埼玉スタジアム2002で行われた
2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の
日本×アラブ首長国連邦は
1-2でアラブ首長国連邦が勝ちました。
以下、試合後の記者会見における
アラブ首長国連邦・マハディ アリ ハッサン監督のコメントです。

（アラブ首長国連邦・マハディ アリ ハッサン監督）
Q：本当に素晴らしい結果でした。この記憶に残る勝利について、今の感想をお聞かせ下さい。

A：本当に素晴らしい気分です。この勝利はアジアの中でも本当に最高のチームの1つと戦って勝ったということで、しかも日本で日本代表と戦って勝ちましたので、選手のこのスピリットに対して、90分間ピッチで戦った選手たちを称えて、「おめでとう」と自分からも言いたいと思います。この結果は非常に嬉しいですし、今後の試合に対しても自信が付きますが、ただ、やはりたとえ最終予選の1試合目を勝利で飾ることができたといっても、これは1つの試合に過ぎません。まだ何も達成した訳ではありませんので、これからまだまだこの最終予選の試合が続くということで、しっかり気を引き締めていかないといけないと思います。

Q：今回のステージは終わりました。これから次のステップに向けて、今度はオーストラリアとアブダビで全然違う時間のゾーンで戦うことになりますが、時差に関してどう思いますか？またその点をどうカバーしますか？

A：まだ試合が終わったばかりですので、90分間戦った選手の状態はこれから見る必要がありますし、どれだけリカバリーができるかということも判断する必要があります。足が攣った選手もいますので、そうした点も注意をして、ただ、本当に早く回復させていきたいと思います。時間がありません。こんなに大変な移動があるのはアジアだけです。11時間も移動することがありますし、アジアのこの地域内でも5，6時間の時差があります。でも、これは慣れるしかありません。次は東方向ではなく西方向に行きますので、その方が体は楽です。この後にすぐに直接空港に行って、飛行機に乗って、そこからは回復のステップに移りたいと思います。

Q：我々UAEメディアがとても恐れていたのは最初の15分間でした。残念ながら先制点を11分で入れられましたが、どのように逆転できたのでしょうか？考えをお聞かせ下さい。

A：やはりこの試合に照準を合わせて、7月から長い準備期間を送ってきたということが大きかったと思います。なぜかと言いますと、とにかくこの試合がいかに重要かということが理解できていたからです。ここで良い結果を出せば本当に自信が付いて、次に進むための勢いが付きます。ただ、そうは言ってもこれは1つの試合に過ぎませんし、まだ何も達成した訳ではないです。それでも自分自身幸せですし、選手のことを思っても幸せな気持ちになります。選手たちは私が指示したことはすべて実行してくれました。「日本はプレスがキツい」という風にあらかじめ伝えておきました。本当に良くやりました。ですので、先制点を取られた後に2点ゴールを取れたのは本当に嬉しいです。また、私たちのチームはしっかりとした個性があります。また、今回の試合というのは対日本代表というだけでなく、他にも長い移動距離や時差ボケなどとも戦いました。それらをすべて乗り切って、良い結果を出すことができて非常に幸せです。

それから私の方から、まず日本サッカー協会の皆さまに、非常に良くしていただきましてお礼を申し上げます。それからこの素晴らしいスタジアム、ここにお越し下さったファンの皆さまにも「本当にありがとうございます」と伝えたいです。本当にエキサイティングな経験をすることができました。

以上です。

土屋