容で勝てた上に、2試合連続での逆転勝利というのは、これからに向けてもかなり大きいですよね。

A：本当にそう思いますし、やっぱり昇格するチームというのはね、自分たちの狙い通りにいかない試合でも勝つと思うので、そこの結果を悪い中でも試合をこっちの方に持って行けたというのは、凄く良かったと思いますし、どんどんここから勝ち星を重ねて、もっともっと順位を上げていきたいと思います。次も相手が上の順位のチームなので。

以上です。

土屋