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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
ヤンマースタジアム長居で行われた
2016 明治安田生命J2リーグ第34節の
セレッソ大阪×清水エスパルスは
1-2で清水が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
清水・犬飼智也、金子翔太のコメントです。
(清水・犬飼智也)
Q:最初の20分はかなりボールも持てて、パスも動いていたと思いますが、そのあたりの手応えはありましたか?
A:前半は特に自分たちのペースでずっとやれていた中で、2本まあまあのチャンスがあったので、どちらかで点が入っていたら違ったのかなと思いますけど、ああいうチームの形は創れてきているので、それは続けてやりたいと思います。
Q:逆に後半は立ち上がりから押し込まれた印象もありましたが、そのあたりはプレーしながらいかがでしたか?
A:セレッソも上手いので、「あまり前から行っても取れなそうだな」と思いましたし、今日の気候も暑かったので、持たせる所は持たせて後ろで耐える形になりました。理想は前でボールを奪うことですけど、まずはやられないことを意識して、そこから良い奪い方をしてカウンターも何本かありましたし、耐えて結果を残せたのも良かったかなと思います。
Q:そういう部分での意志統一は、ピッチの中の選手で話し合ってできているという感じですか?
A:そうですね。本当にみんなで話し合って「行かなくて良い」ということを言い合っていましたし、「行く所は行こう」ということも言い合えていたので、今の感じを続けていきたいなと思います。
Q:少し失点の前のシーンでバイタルが立て続けに空きましたけど、あのあたりはいかがでしたか?
A:ちょっとあまり詳しくは覚えていないですけど、あそこでボールを持たれるとすぐにピンチになりますし、あそこは常に警戒しないといけないですよね。ただ、クロスから失点しましたけど、外に追いやってからの中の守備というのは課題が残りますし、まだ課題はありますけど、勝って良かったなと思います。
Q:なかなかセレッソには勝てていないということがあったと思うんですけど、そこで今日も先制されてからという所の気持ちの面ではいかがでしたか?
A:途中から替わった選手がプラスになってくれましたし、チーム全員が最後まで諦めなかったというのが良かったと思います。
Q:点を取られた時のチームの雰囲気や声掛けはいかがでしたか?
A:ピッチの中ではちゃんと失点した後にもみんなで声を出しましたし、「まだ時間がある」と話し合えたので、それも良かったと思います。今は失点しても下を向く選手はいないですし、チームとして今の結果が出ていることがプラスに働いて、失点しても下を向かないようになれたと思っています。
Q:この1勝というのはだいぶチームとしても自信になりますよね。
A:残り8試合に向けて今日の勝利は凄く大きかったと思いますし、セレッソと勝ち点3差、約1試合差になったのも大きいですし、これからがもっと楽しみですね。自分もチームも自信があると思いますし、良い形で流れが来ているのでどんどん勝っていきたいと思います。
(清水・金子翔太)
Q:暑さもあった中で1点取られながらも、相手が結構へばってきている所に2人が入った感じでしたね。
A:相手は「前半から足も止まっているな」と思っていて、「スローペースに試合を運んで、0-0でもOKにしようとしているのかな」と話していたので、その中で逆に先制点を向こうが奪ってしまって、流れ的には最悪だなと思っていたんですけど、相手も疲れていたので、動いてスペースを見つけてバイタルで受けられたらチャンスになると思っていました。2点目も僕のアシストというか、白崎くんのスーパーなゴールだったんですけど、あれも白崎くんが僕に縦パスを入れてくれて、上手く引き付けて落として、白崎くんがスーパーなゴールを決めてくれました。ああいう所で1回ボールを中央に寄せて、相手を集めて引き付けて落とせて、あれも狙い通りの形だったので、(村田)和哉くんが入って相手は「サイドから」と思っていたと思うんですけど、僕とか(北川)航也が入って中央からも崩せるという所を見せたかったので、今日は良かったのかなと思います。
Q:先発の2トップはキャリアのある2人だと思いますが、今日のゲームは結果として若い選手たちで勝ち獲った逆転勝ちだと思います。そういう部分も大きいですね。
A:そうですね。やっぱり若手が成長しないとチームの選手層も厚くならないですし、今後のチームの総合力も若手が活躍しないと出ないので、僕とか航也とか途中から入った選手は若いですし、走れますし、気合も入っていたので、そういった力が今日の試合に限らずシーズンを通して、残りの8試合も必要になってくると思います。
Q:北川選手も「スタメンから外れたことが悔しかった」とおっしゃっていましたが、そういう気持ちは2人とも大きかったんですね。
A:大きかったですね。アイツはたぶん僕なんかよりずっと思っています。試合にスタメンで出たいという気持ちが一番強いヤツで、アイツは点を取っても次の試合でスタメンになれないことも多かったので、そういった悔しさもあったと思いますし、僕もそういう悔しさがあったので、「やってやる」という気持ちはありました。
Q:このゲームで2アシストという結果は素晴らしかったですね。
A:10分間という短い時間で2アシストできたことは良かったですけど、本当に決めてくれた2人がスーパーだったので、アシストを付けてくれて嬉しかったです(笑)
Q:1点目は結構ガチャガチャとなった中で、ボールがこぼれてきた後がかなり冷静だったと思いますが、あのあたりはいかがでしたか?
