レベルファイブスタジアムで行われた
2015 J1昇格プレーオフ準決勝の
アビスパ福岡×V・ファーレン長崎は1-0で福岡が勝利し
決勝進出を決めました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
長崎・高杉亮太、梶川諒太のコメントです。

（長崎・高杉亮太）
Q：J1に上がるためにはどこをもうちょっと鍛えるべきだなと
感じてらっしゃいますか？

A：守備はしっかりできていたんですけど
攻撃の所で行く時の迫力がそんなにないのかなと。
リスク管理をするのは大事なんですけど
行く時に仕留めるというか、勢いが必要なのかなとは思います。

Q：両チームのシステムが全く同じ形で
どこかで違いを出さないと均衡が崩れない形だったと思いますが
チームとしてはどこを崩そうという狙いを持っていましたか？

A：お互いにディフェンスの時に5枚になる状況だったので
まずはワイドの所で相手のワイドを引き出して
スペースを空けたいというのがありました。
そこは前半から上手く使えていたとは思うんですけど
そこからどう攻めるかという課題があったので
そこで走る勝負というか、CBの脇を使いたいというのはありました。

Q：今日は左に神崎選手が入っていて
実際にあそこからチャンスも作れていたと思いますが
古部選手のオーバーラップも含めて、左の使い方はいかがでしたか？

A：前半は選手間の距離が凄く良くて
細かいパスで突破もできていましたし
その分だけ後半は少し古部が前に出て、神崎もちょっと押し込んで
そこで長いボールというダイナミックなプレーができて
センタリングまで行けていたので、そこはバリエーションというか
どっちもできるというのは良かったと思います。
その分、右は（三鬼）海からクサビがどんどん前半から入っていたので
左右違う攻撃ができていたというのは良かったと思います。

Q：ウェリントン選手はなかなかJ2ではいないような
高さと強さを持った選手だと思いますが
今日の彼への対応というのはいかがでしたか？

A：うまくできていた方なのかなと思います。
結構前半は誰かCBが競った時に、他のCBがカバーするんじゃなくて
ワイドも含めてカバーするというのは意識していたので
そこはうまくハマっていたと思います。
「映像で見ているよりはやられていないかな」とは思いましたけど
単純に強いので基点は作られる中でも
プレスバックで戻る守備もしっかりできていたので
そこから決定的なチャンスまでは行かれていなかったと思います。

Q：セカンドアクションが勝負でしたよね。

A：最初に負けるのはわかっていましたし、そこはほぼ諦めていたので
競るヤツはどうにかして自由にさせないというのがあって
周りはもう「負ける」と思って動いているので
その部分のカバーというのはできていたと思います。
前の選手も自分の上をボールが越えたらすぐに帰るというのは
約束事でずっとやってきたことなので
そこはいつも通り出せたと思います。

Q：高木監督が会見の中で
「負けたことは悔しいけどある程度やり切った感じはある」
とおっしゃっていて、試合が終わった後の選手の様子を拝見していると
当然悔しさの中にも確かにやり切った感じも見えたんですけど
高杉選手はいかがですか？

A：悔しいのはみんな悔しいですけど
ある程度自分たちのやりたいプランというのはできていましたし
ずっと勝っている福岡相手に
あの攻撃力を出させなかったというのはプラン通りでしたし
何が僕らが上回っているかといったら失点の少なさしかない状況で、
なるべく0-0を続けて、緊張感を持たせた試合にしたいというのはあったので
セットプレーで失点したのは悔しいですけど
ある程度自分たちの1年やってきたことは凄く出せたと思います。
結構勝ち点も離れていた福岡に通用したというのもあったので
悔しいですけど、できなくて負けるのとできて負けるのは違いますし
本当の力だったり、勢いの差なのかなというのは感じました。

（長崎・梶川諒太）
Q：やりたいプレーはどれぐらいできましたか？

A：ボールを受ける所はいつもどおりできたと思いますけど
そこからもう１つ、怖い選手になることを考えると
物足りなかったと思います。

Q：それはシュートやゴールという所ですか？

A：そうですね。そこに行くのは難しかったですけど
ラストパスだったり、ヨンジェとか（佐藤）洸一くんと関わりながら
うまく運べたら良かったですけど。

Q：いい位置に入っていったと思いますけど。

A：そうですね。ボランチはうちのボランチに対して
結構タイトに来るのがわかっていたので
食いついた所の間で受けられるだろうと思っていましたし
もっと受けても良かったかなと思いますけど
あとは三鬼の所から斜めに出すボールは
練習の時からずっとやっていましたし
シーズンを通してずっとアイツの得意なプレーはわかっていて
入った瞬間にそこの間は意識していました。
そこにボールが何度が入ってきたのは良かったと思うので
そこから先の部分での課題になってくると思います。

以上になります。

土屋