レベルファイブスタジアムで行われた
2015 J1昇格プレーオフ準決勝の
アビスパ福岡×V・ファーレン長崎は1-0で福岡が勝利し
決勝進出を決めました。
以下、試合後の記者会見における
福岡・井原正巳監督のコメントです。

（福岡・井原正巳監督）
まず今日のプレーオフは初めての経験ではあったんですけど
本当にレベスタに多くのサポーターが駆け付けてくれて
我々にパワーを送ってくれたことは本当に感謝していますし
最高の雰囲気を今日も作っていただいたので
何とか1-0という形で決勝に駒を進めることができました。
本当に感謝しています。
試合の方ですけど、6位の長崎さんは本当に守備の堅い力のあるチームだったので
我々としては今日のゲームも難しい試合展開になるだろうなという予想で入りました。
また、レギュレーションが引き分けでも我々の方が決勝に進めるという形で
メンタル的にもどういう風に入るのかというのが凄く難しい戦いになりましたけど
選手たちに言っていたのは「最初から勝ちに行こう」と。
「しっかり積極的に攻めて、積極的に守って勝ちに行こう」と
「リーグ戦と同じような戦い方をしよう」という形で
試合に臨んだのが結果的には非常に良かったかなと思います。
前半から良い入りができて、しっかり押し込むこともできましたし
気持ちも入っていたゲームができたのかなと思っています。
90分間本当に集中力も保って、全員がハードワークして
リーグ戦と同じような形で試合を進められたことが
後半のゴールにも繋がったと思いますし、それを1-0という形で
しっかり守り切ることができたのかなという風に思っています。
ただ、まだもう1試合昇格のためには
決勝でしっかりと勝たないといけないと思っていますので
今日と同じようにまたしっかりと良い準備をして
12月6日のファイナルに向けて、相手がセレッソさんに決まりましたけど
セレッソさん相手に良い試合ができるようにまた準備したいと思います。

Q：相手にシュートも3本か4本しか打たれていないと思いますが
守備の所で特に大事にされていた所はどういう所だったのでしょうか？

A：やはり前線の3人、特にトップのイ選手の前へのパワーであったり
背後への動き出しというのはカウンターや高さという所も含めて
非常に力のある選手だったので
そこで基点を創られないようにということは
ウチのディフェンスラインにはかなり言っていました。
そういう部分で今日は競り合いの所も
しっかりとタイトに競れていましたし
彼の横にいる2人のシャドーの梶川選手と佐藤選手も
非常に良い飛び出しであったり、アクセントを付けられる選手なので
その3人をしっかり抑えることと
今日は左サイドで本当は古部選手が来るかなという予想もあったのですが
メンバーが少し変わっていたので、そのへんの所も含めて
サイドの所も抑えに行こうという話はしていました。
そのへんの守備の所は本当に90分間マッチアップした選手が
1対1の所も含めて粘り強く、また1人だけではなくて
2人3人でしっかりとグループ、チームとして機能していたのかなと思います。
ピンチもありましたけれども、本当にGKの中村を含めて
全員でしっかりと守り切ったゲームではないかなと思います。

Q：点を取った後にピッチの選手へ送った指示を教えていただけますか？

A：1点取ったからといって引いて守るのではなくて
同じようにしたたかに攻める気持ちを持ちながらという風には言っていましたし
我々が本当にゲームを終わらせるのは
最後の何分間かだけだという話もしていたので
最終的には残り何分か、アディショナルタイムに入ったくらいで
ゲームを終わらせる形という風に選手たちも
しっかりそのへんは意識してやってくれていたかなと思います。
終了間際のFKとかも狙わないで
サイドでキープするという所もありましたけど
もう1点取りに行くというか、狙える所もあったので
そのへんは選手たちに任せている部分ではありました。

Q：相手がセレッソということになりましたが
今の時点ではこの1週間をどう進めて行こうと考えてらっしゃいますか？

A：もう本当に我々は今までやってきた1年間の積み重ねの
集大成だと思ってやるしかないと思っていますし
セレッソさんの方が順位は下ではあったんですが
大阪でのセレッソさんのホームスタジアムで
やらなくてはいけないという難しさはありますけど
そのへんも含めて我々はそういう状況でも
今年はすべて覆して結果を残してきているので
最後まで自信を持って良い準備をして臨みたいと思います。
セレッソさんも監督も替わり、今は少しこれまでのシーズンの内容とは
変わっている部分もあると思うので、しっかり検証して
また対策を練って決勝に臨みたいと思います。

以上になります。

土屋