A:自分は「バイタルの所でボールを受けて、そこで前を向けたらチャンスになるんだろうな」と思いながらピッチに入って、与えられた時間は10分しかなかったですけど、「短い時間の中で何か点に繋がるようなプレーができたらいいな」と思っていました。1点目のシーンは最初に受ける時に、本当はパスコースをどうしようか迷って、芝生の感じと自分のパスの感じが違ったのと、山口蛍選手が来ているのはわかったので、「どう来るかな」と構えていて、ボールを止めたらガチャガチャとなって、結果的に前にこぼれて、そこからは冷静になれましたね。こぼれてきた所は狙い通りではないので、「もっと周りを見ておかないといけないのかな」とも思いましたけど、結果的にその後が良かったですね。冷静に相手の股下を通せて。あそこしかパスコースもなかったと思うので、自分で行くという選択肢よりも、航也がカットインで中へ入ってきてくれたので、中から点を取るというのもウチはできますし、良い形だったと思いますね。でも、練習からああいうシーンは良く狙っているので、試合の中でたまたま起きたというより、練習の中でああいうシーンがあったら「相手の足がどう出るかな」というのは良く見ながら練習していますし、特にそういうパスを航也に出すシーンがメチャメチャ多かったので、本当に練習した形でアイツが点を取ってくれたかなという感じです。航也も「股から来るな」というのは思っていたらしくて、本当に途中出場の2人が流れを変えられたという形で、航也が上手くトラップしてくれて、流し込んでくれて良かったですし、たまたま起きたという訳ではなく、練習からできていたことだったので良かったと思います。
Q:今年はゲームに出る機会が増えていると思いますが、そういう部分で自信が付いてきている所もありますか?
A:そうですね。試合に毎週出ていると体のキレも違いますし、気持ちも全然違います。今日も交替の2枚目のカードで監督が選んでくれるというのも、自分としては嬉しいですよね。失点した時の監督の顔を見たり、なかなかチャンスができていない時の監督の表情を見たりとかして、「自分が活躍して喜ばせよう」と思っていたので、それができて良かったです。
Q:小林監督は非常に指示の細かい方だと思いますが、その指導を受けることで自分が成長している実感もありますか?
A:本当にそれは感じています。僕は元々トップ下というタイプで、下がって受けたり自由にやるようなプレースタイルでしたし、そういうキャリアを送ってきたんですけど、エスパルスに来て、監督が小林さんになって、どちらかと言うとトップ下というよりは「2トップで連動して組め」という風に言われていて、あとはフォワード1枚での駆け引きとか、トラップの置き所とかの指導が凄く細かくて、特に僕とか航也とか石毛くんといった若手には、居残りでずっと指導して下さっているんです。
Q:体の向きとか凄く細かいですよね。
A:そうですね。本当に細かいですし、居残りのシュート練習で、ちょっとトラップミスをすると「ちょっと来い」と言われて、さらに別の居残り練習が始まってしまうんですけど(笑)、そういった所も本当に熱心に指導して下さって、僕らとしては本当にありがたいですし、居残り練習で監督にお世話になっている分、そういうことが航也や僕らの結果に出たのだと思います。今はチームのためにプレーすることが一番ですし、今日も攻撃面でもアシストできて良かったですけど、守備のスイッチを入れることも監督が凄く求めていることなので、そこをうまくできたのも良かったと思います。
以上です。
土屋
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