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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2016年11月29日

Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦 鹿島×浦和 試合後の鹿島・山本脩斗、浦和・武藤雄樹コメント

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県立カシマサッカースタジアムで行われた
明治安田生命2016 Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦の
鹿島アントラーズ×浦和レッズは
0-1で浦和が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
鹿島・山本脩斗、浦和・武藤雄樹のコメントです。


(鹿島・山本脩斗)
Q:かなり堅い試合になりましたが、ゲーム自体の印象はいかがですか?


A:やっぱりゼロで抑えたかったですけど、全体的な守備としてはしっかり守れた感じはあります。でも、ああいう形でPKになって、次が難しくなったかなという感じはありますけど、もう2点取って勝たないといけないので、やることはハッキリしたかなと思います。


Q:前半はそこまで無理して攻めるようなシーンは多くなかったと思いますが、そのあたりはいかがでしたか?


A:守備に関してはただ引くだけじゃなくて、前から積極的にプレスを掛けて、前に行こうというのはありましたけど、大前提としてまずは失点ゼロでというのはありました。リスクを冒して取りに行くという感じでもなかったですし、まずは守備をしっかりしながら、前からプレスを掛けながら、その中で良い攻撃ができればというのがありました。


Q:前半はたぶんシュートゼロだったと思うんですけど、そのあたりはそんなに気にならなかったですか?


A:相手も結構前から来ていましたし、なかなか攻撃の部分ではうまく行っていなかったですけど、そんなに焦っている感じはなかったですね。単純に(2試合の)4分の1という形で入りました。


Q:"4分の2"に当たる後半の45分間はどういう印象ですか?


A:ゼロで抑えながらも、どこかでチャンスがあれば、1点取って勝てれば一番良かったですけど、ああいう形で失点してしまいましたからね。やっぱりホームですし、リスクも冒しながら前半よりは点を取りに行った感じはありますけど、こっちが前掛かりになることによって、相手も時間帯によっては引かざるを得なくて、ゴール前までは行けていましたけど、最後の所で決められなかったので、負けてしまった感じですね。


Q:何回か山本選手の所に得意のヘディングができそうなチャンスが来ていましたね。


A:そうですね。何回かありましたし、最後のヤツも浮かせてしまったので、完全にミスしたなという気持ちは強かったですね。あの時間帯であそこまで押し上げられていたので、自分の所のマッチアップで身長差があったのもわかっていましたし、そこはチャンスになると思っていたので、良いボールが来たらと自分でも呼び込んでいましたけどね。今日の何回かで良いイメージはあるので、次もチャンスがあれば行きたいなと思います。


Q:実際に相手に崩されたシーンはほとんどなくて、相手の想定内の攻撃に対して守備面でのコントロールはできていたように見えましたが?


A:そうですね。守備面は全体的にチーム全員で守れたかなという感じはあります。それはしっかり次の試合でも続けていかないといけないと思いますし、しっかりその守備ができればそんな簡単に崩されないかなという感じはありますけど、あとはやっぱり点を取らないといけないという課題はありますね。


Q:今日のゲームで得た手応えの中で、どういう所が次のゲームのポイントになると思いますか?


A:守備の部分ではある程度しっかり守れたので、そこからの攻撃の部分に関して点を取らないと勝てないですし、優勝できないので、そこはどの時間帯から行くのかというのは、またチームで監督やみんなと話し合いながら、リスクを掛けないと点も取れないですし、そこの配分も含めて明日からまた良い準備をしていきたいと思います。


Q:システム的にはミスマッチの中で、今日は駒井選手と関根選手の2人と対峙していましたが、個人的には浦和の右サイドと山本選手との主導権争いが次のゲームのキーポイントだと思っています。そのあたりはいかがですか?


A:ウチとしては中からやられたくないですし、外に外に追い込む守備をチーム全体でやっているので、必然的にそこでサイドの1対1が大事になってくると思いますし、しっかり抑えられるようにしたいと思います。今までも対戦していますし、今日でまたさらにイメージもできたので、絶対に1対1の所では負けられないという部分を出していきたいと思います。


Q:今日も左サイドハーフは中村選手から柴崎選手に替わって、今の鹿島はサイドハーフから交替していくことが多いと思いますが、そのあたりの連携面はいかがですか?


