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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
「我々は帰ってきたぞ。約束の場所へ!」
ということで、2年ぶりに帰ってきました。約束の場所へ!
昨年は改装中ということで三井ガーデンホテル柏の葉で行われた
柏レイソルスタートミーティング。
前身のサポーターズカンファレンス時代も含めれば
11回目となる今回の舞台は改装も終わり
すっかりフロアも座席もリニューアルされたおなじみ柏市民文化会館。
昨年の三井ガーデンホテル柏の葉も素晴らしい会場でしたが
やっぱりこの会場の外で入場を待つサポーターの皆さんを見ると
「帰ってきたなあ」感がありますねえ。
2倍近い倍率を潜り抜けて当選された1200人のサポーターを迎えて
14時30分に幕が上がったスタートミーティング。
第1部のキックオフを告げるブザーが鳴り響き
「もはやこのイベントの司会者といえば俺だ」という
自信に満ちた足取りで登場するのは桑原学さん。
なぜか会場からは大きな拍手が送られます(笑)
そんな自信満々の桑原さんのご紹介で登壇されたのは
瀧川龍一郎社長、寺坂利之GM、広川邦生強化部長の3人。
桑原さんのご紹介で、私は初めて気が付きました。
瀧川社長の名字、「タキカワ」なんですね。「タキガワ」じゃなくて。
しかも、お名前に"龍"の字が2つも入ってらっしゃるとは。
言わば"ダブルドラゴン"じゃないですか!リー兄弟じゃないですか!
キックオフ早々、個人的にはかなり大きな発見をしてしまいました(笑)
第1部に関しては後日クラブから議事録が公開されますし
第2部をガッツリご紹介したいという想いから
詳細は割愛したいと思います。
1つだけ強調したいのは先ほどややイジらせていただいた
桑原さんが八面六臂の大活躍を見せていたということです。
寺坂GMがサポーターからの質問を募った流れの中で
ややサポーターの皆さんも聞きにくかったような質問を
バチバチ登壇者の皆さんへぶつけて行きます。
そのアグレッシブさには会場からも期せずして拍手が巻き起こるほど。
そんな皆さんの後押しもあってか
グイグイ質問していく姿には軽い感動を思えるほどでした。
この姿勢を今シーズンのJリーグ中継にも
持ち込んで頂けることを願っております(笑)
第2部は新監督や新加入選手の紹介コーナー。
サポーターの皆さんもお待ちかねの時間です。
桑原さんの呼び込みでトップバッターとして登場したのはもちろん
新シーズンから柏レイソルの指揮を執ることになったミルトン・メンデス監督。
姿を現すやいなや満面の笑みを浮かべ
大きく手を振りながら時折サポーターへ拍手。
そして、席に着くやいなや変わらぬ満面の笑みで「コンニチワ」。
絶対メッチャいい人じゃないですか(笑)
サポーターから送られる拍手の音量も凄まじいものがありました。
約11分。
監督の挨拶をお聞きした感想は、ハッキリ言ってパーフェクト。
時折ヒートアップしながら熱弁を振るいつつ、にこやかな表情は崩さず
全ての話終わりには必ず「アリガトウゴザイマス」。
合間には「ちゃんと質問の回答になっていますでしょうか?」という気遣いも。
日本へ、そしてレイソルへ馴染もうとする姿が
前面に滲み出ていたと思います。
かなりのエネルギーに満ち溢れている御年50歳ですね。
あと、私は比較的ステージの近くにいたので偶然気付いたのですが
座席に付いた直後ぐらいにノートを取り出して
それを少し見ながら色々な話をされていました。
しっかり準備もされてきたのだろうなあと。
新通訳の焼田功通訳との呼吸もバッチリで
素晴らしいファーストインパクトだったのではないでしょうか。
挨拶の後はやはりこのミーティングに欠かせないイベントの1つ、
スローガンの発表です!
