ケーズデンキスタジアム水戸で行われた
2017 明治安田生命J2リーグ第5節の
水戸ホーリーホック×愛媛FCは
1-0で水戸が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
水戸・林陵平、福井諒司のコメントです。

（水戸・林陵平）
Q：今日の試合を振り返っていかがでしたか？

A：スコア的には1-0で難しい試合でしたけど、勝てたことが、勝ち点3を取れたことが非常に大きいと思います。

Q：今日は「こういう風にゲームへ入ろう」というような話はあったんですか？

A：システムが最初の数試合から3枚と4枚で違ったので、4-4-2は去年からやっているベースですし、チームが自信を持っている形ですよね。ここまではずっと3-4-2-1だったんですけど、今日は4-4-2だったので、立ち上がりは相手と組み合わせが違う中で、最初に点が取れて良かったです。

Q：得点シーンは振り返ってみていかがですか？

A：もう見た通り、湯澤（洋介）が良い形で抜け出してくれて、自分も「ニアに来るな」というのは感じたので、結構ボールスピードが速かったんですけど、それをうまく面で合わせられたのかなと思います。普段の練習からクロスの練習でも当てるというのは意識していることですし、練習通りにできたのかなと思います。

Q：ディバラのパフォーマンスはやりたいと思っていたんですか？

A：そうですね。自分もまだ映像を見ていないので、「どれくらい映っていたのかな？」というのはあると思いますけど、YAHOO!で"ディバラ"って調べたら、たぶんあのパフォーマンスが出てくると思うので（笑）、照らし合わせてくれればいいなと思います。自分のやりたいパフォーマンスのストックが、何個かケータイのメモリーに入っているので、その中からチョイスしています（笑）

Q：これからまたその中からチョイスしていく訳ですね。

A：もう次にやりたいのは決まっているので（笑）、またゴールを決められるように準備したいです。

Q：ゴール以外にも何回かチャンスがありましたね。

A：そこは決め切れるようにしないといけないと思いますし、次に向けてしっかり練習したいです。決めていればチームもまた違う形になったと思うので、そこは常に反省してまた明日から準備したいと思いますけど、そのチャンスを創り出すことが一番大事だと思いますし、それはまた1週間空くので、そこでしっかり練習したいと思います。

Q：あのコーナーからのヘディングはフリーになり過ぎましたか？

A：そうですね。ビックリしました（笑） 逆にフリーになり過ぎて、ちょっと首を振ってしまったんですけど、頭と足では違うとはいえ、1点目みたいな形で面で当てれば違った形になったかなと思います。ただ、フォワードなので「また次だな」という部分が大事だと思いますし、自分も1点決めていたのでポジティブに「またチームのために頑張ろう」と思っていました。

Q：5試合で3得点という結果に関してはいかがですか？

A：それはチームみんなで頑張った結果が自分の所に来ていると思いますし、まずはチームプレーをしっかりやることによって、自分のゴールが生まれると思うので、チームのため、水戸のためにプレーしたいと思います。

Q：今日は3つくらいのシステムをこなした感じでしたね。

A：それが今年の水戸のスタイルというか、今日は最初は後ろを4枚でやって、最後は3枚にしましたけど、あれも最初の4試合は3枚でやっていたからこそできたことで、この4試合で負けた試合もありましたけど、「チームが1つずつ成長しているのかな」というのは凄く感じます。サッカーはシステム云々じゃなくて、最後はゴールの所にボールが飛んできますし、球際の部分やファイトする部分は監督に要求されているので、そこで戦えないといけないと思います。

Q：ポジション争いはあるにしても、今はコンスタントに出場機会を得られていることで、プレーに余裕が出てきている部分はありますか？

A：それはもちろんあります。信頼があってプレーできるのは、自分自身の自信の持ち方も違いますし、そのあたりは監督や他の選手からの信頼を感じることができれば、やっぱり選手はのびのびプレーできますし、それをより結果で自分自身も示していければ、より良くなっていくと思います。今はここまで良い形で来ていますけど、もっともっと努力しないといけないと思いますし、また明日の朝から筋トレしないといけないので（笑）、チームとしても個人としても上を目指してやっていきたいなと思います。