A:それぞれ特徴はあると思いますし、その特徴を自分が生かしてあげられるようにしたいですね。相手も変則的なフォーメーションで、守備に回る部分も多いですけど、攻撃に入った時にできるだけ押し出してあげられるように、自分としても彼らにできるだけ高い位置を取らせてられるように、しっかり気を遣いながらそこを意識してきたいと思います。


(浦和・武藤雄樹)
Q:鹿島はそこまで前半は無理をして出てこなかったように見えましたが、そのあたりはどういうふうに感じてらっしゃいましたか?


A:ウチがボールを持って攻め込むシーンが多くなるだろうなとは思っていましたし、ウチが思い切り攻め込まれるとしたらボールを繋げない時ぐらいしかないので、そんなに普段と変わりはないかなと思いました。ただ、潰しに来る部分は本当に激しく来ていましたし、特にウチのクサビに対しては激しく来ていたので、そのへんでもうちょっと収めなくてはいけなかったなとは思います。収められたらだいぶウチが押し込めるシーンも多くなったと思うんですけど、今日はやっぱり取って取られてというシーンが多かったと思うので、そのへんでいつもほどリーグ戦でやっているような押し込む時間が少なかったかなとは思います。


Q:永木選手のプレスバックが鹿島では効いていたように見えましたが、そのあたりは実際にプレーされていていかがでしたか?


A:ディフェンスラインが僕にしっかり付いてきているというのがありましたし、小笠原選手も永木選手も強く来れる選手なので、もちろん普通のチーム以上に激しく来る分、ボールを受けるのは難しくなるなと思いましたけど、来ているということはスペースが空いてチャンスになるはずなので、そのへんはもっと上手くやりたかったなというのが、今日の自分で納得できなかった部分ではあります。


Q:前半終了間際のシュートに関してはいかがでしたか?


A:うーん... もう少し良い所にボールを置けたかなというのはあるので、ちょっと足下に入り過ぎてしまった結果、コースが甘くなってしまいました。あれはたぶん(興梠)慎三さんにボールが入って、阿部(勇樹)さんに落としてという形で、ああやって食い付いた所を剥がせればああいうチャンスが出てくるので、狙い通りの1つだったんですけど、もうちょっと良いトラップができたら、もうちょっと良いコースに打てたかなというのはあります。今日は内容が悪かったので「一発決めてやろう」と思っていたんですけど、残念な結果になってしまったので、次はシュートもそうですけど、もうちょっと試合全体での自分のクオリティを上げないとなとは思います。


Q:前半にはオフサイドで取り消されたゴールもありましたけど、そうするとあまり良い手応えはなかった感じですか?


A:正直なかったですね。もちろんプレーの内容が良くなくても点を決められる場合もあるんですけど、自分の中で内容自体を常に求めてやっているので、そういう意味ではかなり不満な出来だったなとは思います。ただ、もう1試合ありますし、出番がもらえればもうちょっと自分のしっかりしたプレーを見せたいですし、ああいう際どい所に入って行くのが僕の特徴でもあると思うので、あれがゴールになる時もありますからね。ギリギリの所で僕は戦っているつもりなので、次はオフサイドにならずにゴールに繋がればいいなと思いますし、狙って行きたいと思います。


Q:今日のゲームで、次のゲームに向けて生かせるような部分はありましたか?


A:もうウチは基本的に自分次第のチームだと思っているので。ただ、守備に関してもみんな凄くしっかりやっていましたし、遠藤(康)選手の1対1以外はみんな本当に集中して球際も戦っていたと思うので、問題は攻撃の部分で前がもうちょっと収められれば、中から外という攻撃がもうちょっとできるかなと。今日は中が収まらなかった分、外もうまく使えなかったなという印象もあるので、特に李(忠成)選手が凄く収まっていたのに、僕がもうちょっと収めていれば攻撃も幅も広がったと思うので、ちょっと次は頑張りたいと思います。


以上です。


土屋

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