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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2016年07月19日

J1-2nd第4節 浦和×大宮マッチレビュー

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J1-2nd第4節 
浦和レッズ×大宮アルディージャ@埼玉スタジアム2002
浦和レッズOB:酒井友之 大宮アルディージャOB:橋本早十
実況:下田恒幸 インタビュアー:桑原学


【浦和レッズ ミハイロ ペトロヴィッチ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q:このドローという結果をどう捉えてらっしゃいますか?


A:本当の"ダービー"という、そういうゲームだったと思います。雰囲気もゲームの内容も含めて、非常にハードなゲームだったと思っています。我々が1-0でリードした後、前半のアディショナルタイムに同点に追い付かれ、その後は再び我々もリードをしたんですけど、その後は「非常に真っ当かな」というシーンの中で同点に追い付かれてしまいました。我々の選手がペナルティエリアの中で倒れている間に試合が始まり、その流れの中で倒れている選手のサイドを突かれて失点してしまいました。選手たちは最後まで全力で、最後の一滴の力まで振り絞って勝利すべく戦ってくれたと思うんですけど、引き分けに終わってしまいましたが、非常にオープンな良いゲームだったと思います。結果の2-2という引き分けに関しては、我々のチームは決して満足はしていませんけれども、非常に良いゲームだったのは確かだと思います。


Q:これで興梠選手と遠藤選手がリオ五輪に向けてチームを離れますが、これからまた難しいゲームが多い中でどうやって戦っていこうと考えてらっしゃいますか?


A:興梠選手と遠藤選手はオリンピックチームに行きますが、やはり彼らのオリンピックでの活躍を期待して、応援して、彼らが金メダルを持って日本に帰ってきてくれることを願っています。我々チームとしてはその2人のオリンピック選手が抜けた後も、彼らがいなくてもチームとして十分戦えると思っています。我々は今いるメンバーでとにかく今後の戦いも含めて、全力で戦っていきたいと思っています。


Q:また次の鹿島とのビッグマッチも好ゲームを期待しています。


A:ようやく連戦も終えて1週間ある中で我々も準備できますので、やはりこの気温の中で連戦を戦うというのは、選手たちも非常に肉体的にも精神的にもキツかったと思うんですけど、この1週間の中で良い準備をして、鹿島と浦和という素晴らしい2チームが、五分に渡り合える素晴らしい試合になるんじゃないかなと思います。


【大宮アルディージャ 渋谷洋樹監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q:非常に見応えのあるゲームでしたが、90分をどう振り返りますか?


A:まずファーストステージはホームで残念な結果だったので、ファン・サポーターに申し訳ない気持ちで今日のゲームに入りました。選手がアグレッシブに、本当に攻撃的にプレーしてくれたことが良かったですし、レッズさんは元から攻撃的なチームなので、守備においても自分からボールを奪いに行く、攻撃でも前を意識するという所が、こういう見応えのあるゲームになったのではないかなと思います。


Q:多彩な攻撃を持つ浦和に対して、今日の守備のポイントというのはどんな所だと考えてらっしゃいましたか?


A:昨日1日しか準備がありませんので、私自身のイメージ通りの守備を凄くしてくれていました。それで結果が出なかったのは、私自身凄く責任を感じています。攻撃においても凄く相手の弱点の所を良く突いてくれましたし、非常に選手たちが考えながら、決断してプレーしてくれたなと思います。


Q:浦和の特徴でもある大きな展開で幅を使われた時にピンチが少しあったと思いますが、そのあたりはどうご覧になっていましたか?


A:逆に言えば中央を使われていないということは、引き出されていないということなので、対応しやすいかなと自分では思っていました。ということは、しっかりと守備は中央を埋めていたと。ということは、外にしかボールが出ないと。その予測が立つので、それで1失点しましたけど、あれは中の選手のマークをしっかりしないといけない所ができなかっただけなので、本当に今後そこはもう1回整理してやりたいですし、あの外からの攻撃というのはイメージ通りだったと思います。相手の攻撃のイメージの中で対応するということはできていました。


Q:今日はマテウス選手を連続スタメンで使いました。あのゴール以外でも非常に良く基点になっていたと思いますが、期待されていた役割はどんな所だったのでしょうか?


A:昨年から来ていますけど、「J1での結果がすべてだ」と昨日彼にも言いましたし、本当に今日結果が出なければ、彼も今後試合に出続けられるかどうかはわからない選手だと思います。ウチはそれぐらい競争を凄くしているチームなので、今日彼はしっかりと結果を出しました。でも、もちろんロストしていることもたくさんあるので、もっともっとそこは引き上げないと。やっぱり今日の我々は良い試合だったと言われるかもしれないですけど、まだ勝っていないんです。この間のガンバ戦もそうです。ファーストステージもそうです。勝てていないので。やっぱり勝つチームにしないといけないと思っているので、今日は良い試合をして結果を求めていた中で、そこは彼も引き分けの2点目という形では凄く貢献してくれましたけど、まだまだみんなで引き上げて行きたいと思います。


Q:こういう暑い中での連戦でもありますし、交替カードの切り方も非常に重要だったと思いますが、今日はそのうちの2枚がアクシデントによるものでした。サッカーで"たられば"を言っても仕方がないのですが、あれがなければこういう風にしたかったというようなことがあれば、お聞きしたいのですが?