Q：次もまたホームゲームになります。

A：本当に今日の勝ち点3は非常に大事でしたし、ここ2試合は連敗だったので、そこをホームで取り戻して、次もまたホームでやれるので、連勝目指して頑張っていきたいです。

（水戸・福井諒司）
Q：危ない局面は福井選手がかなりシュートブロックも含めて体を張るシーンが目立ちましたが、そのあたりの手応えはいかがでしたか？

A：自分がマークする相手には負けたくないですし、しっかりそこで潰せば攻撃できる訳で、攻撃で点を取るのがサッカーですけど、その守備の所で絶対に負けないというのが自分の仕事だと思うので、そこも完封したいですね。

Q：愛媛の間瀬監督も「立ち上がりから水戸の勢いが凄かった」とおっしゃっていましたが、ここ数試合は前半があまり良くなかった流れの中で、今日は立ち上がりを特に気を付けて入った部分はありましたか？

A：そうですね。ここ数試合は構えてはいないですけど、やっていく中で構える状況になってしまったりしたこともありましたし、その中で失点も重ねていたので、変えないといけないというか、そこは個人個人が感じていたことだと思います。今日も先制点が取れた後に畳み掛けられるようにやっていきたいですけどね。

Q：前半からかなり飛ばしていた分、終盤はかなりキツかったんじゃないですか？

A：結構キツかったですね（笑） でも、泥臭くというか、こういう所で勝ち点を取っていかないと、やっぱり綺麗なサッカーだけでは勝てないと思いますし、水戸らしくしっかり走って、行く所は行ってという、そこが基礎だと思います。

Q：5試合戦って2勝3敗という結果ですが、ある程度ベースはできたのではないかなと感じますが？

A：そうですね。まず『しっかり走る』とか『球際で負けない』とか、そういう基礎の所で勝っていかないと、それだけではないと思いますけど、そういう所で相手を圧倒するようなことができれば必然的に内容も上がってくるんじゃないかなと思っています。1回勝ったからということで一喜一憂するんじゃなくて、しっかり連勝できるように頑張りたいです。

Q：3バックの左CBでも、4バックの左CBでも起用されている中で、監督からの信頼を感じる部分は大きいですか？

A：うーん、信頼というか、自分がしっかりしないとすぐ替えられると思いますし、いろいろなチームにいましたけど、やっぱり試合に出られないと面白くない部分もありますし、まず試合に出ることが大事だと思うので、そのためにはやっぱり1試合1試合に集中するというか、年齢も年齢なので、「しっかりしたプレーをしないといけないな」というのは自分の中で自覚してプレーしています。

Q：今年で30歳になられると思いますが、またプレーに渋みが増したような印象があります。

A：そうですね。まだまだだと思いますし、もっとやらないといけないことはたくさんあると思います。ただ、若い時と違って、試合への入り方だったり、精神的にも良い時と悪い時があると思うんですけど、「どうかな？」という不安だったりはそんなに感じなくなってきたというか、そういうものはなく試合ができているので、ある程度オジサンになったのかなと思います（笑）

Q：開幕戦はスキンヘッドに近い髪形で、個人的には最初は誰だかわからなかったんですけど（笑）、あれは気合いの表れだったんですか？

A：あれはキャンプ前の散髪で失敗したのが一番ですけど（笑）、楽ですし、試合前になったらちょっと剃りたくなる感じはあったんですけど、ちょっとずつ飽きつつもあるので、また伸ばそうかなと（笑）

Q：周囲からは怖がられますよね（笑）

A：子供の幼稚園の入園式があるので、そろそろ伸ばそうかなと思っています（笑）

Q：やっぱり水戸で継続して試合に出ることで、改めてサッカーへの向き合い方に変化があったりはしますか？

A：まったく試合に関与できなかったチームもあったので、その悔しさというのもありますし、ここで拾ってもらったじゃないですけど、ここで試合に出させてもらっているというか、そのサッカーをプレーできる楽しさというか、そういうのを改めて自分の中でも考えさせられたので、しっかりプレーで恩返しというか、自分がしっかり守らないといけないと思います。

以上です。

土屋