ミルトン・メンデス監督が自ら掲げたボードに記されていたのは
日本語とポルトガル語のダブル体制。
前者は「柏から世界へ」。
後者は「UNIDOS SOMOS FORTES(一致団結、一心同体)」。
メンデス監督も「カシワカラセカイヘ!」と力強く言い切ります。
すると、そのメンデス監督が突然提案。
「今、みんなで言いましょう!『柏から世界へ』を」と。
「ああ、この人もそういうのやりたいタイプなのね(笑)」と
会場中が思ったと同時ぐらいに
(メンデス監督)「イチ!ニ!サン!」
(会場)「ああ... 柏から世界へ...」
カウント、唐突過ぎるわ(笑)
(メンデス監督)「カシワ... todos!(みんなで言いましょう)」
(会場)「え、またやるの?(笑)」
(メンデス監督)「カシワカラ」
(メンデス監督&会場)「セカイヘ!」
こういうのやりたがる上司いますよね(笑)
でも、嫌いじゃないです。
間違いなく会場に一体感出ましたから。
続いてはメンデス監督からスローガンに籠められた想いと
サポーターへのメッセージ。
「団結という話をした時に、サッカーの歴史において
皆さんもよくご理解いただいていると思いますが、1人では何もできないです。
グラウンドにおいて選手がしっかり団結するという意味は
1人が周りのチームメイトをしっかりとサポートすると。
コーチングスタッフもしくはクラブ関係者が選手をしっかりサポートすると。
そして、みんなが団結することで家族として戦うのです。
その中で日本ではかつての名将が弓矢の話をされたという風に聞いています」
アレ?それってもしかして...
「戦場において1人で戦うというのは非常に心細いものです」
戦場?それってもしかして...
あっ、やっぱり取り出した!
「1人だと簡単に死んじゃいます」
あっ、やっぱり折った!
「△●$×♯%◇□(ポルトガル語で楽しそうに)」
あっ、やっぱり3本取り出した!
なんかメッチャ笑顔で折れにくいって演技してる(笑)
「これが我々の言う所の団結という意味です。
この弓矢のように、この1本は皆さんの存在であり
選手であり、サポーターであって、クラブ関係者
レイソルに関わる全ての方々の存在です。
これがお伝えしたかった話の内容なんです。
一致団結というのはこういう意味です。イッチダンケツ!」
やりますねえ。ミルトン・メンデス。
誰に弓矢用意させたのよ(笑)
続く独壇場。
「色々と情熱的な方ですから
色々なパフォーマンスが登場して面白いですね」と桑原司会者がまとめに入ると
またも突然メンデス監督から
「1つだけ補足事項としてお話しさせて頂いてよろしいですか?」と。
会場にも「何?何?まだなんかやりたいの?(笑)」感が充満します。
「我々は控室でここの中継を拝見させて頂いていたのですが
この中のどなたかが『自分の街に柏レイソルの広告が足りないんじゃないですか?』
というお話をされていたと思うんです。その方、どちらにいらっしゃいますか?」
第1部でそういう趣旨の質問をされた方がいたんです。
「自分の住んでいる街にはポスターを含めてレイソルを感じる物が少ない」と。
2階席にいらっしゃったその方を見つけたメンデス監督は
「ちょっとこちらに来ていただくことは可能ですか?」
何?何すんのよ、メンデス?(笑)
すると、スタッフから大津祐樹のネームが入った
10番のホームユニフォームを受け取ったメンデス監督は
こう切り出します。もちろん満面の笑みで。
「このユニフォームを差し上げたいと思っています。
このユニフォームを着て、街で精いっぱい広告して下さい(笑)」
会場は拍手と大爆笑。
この人、オモロいっす。
しかもオモロいと思ったことはすぐにやりたくなっちゃう人なんですね(笑)
でも、凄く明るくて素直に「いいなあ」と思いました。
だいぶ長くなってきたので
ここまでを前編とさせていただきます。
次回は中編として新加入選手ご紹介のくだりを、
最後は後編としてミーティング後に行われた囲み取材でお聞きした
新加入選手のインタビューをお送りしたいと思います。
お楽しみに~
土屋
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