味の素スタジアムで行われた
2016 明治安田生命J2リーグ第28節の
東京ヴェルディ×ツエーゲン金沢は4-1で東京Vが勝ちました。
以下、試合後の記者会見における
金沢・森下仁之監督のコメントです。

（金沢・森下仁之監督）
まずは本当に完敗でした。特にスコアは2-1からの2点は、もちろんリスクはしっかり管理しながら、取られないように取りに行かないといけないんですけど、ただ前半から自分たちの狙っていたような網に掛からなくて、ヴェルディさんも自分たちの最終ラインのギャップに対して、2トッププラス澤井選手なども入ってきて、ちょっとそこで自分たちが一番今日の試合で苦労しましたし、そこで引っ掛からない中でカウンターもそれほど効果的に繰り出せなくて、結局はそこでマイボールになっても最終ラインからで、最終ラインも自分たちの攻撃が組み立てられずに、本当に収まり所もなく、自分たちの攻撃も今日は本当にできなかったなというような印象です。ヴェルディさんにしっかり対策を取られた中で、やられたような印象でもありました。ただ、ここは間が2日しかないので、本当にここでまたちょっと心が折れるようなやられ方ですけど、しっかり準備して、こういう時こそ、また次のゲームに立ち直っている所をしっかり見せたいなという風に思います。

Q：ダビ選手は非常に特徴がハッキリしている分、逆に使い方も難しいのではないかなという印象も受けたのですが、今日彼に期待したことと、実際の90分間での評価というのはいかがでしたか？

A：チームが攻撃の切り替えの所でカウンターというのを1つ攻撃の所のポイントにしているんですけど、そのカウンターの所で彼のスピードを生かしたいと。ただ、例えば自分たちが守備に追われている時の彼のポジショニングだったり、次はどこで奪えて、どういう所からボールが出るのかとか、そういった所には2カ月弱は一緒にトレーニングはしているんですけど、実際に公式戦の中での積み重ねがまだなくて、比較的自分からもどんどんボールを要求する方ではないので、そのへんでもう少し感覚的に「自分にもっとボールをよこせ」というような、味方の選手へのアプローチがありながらも、少しアバウトでもボールを裏に出していけるような形とかがもう少し増えれば良いと思います。ただ、今日は全体的にヴェルディさんもボール回しの所で最終ラインが少し深みを取るので、「前を向ける所があるんじゃないかな」という僕自身の分析の中で、どうしてもちょっと下りてくる時間や回数が増えていて、もう少しサイドのスペースに流れていくような場面があると、前向きで彼が高い位置にボールを運べるようなことももう少しできたんじゃないかなと思いますし、チームとしてもそういう所をもう少し強みにできたのかなという風に思います。特徴は確かにハッキリしているんですけど、まだまだ味方の選手もどんな所に動くとか、どこまで守備をさせる中で彼に攻撃の良さを出していかせるかとか、本当にもう少し時間が掛かるのかなと周りも思っていますし、彼自身も日本のサッカーに「少しリズムが速い」と戸惑っている部分もあるみたいなので、そのへんは慣れてくればもう少し良いプレーができるんじゃないかなという風に思います。

以上です。

土屋