A:もう3戦目ですので、私自身も交替枠で誰を使うかというのは、そこの所も競争があって、私はいつも外す作業をしている訳なので、やっぱりそこは逆に今日途中から出た選手がしっかりプレーしてくれたことが良かったですね。アクシデントでケガをすることはサッカーであることなので、負けていたらこういうイメージ、勝っていたらこういうイメージというのはありましたけど、アクシデントで交替した選手たちは本当に必死にやってくれたなと思います。


Q:勝ち切れなかったというお話もありましたが、力のある浦和相手に正面からぶつかって、撃ち合っての2-2は自信になった部分も多かったんじゃないかと思いますが、そのあたりはいかがですか?


A:そうですね。レッズさんがああいう形で攻撃的なので、我々にスペースを与えてくれたり、攻撃をさせてもらえる時間を創らせてもらっていたので、このゲームはこのゲームでしっかりと反省してやっていきたいと思います。トップレベルの浦和さんに対して、ファーストステージは負けましたけど、引き分けたことに対しては選手たちはしっかりとプレーしてくれたなと思うので、この間のガンバ戦もそうですけど、絶対にこの引き分けから、次は絶対に勝ち切る力というのを大宮は付けていきたいと思いますので、選手と共に一生懸命頑張っていきたいと思います。


【Jリーグブログ的データ】
J1-2nd第4節@埼玉スタジアム2002
浦和レッズ 2-2 大宮アルディージャ

入場者数:53,951人 天候:晴、無風
気温:26.4度 湿度:78%
主審:家本政明
副審:山際将史、西橋勲
第4の審判員:森川浩次


《得点者》
<浦和>
37'柏木陽介④(FK)
59'武藤雄樹⑤(アシスト:関根貴大)
<大宮>
45+4'江坂任③(アシスト:横谷繁)
68'マテウス①(アシスト:金澤慎)


《選手寸評》
(浦和)
GK西川周作
失点は2つともノーチャンス。相変わらずの高精度キックにスタンドもどよめく
DF森脇良太
カバーエリアの広さは特筆すべき特徴。シュートを3本放つ積極性も
DF遠藤航
1失点目は完全に江坂に振り切られる。あのエリアでのシビアな対応は徹底したい
DF槙野智章
最終盤も攻撃参加は自重してバランス維持。ムルジャの決定機も懸命に阻止
MF関根貴大
2点目のアシストも含めてキレキレ。右サイドを切り裂きまくった
MF柏木陽介
スーパーなFKをダービーで披露。縦へのスイッチは普段ほど入れ切れず
MF阿部勇樹
2失点目は寄せが甘かったが、終盤のほどけ掛けた時間帯はさすがのリスク管理
MF宇賀神友弥
マテウスの対応に後ろ髪を引かれ、攻撃参加の回数は限られた
(→69' MF駒井善成)
切り返してのクロスに可能性はあったが、チャンスを創り切れなかった
MF李忠成
なかなか効果的にフィニッシュへ絡めず、後半早々に退いた
(→57' MF青木拓矢)
前へと出て行く意識は見せたものの、やはり3列目が適正ポジションか
MF武藤雄樹
久々のゴールは素晴らしかったが、勝ち越しのチャンス逸は痛恨の一言
FW興梠慎三
ポスト直撃のシュートを放ち、1点目に繋がるFKを獲得するも疲労の色は隠せず
(→57' FWズラタン)
興梠との比較で考えれば収まりもシュート意欲もやや物足りない


《選手寸評》
(大宮)
GK加藤順大
西川同様に2失点はノーチャンス。武藤の決定機は飛び出すタイミングが抜群だった
DF奥井諒
逆サイドまでカバーする献身性が負傷を呼んでしまった感も
(→26' DF渡部大輔)
難しい状況での登場も、きっちりゲームの流れに乗って好パフォーマンス
DF山越康平
1失点目のFKに繋がるファウルはやや不運だったが、2失点目は前に入られてしまった
DF河本裕之
高さは無双。この日のピッチの中では最も空中戦に強かった
DF大屋翼
彼の守備力をもってしてもこの日の関根は止まらなかった
MFマテウス
前半からのアグレッシブな姿勢が後半のゴラッソで結実。定位置を掴めるか
(→74' FW清水慎太郎)
決定機を外してヒーローになり損ねるも、間違いなく計算できる戦力になりつつある
MF横谷繁
アシストも含めてセットプレーはチームの大きな武器。今のチームには必要不可欠
MF金澤慎
最終盤まで落ちない脚力がそのバランス感覚とともにチームを支えている
MF泉澤仁
遅攻時にもカウンター時にも威力を発揮。往時のキレが戻ってきたか
FWペチュニク
エリア内で放った2本のシュートのどちらかはせめて枠へ収めたかった
FW江坂任
豪快なヘディングで値千金の同点弾。もう少しプレーを見たかった
(→61' FWムルジャ)
2点目を呼び込むフリーランは見せるも、シュートゼロは寂しい数字


再放送スケジュールは
7月20日(水)午後10:45~深夜1:00 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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